2024/04/07 更新

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イザワ サヤカ
伊澤 明香
IZAWA,Sayaka
所属
外国語学部 准教授
職名
准教授
外部リンク

学位

  • 博士(日本語・日本文化) ( 2019年3月   大阪大学 )

  • 修士(文学) ( 2015年8月   ブラジル サンパウロ大学 )

研究キーワード

  • 日本語教育学、地域日本語教育、年少者日本語教育、バイリンガル教育、継承語教育

研究分野

  • 人文・社会 / 日本語教育

学歴

  • 大阪大学   大学院 言語文化研究科 博士後期課程   日本語・日本文化専攻

    2016年4月 - 2019年3月

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    国名: 日本国

    備考: 博士後期課程

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  • サンパウロ大学   大学院 哲学文学人間科学研究科 修士課程   日本語・日本文学・日本文化専攻

    2011年8月 - 2015年8月

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    国名: ブラジル連邦共和国

    備考: 修士課程

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  • 中学校教諭1種免許状外国語【英語】

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  • 中学校教諭1種免許状国語

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  • 高等学校教諭1種免許状外国語【英語】

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  • 高等学校教諭1種免許状国語

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経歴

  • 大阪経済法科大学   教養部   特別専任准教授

    2021年4月 - 2022年3月

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  • 大阪経済法科大学   教養部   特別専任助教

    2019年4月 - 2021年3月

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    国名:日本国

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所属学協会

  • 異文化間教育学会

    2024年2月 - 現在

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  • ヨーロッパ日本語教師会(AJE)

    2024年1月 - 現在

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  • カナダ日本語教育振興会(CAJLE)

    2022年4月 - 現在

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  • 日本語日本文化教育研究会

    2016年4月 - 現在

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  • 母語・継承語・バイリンガル教育学会

    2016年4月 - 現在

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  • 日本語教育学会

    2015年9月 - 現在

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  • ブラジル日本研究学会

    2011年8月 - 現在

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委員歴

  • 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会   理事(会計)  

    2024年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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論文

  • 日本語科目での遠隔授業の構築と授業運営 —日本語科目における先駆的事例— 招待

    伊澤明香

    大阪経済法科大学論集   ( 116 )   85 - 98   2021年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語  

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  • ブラジルの日本語学校に通う日系人の子どもたちの二言語作文力

    伊澤明香

    大阪経済法科大学論集   ( 115 )   1 - 22   2020年3月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 日系コロニア地域における日系ブラジル人の子どもたちの日本語会話力 招待 査読

    伊澤明香

    早稲田日本語教育学   ( 26 )   2019年6月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 日系ブラジル人の子どもたちの日本語能力に関する研究

    伊澤明香

    大阪大学 博士論文   2018年12月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:学位論文(博士)  

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  • 複言語・複文化社会ブラジルにおける日系の子どもの日本語能力の多様性 招待

    伊澤明香, 宮崎幸江, 松田真希子

    南米日本語教育シンポジウム2017:南米における日本語教育の現在と未来-日系社会のポテンシャル論集   2018年8月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • CLD児への日本語指導体制づくりに関する一考察-公立学校の管理職経験者へのインタビュー調査をもとに- 査読

    伊澤明香

    間谷論集   ( 11 )   105 - 134   2017年

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本語日本文化教育研究会編集員会  

    CiNii Books

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  • ブラジルの日系人の子どもたちの日本語の読解力に関する一考察

    伊澤明香

    日本語・日本文化研究   ( 27 )   2017年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 外国人児童が在籍する日本の公立学校での管理職の役割 査読

    伊澤明香

    Estudos Japoneses   2016年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 日伯間でブラジル人帰国生が教育の接続に成功するための学校選択 査読

    伊澤明香

    『複言語・複文化時代の日本語教育』 付録CD-ROM   89 - 98   2016年

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

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  • O percurso escolar dos filhos de decasséguis brasileiros retornados

    Sayaka Izawa

    Dissertação de mestrado, Universidade de São Paulo   2015年8月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:ポルトガル語   掲載種別:学位論文(修士)  

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書籍等出版物

  • トランスランゲージング・クラスルーム 子どもたちの複数言語を活用した学校教師の実践

    佐野愛子, 中島和子, 訳( 担当: 共訳 ,  原著者: オフィーリア・ガルシア, スザンナ・イバラ・ジョンソン, ケイト・セルツァー ,  範囲: 第8章 トランスランゲージングを通した指導と学習の再考)

    明石書店  2024年3月 

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  • 「日系」をめぐることばと文化 移動する人の創造性と多様性

    ( 担当: 共著 範囲: 第4章 多様化社会のファミリー・ランゲージ・ポリシー)

    くろしお出版  2022年10月  ( ISBN:9784874249147

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MISC

  • 国と国のかけはしを目指して ~南米一・サンパウロ大学大学院挑戦から今に至るまで~ 招待

    伊澤明香

    米国大学院学生会ニュースレターブログ   2021年12月

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    担当区分:筆頭著者  

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  • 日系コロニア地域における日系ブラジル人の子どもたちの日本語会話力 招待

    伊澤明香

    日本語学論説資料   5 ( 56 )   649 - 657   2021年9月

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講演・口頭発表等

  • サンパウロ大学から繋がった卒業後のキャリアと研究 招待

    伊澤明香

    第一回 サンパウロ大学 日本語・日本文学・日本文化研究科:活動の課題と成果 セミナー  2020年12月 

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    開催年月日: 2020年12月

    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • 文化的言語的に多様な子どもの話す力・聴く力の評価―JSL評価参照枠<話す><聴く>の年齢枠別記述文案作成―

    伊澤明香, 小林幸江

    母語・継承語・バイリンガル教育学会  2020年8月 

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    開催年月日: 2020年8月

    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 在留外国人集住地域における南米ルーツの子どもたちの日本語会話力―二言語の語彙力に着目して―

    伊澤明香, 井村美穂

    日本語教育学会 中部支部  2019年10月 

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    開催年月日: 2019年10月

    会議種別:ポスター発表  

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  • 「ブラジルの日本とつながりのある子どもたちの日本語保持と家庭内言語環境」『往還するこどものことばと教育 ー すべてがつながり、すべてが「+」になる教育をめざしてー』 招待

    櫻井千穂, 宮崎幸江, 伊澤明香, 平吹洋子

    第二回南米日本語教育シンポジウム EJHIB2019  2019年9月 

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    開催年月日: 2019年9月

    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • DLAを使ったブラジル継承語話者の子どもの作文データ分析

    伊澤明香

    母語・継承語・バイリンガル教育学会  2018年8月 

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    開催年月日: 2018年8月

    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • ブラジルの日系人の子どもたちの二言語作文に関する一考察-産出量に着目して-

    伊澤明香

    日本語教育学会春季大会  2018年5月 

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    開催年月日: 2018年5月

    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 母語・継承語・バイリンガル教育学会活動報告

    伊澤明香, 米澤千晶

    日本語教育学会 関西支部  2017年9月 

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    開催年月日: 2017年9月

    会議種別:ポスター発表  

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  • ブラジルの日系人の子どもたちの日本語保持の実態―アセスメント調査の中間報告― 招待

    松田真希子, 宮崎幸江, 伊澤明香

    南米日本語教育シンポジウム  2017年8月 

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    開催年月日: 2017年8月

    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • ブラジルの日系人の子どもたちの日本語保持の実態―ブラジルの日本語学校での横断調査から―

    母語・継承語・バイリンガル教育学会  2017年8月 

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    開催年月日: 2017年8月

    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 外国にルーツを持つ子どもたちが在籍する公立学校での支援体制の在り方―愛知県でのインタビュー調査からの考察―

    伊澤明香

    日本語教育学会 関西支部  2017年3月 

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    開催年月日: 2017年3月

    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 学習支援教室「きらきら教室」 講師養成講座 招待

    伊澤明香

    多文化共生センター大阪  2016年12月 

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    開催年月日: 2016年12月

    会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • 外国にルーツを持つ子どもたちのための学習支援教室の実践―保護者との協同活動に着目して―

    伊澤明香, 米澤千晶, 吉川夏渚子

    子どもの日本語教育研究会  2016年12月 

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    開催年月日: 2016年12月

    会議種別:ポスター発表  

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  • ブラジル人帰国生が日本とブラジル両国において教育接続するための家庭内サポート

    伊澤明香

    日本語教育学会 関西支部  2016年3月 

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    開催年月日: 2016年3月

    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 日伯間でブラジル人帰国生が教育の接続に成功するための学校選択

    伊澤明香

    継承語、アイデンティティ、バイリンガルの日本語教育に関する国際シンポジウム2015  2015年8月 

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    開催年月日: 2015年8月

    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • O percurso escolar dos filhos de decasséguis brasileiros retornados

    Sayaka Izawa

    Associação Brasileira de Estudos Japoneses  2014年9月 

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    開催年月日: 2014年9月

    記述言語:ポルトガル語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 「海外に赴く日本語教師の資質・能力」の再検討 ―海外経験のある教師教育者による省察的討論をもとに―

    門脇薫, 嶋津百代, 杉本香, 中谷潤子, 坪根由香里, 中山英治, 北出慶子, 西村美保, 伊澤明香, 松尾憲暁, 佐野香織

    日本語教育学会秋季大会  2023年11月 

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    会議種別:ポスター発表  

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  • 外国につながる子どもだった親の我が子へのファミリー・ランゲージ・ポリシー

    伊澤明香

    豪州日本研究学会研究大会 /国際繋生語大会  2023年9月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 移動する子どもへの保護者の言語教育観と家庭内言語

    伊澤明香

    カナダ日本語教育振興会 2022年年次大会  2022年8月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 外国人集住地域における南米ルーツの子どもたちの<聴く>力

    伊澤明香, 井村美穂

    日本語教育学会秋季大会  2021年11月 

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    会議種別:ポスター発表  

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  • 文化的言語的に多様な子どもの年齢に応じた<話す>力の特徴

    伊澤明香

    母語・継承語・バイリンガル教育学会  2021年8月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

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受賞

  • 優秀発表賞

    2015年8月   継承語、アイデンティティ、バイリンガルの日本語教育に関する国際シンポジウム 2015   日伯間でブラジル人帰国生が教育の接続に成功するための学校選択

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本語能力評価方法の改善のための調査研究事業

    2023年4月 - 2024年3月

    文部科学省受託事業  文部科学省受託事業

    事業推進委員

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    担当区分:研究分担者 

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  • 外国につながる子どもへの教育支援の連携・協働体制の在り方に関する研究

    研究課題/領域番号:22K13156  2022年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

    伊澤 明香

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    配分額:2080000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:480000円 )

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  • 文化的言語的に多様な子どもの教育のための汎用的言語能力の参照枠の構築

    研究課題/領域番号:21H00538  2021年4月 - 2026年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    伊東 祐郎, 松田 真希子, 小島 祥美, 真嶋 潤子, 小林 幸江, 櫻井 千穂, 菅長 理恵, 伊澤 明香

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:16900000円 ( 直接経費:13000000円 、 間接経費:3900000円 )

    本年度は, 文化的言語的に多様な子ども(Culturally Linguistically Diverse Children:CLD児)の発達に応じた言語能力記述文の策定を目的として,前身のJSPS(B)16H03433の研究で収集したDLAの録音・文字化データの分析をおこなった。具体的には,話す力の二言語相関分析により言語横断的な能力と言語個有の能力の一端を明らかにした。また,年齢に伴う発達として,話す力の概念説明,構成,ストラテジー使用,聞く力の重要語の理解度,書く力の文法性発達,読む力の文字の符号化,読解ストラテジー,読解力に焦点を当て分析し,年齢枠別の特徴を明らかにした。これらの結果は,学会発表,論文にまとめた。
    また,CLD児の複数言語能力評価の枠組み構築のため,移民受け入れ先進国の事例(欧州のCEFR for young learners,米国のWIDA, Translanguaging pedagogy, カナダのSTEP,豪州のBandscales)についての文献調査を実施した。中でも,Translanguaging pedagogyの評価・教育実践は,日本の教育現場でも援用できることが多く,本科研費研究の理論的枠組みに据えることとした。
    さらに,本科研チームメンバーが主体となり開発された文部科学省の『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA』の<はじめの一歩>と<話す>を,複数言語で活用できるように8言語(中国語,ポルトガル語,スペイン語,ベトナム語,フィリピン語,ロシア語,英語,タイ語)に翻訳し,複数言語能力評価のワークショップを開催すると同時に,本科研のホームページ上で公開した。

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  • 海外日本語継承語(JHL)コーパスの開発と日本語・日本語教育研究への応用

    研究課題/領域番号:20H01271  2020年4月 - 2025年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    松田 真希子, Daniel Long, 林 良子, 坂本 光代, 櫻井 千穂, 岡田 浩樹, 中井 精一, 福島 青史

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    担当区分:連携研究者 

    配分額:17420000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:4020000円 )

    本研究課題は南米を中心とした海外の日本語継承語話者コーパス(Japanese as a Heritage Language/ JHLコーパス)を構築し、応用研究を行うものである。2020年度はJHLコーパス構築のため、主に二つの事業を推進した。一つ目は南米にルーツをもつ日系人3世・4世世代を中心に100名のライフストーリーを聞くイベントをオンラインで実施し、それを録画した。特に幼少期の空間の移動、言語教育の移動の体験を語ってもらった。同時に南米日本語教師や年少者に対してオンラインで勉強会や対話的活動を実施し、南米日本語継承語話者の言語観、学習観に関する調査研究を行うことができた。もう一つは国際交流基金サンパウロ日本文化センターとの共同プロジェクトとして南米の年少者の複言語能力を調査し、録音録画データを文字化し、コーパスとして公開した。124名(ウルグアイ4人、コロンビア9人、チリ6人、ブラジル47人、パラグアイ58人)に対して、1対1の対面で約30分のインタビューを実施し、データを収集した。インタビューツールには、CLD児の言語能力評価ツールである「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA(以下DLA)」(文部科学省 2014)の〈はじめの一歩〉と〈話す〉および、「Oral Proficiency Assessment for Bilingual Children(以下OBC)」(カナダ日本語教育振興会2000)のタスクを用いた。また、実施にあたり、単言語での課題遂行でなく自身が持っている言語資源全てを活用しながら(Translanguaging)課題遂行を行なった。文字化テキストだけでなくELANを用いてストラテジーについてもアノテーション情報を付与した。今後はこれらのコーパスを用いた分析を進める予定である。

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  • 外国人集住地域における外国人児童の聴解力及び会話力に関する研究

    研究課題/領域番号:19K23303  2019年8月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

    伊澤 明香

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:2210000円 ( 直接経費:1700000円 、 間接経費:510000円 )

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  • JSL対話型アセスメントDLAの精緻化と外国人児童生徒のための教育的枠組みの構築

    研究課題/領域番号:16H03433  2016年4月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    伊東 祐郎, 真嶋 潤子, 小林 幸江, 櫻井 千穂, 菅長 理恵, 石井 恵理子

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    担当区分:連携研究者 

    配分額:17420000円 ( 直接経費:13400000円 、 間接経費:4020000円 )

    本年度のDLA<聴く>の研究実績は、次の3つに分けられる。(1)日本語指導担当者からの情報収集:東京都葛飾区、八王子市、宇都宮市、島根県益田市の教委主催の日本語指導担当者研修で実際の教育現場での日本語指導及びDLAの取り組みについての課題等を得た。(2)教育現場の見学:2018年から始動した葛飾区での来日初期の日本語教室、小学校、中学校での移行期指導の現場を見学し指導助言を行った。(3)DLA「聴く」のデータ収集と分析:DLA科研の目標達成のため、協力校の日本語話者の児童分のDLA「聴く」のデータを採取、分析を行っている。
    DLA<読む>については、昨年度(平成29年度)に収集した230名の日本語母語児童のDLA<読む>のデータの分析結果をもとに、テキストレベルの妥当性を検証した。その結果について学会で発表した。また、これまで収集の難しかったCLD生徒のDLA<読む>のデータ38名分を収集し、中学生(年齢枠12-15歳)のJSL評価参照枠<読む>の記述文の基礎データを得た。以上の基礎データをもとに作成したJSL評価参照枠<読む>の記述文を、30名の被験者の妥当性検証のためのパイロット調査を実施した。
    DLA<書く>の本年度実績は、5月20日に行われた科研会議において確認した方針に則り、各学年のステージ6の記述の精緻化を目指した前年度収集作文データの分析に取り組んだことである。また、日本の小学校に在籍する外国人児童生徒2名に対して、日本語習得についての振り返りインタビューを実施した。その他、教育委員会からの依頼による教員研修において、現場教員との意見交換、情報収集を行った。
    DLAの記述の精緻化を進める中で、「ダイナミック・アセスメント」としてのDLAの構造や特徴、課題選択を行うことの重要性について、日本語教育学会でのパネル発表に参加して発表した。

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  • 南米日系社会における複言語話者の日本語使用特性の研究

    研究課題/領域番号:16H05676  2016年4月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

    松田 真希子, Daniel Long, 渡部 倫子, 森 篤嗣, 宮崎 幸江, 小林 ミナ, 細川 英雄, 佐野 香織, 久野 マリ子, 中井 精一, 福島 青史, 伊澤 明香, 山本 和英, 林 良子

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:17030000円 ( 直接経費:13100000円 、 間接経費:3930000円 )

    (1)南米日系CLD児童の複言語能力に関する調査研究
    ブラジル8地点、パラグアイ5地点、ボリビア2地点、アルゼンチン1地点でCLD児童の日本語教育環境調査を行い、そのうち約100名に対してDLA(文部科学省2014)による日本語能力横断調査を行なった。パラグアイではスペイン語能力調査も合わせて行なった。その結果、日本語との接触場面が豊富に残る地域にあり、学習時間が長い南米日系日本語学校で学ぶ児童生徒は、加算的バイリンガルが育つ傾向にあった。また、日本で育った帰国児の日本語力保持・伸長についても、学校の立地やカリキュラムに影響を受けることが明らかになった。日本在住の日本生まれの日系CLD児童にダブルリミテッド状況が多数見られることから、在南米日系CLD児童生徒に対する言語教育実践から、複言語・複文化話者として育つために必要な環境整備への示唆が得られる可能性がある。
    (2)南米日系成人の複言語能力に関する調査研究
    ブラジル、パラグアイ、ボリビアの日系人移住地を訪問し、1世から3世の約30名に対して複言語能力に関する調査(自由会話、設定課題発話、言語生活調査)を行なった。調査の結果、南米の各地で、海外日系人の移住地の中でも高い日本語力を保持した複言語使用者が多く存在していることが確認された。特に3世以降でも優れた日本語複言語話者が多く存在していたこと、パラグアイ国境付近の日系人は4言語使用者も見られたこと、ボリビアの日系2世同士の自由会話では日本語とスペイン語、九州の方言の言語混交が起こっていたことなど、日系人の生活する社会や場面に応じた言語使用の多様性が確認された。
    今後、南米日系人の言語使用状況を使用者とその社会の中に関連付け、ことばの動態性、連続性、普遍性について分析する予定である。それにより、所与のものとして区切られた日本語や外国語の研究に新たな示唆を提供できると予想する。

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担当経験のある科目(授業)

  • 日本語1・3

    2023年4月 - 現在 機関名:関西大学 国際部

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  • 卒業演習1・2

    2023年4月 - 現在 機関名:関西大学 外国語学部

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  • 専門演習

    2022年9月 - 現在 機関名:関西大学 外国語学部

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  • 日本語プロジェクトワーク

    2022年9月 - 現在 機関名:関西大学 外国語学部 専攻言語科目

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  • 国際協力・ボランティア論

    2022年9月 - 現在 機関名:関西大学 外国語学部 専門教育科目

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  • 言語接触研究

    2022年9月 - 2023年3月 機関名:関西大学 外国語学部 専門教育科目

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  • 基礎演習1・2

    2022年4月 - 現在 機関名:関西大学 外国語学部

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  • 日本語アカデミックコミュニケーション1・2

    2022年4月 - 現在 機関名:関西大学 外国語学部 専攻言語科目

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  • アカデミックプレゼンテーション(日本語)

    2022年4月 - 現在 機関名:関西大学 大学院 外国語教育学研究科

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  • 日本語コミュニケーション技法Ⅰ・Ⅱ

    2021年4月 - 2022年3月 機関名:大阪経済法科大学 国際学部 専門教育科目

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  • 日本語1・2・3・4

    2021年4月 - 2022年3月 機関名:大阪経済法科大学 国際学部 専門教育科目

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  • 異文化コミュニケーション

    2021年4月 - 2021年8月 機関名:大阪経済法科大学 国際学部 専門教育科目

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  • 日本語総合演習A・B

    2019年4月 - 2022年3月 機関名:大阪経済法科大学 教養部 共通教育科目

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  • 日本語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅴ・Ⅵ

    2019年4月 - 2022年3月 機関名:大阪経済法科大学 教養部 共通教育科目

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社会貢献活動

  • DLAの基礎をおさえよう

    役割:講師

    愛知県西尾市教育委員会令和5年度多文化共生教育研修会  2024年3月

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    種別:講演会

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  • 子どもたちの持つ全てのことばの力で捉えよう!~トランスランゲージング・レンズ~

    役割:講師

    愛知県西尾市教育委員会・文部科学省委託 「日本語能力評価方法の改善のための調査研究事業」 <地域別>外国につながる児童生徒のためのことばの力の評価ワークショップ  2024年3月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • 習得段階(ステージ)を測定し、指導方法を検討しよう!

    役割:講師, 助言・指導

    NPO法人おおさかこども多文化センター DLA研修  2024年3月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • トランスランゲージング・レンズ~子どもたちの持つ全てのことばの力に着目してみよう~

    役割:講師

    愛知県西尾市教育委員会・文部科学省委託 「日本語能力評価方法の改善のための調査研究事業」  <地域別>外国につながる児童生徒のためのことばの力の評価ワークショップ  2023年12月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • 外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント(DLA)に関する基礎講座

    役割:講師

    愛知教育大学 日本語教育支援センター 令和5年度基礎から学ぼう講座  2023年9月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • 日本語指導計画と実践2-2(教科と日本語【上級編】)

    役割:講師

    芦屋市教育委員会  令和5度芦屋市日本語指導者養成研修  2023年8月

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  • 発展途上国の教育からみる国内の教育問題

    役割:講師

    関西大学  サマーキャンパス 模擬講義  2023年8月

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  • 文化庁令和5年度「現職日本語教師研修プログラム普及事業」(事業区分:④児童生徒等に対す る日本語教師【初任】研修)子ども初任コース講師

    役割:講師

    文化庁・日本語教育学会  2023年7月 - 2024年3月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • DLAから見えてくる!外国にルーツを持つ子どもの言語能力の実態~母語に着目した日本語指導~

    役割:講師

    しなやか&Co.  2023年6月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • 文部科学省受託事業 令和5年度「日本語能力評価方法の改善のための調査研究事業」推進委員会 事業推進委員

    役割:調査担当

    文部科学省(東京外国語大学 多言語多文化共生センター)  2023年4月 - 2024年3月

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    種別:調査

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  • 外国にルーツをもつ子どもへの日本語教育支援の連携・協働体制構築の在り方

    役割:講師

    第145回関西大学メディア懇談会  関西大学  2023年1月

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    種別:対話型集会・市民会議

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  • 「DLAを学ぶ」DLA概論

    役割:講師

    JICA中部  令和4年度JICA中部開発教育指導者向け多文化共生研修  2022年12月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • 外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント(DLA)に関する基礎講座

    役割:講師

    愛知教育大学 日本語教育支援センター  令和4年度基礎から学ぼう講座  2022年10月

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    種別:講演会

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  • 日本語指導計画と実践2-2(教科と日本語【上級編】)

    役割:講師

    芦屋市教育委員会  令和4年度芦屋市日本語指導者養成研修  2022年9月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • DLAの評価の見方

    役割:講師

    東大阪教育委員会  令和4年度日本語指導力養成研修1  2022年7月

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  • 文化庁令和4年度「日本語教育人材の研修プログラム普及事業」(事業区分:④児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修) 子ども初任コース講師

    役割:講師

    文化庁・日本語教育学会  2022年7月 - 2023年3月

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  • DLA実施による子どものことばの力の実態把握

    役割:講師

    東大阪市教育委員会 令和4年度 日本語指導加配教員連絡協議会  2022年6月

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  • 日本語指導のアセスメントと指導方法について

    役割:講師

    東京都北区教育委員会  令和4年度日本語学級担任及び日本語指導加配教員研修会(第1回)  2022年5月

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  • 外国にルーツをもつ子どもへの支援:日本生まれ・日本育ちの事例

    役割:講師

    東大阪市立花園小学校校内研修  2022年3月

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    種別:講演会

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  • 日本語指導が必要な外国にルーツをもつ子どもに気付くには?

    役割:講師

    東大阪市立柏田小学校校内研修  2022年3月

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    種別:講演会

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  • 日本生まれ・日本育ちの外国にルーツをもつ子どものためにできること

    役割:講師

    東大阪市立岩田西小学校校内研修  2022年2月

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    種別:講演会

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  • 外国につながる児童生徒への日本語指導における効果的な母語リソースの活用

    役割:講師

    東大阪市教育委員会  令和3年度 日本語指導加配教員連絡協議会  2021年9月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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  • 日本語指導加配教員への巡回支援

    役割:助言・指導

    東大阪市教育委員会  2021年9月 - 2023年3月

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  • 国と国のかけはしを目指して ~南米一・サンパウロ大学大学院挑戦から今に至るまで~

    役割:講師

    米国大学院学生会  米国大学院学生会主催文系海外大学院留学オンライン説明会  2020年12月

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    種別:セミナー・ワークショップ

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教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

  • (1)「日本語プロジェクトワーク」において留学生(外国語学部・日本語主専攻)と一般学生(外国語学部日本人学生)との協働を促すプロジェクト活動の実施。
    (2)「日本語アカデミックコミュニケーション1・2」において、「日本語読解作文」との2科目連携シラバスを設計し、留学生(外国語学部・日本語主専攻)が専門演習等専門科目で授業についていくアカデミック能力の伸長を促した。
    (3)留学生(外国語学部・日本語主専攻)のコーディネーターとして月例で日本語ホームルームの実施。

作成した教科書、教材、参考書

  • 専門演習参考書:『「日系」をめぐることばと文化 移動する人の創造性と多様性』くろしお出版(松田真希子・中井精一・坂本光代編:分担4章「多様化社会のファミリー・ランゲージ・ポリシー」)執筆