2025/06/20 更新

写真a

ソノダ シュンスケ
薗田 峻輔
SONODA Shunsuke
所属
理工学研究科 総合理工学専攻
外部リンク

論文

  • マアジ(<i>Trachurus japonicus</i>)加工副次産物の加水分解物の給餌によるマウスの血清脂質濃度低下効果

    薗田 峻輔, 細見 亮太, 岩田 いづみ, 髙橋 大海, 角谷 直樹, 黒木 克翁, 村上 由希, 福永 健治

    日本健康医学会雑誌   33 ( 4 )   508 - 514   2025年1月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本健康医学会  

    水産加工会社では,魚の頭,皮,骨および内臓などの加工副次産物が多く排出され,この有効利用が求められている。我々は,マアジ(<i>Trachurus japonicus</i>)の加工副次産物(頭部・腹部・中骨・ヒレ)について,乾燥粉末(HMBP)およびプロテアーゼ加水分解物(HMBP-H)を調製した。本研究では,HMBPおよびHMBP-Hの血清脂質濃度に及ぼす影響をマウスを用いた動物実験により評価し,機能性食品素材としての利用の可能性を検討した。4週齢雄性C57BL/6Jマウスに高脂肪餌料(Control, カゼイン23 wt%),Control餌料にHMBPおよびHMBP-Hを添加した餌料を給餌した。HMBPおよびHMBP-H餌料は,HMBPおよびHMBP-H由来のたんぱく質が餌料中3.2 wt%になるようにそれぞれ添加した。飼育4週間後,常法により解剖を行い,血液および臓器を採取した。また解剖前に各マウスの1日分の糞を採取した。HMBPおよびHMBP-H群は,Control群と比べ,血清中性脂肪濃度の低下が見られた。この低下は,肝臓の脂肪酸合成の律速酵素であるfatty acid synthaseおよびacetyl-CoA carboxylaseのmRNA発現量の低下が原因の1つと考えられた。一方,HMBP-H給餌は,HMBP給餌では見られない血清総コレステロール濃度の低下が観察された。この低下は,肝臓cholesterol 7 alpha-hydroxylaseのmRNA発現量の上昇が関与している可能性が考えられた。これらの結果から,HMBP-Hは高脂血症を改善する機能性食品素材としての利用が期待できると考えた。

    DOI: 10.20685/kenkouigaku.33.4_508

    researchmap

    その他リンク: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I033966299

  • 簡易な低マンガン飼料を投与したラットにおける肝臓アルギナーゼ活性の低下と血清鉄濃度の上昇

    吉田 宗弘, 薗田 峻輔, 山口 由貴, 細見 亮太, 福永 健治

    微量栄養素研究   41   7 - 9   2024年12月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本微量栄養素学会  

    DOI: 10.51029/jtnrs.41.0_7

    researchmap

    その他リンク: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I033884741