2025/09/30 更新

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オオタ カツノリ
太田 勝憲
OHTA,Katsunori
所属
総合情報学部 教授
職名
教授
外部リンク

学位

  • 博士(経済学) ( 2005年3月   神戸大学 )

研究キーワード

  • ミクロ経済学

  • ゲーム理論

研究分野

  • 人文・社会 / 理論経済学

学歴

  • 神戸大学   経済学研究科   総合経済政策専攻 博士後期課程

    2002年4月 - 2005年3月

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  • 神戸大学   経済学研究科   総合経済政策専攻 博士前期課程

    2000年4月 - 2002年3月

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  • 慶應義塾大学   経済学部

    1996年4月 - 2000年3月

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経歴

  • 関西大学   総合情報学部   教授

    2021年4月 - 現在

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  • 和歌山大学   経済学部   准教授

    2008年4月 - 2021年3月

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  • 和歌山大学   経済学部   講師

    2007年4月 - 2008年3月

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  • 京都大学   経済研究所   ポスドク研究員

    2006年4月 - 2007年3月

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  • 神戸大学   経済学研究科   講師

    2005年4月 - 2006年3月

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所属学協会

論文

講演・口頭発表等

  • Repeated Partnerships with Decreasing Returns

    太田勝憲

    The 11th World Congress of The Econometric Society  2015年8月 

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    開催年月日: 2015年8月

    記述言語:英語   会議種別:口頭発表(一般)  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 持続可能な循環経済のための環境政策に関する理論研究

    研究課題/領域番号:24K04850  2024年4月 - 2027年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    大堀 秀一, 友田 康信, 太田 勝憲, 紀國 洋

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    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

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  • 国際公共財供給に関するself-enforcingな国際協定と負担の分け方

    研究課題/領域番号:20K01548  2020年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    太田 勝憲, 大堀 秀一

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    配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )

    今年度は、国際環境協定の論文を学術雑誌に投稿することと、難民の第三国定住(resettlement)に関する国際協調の研究論文の完成を目指して研究活動を行なった。
    国際環境協定の研究は、温室効果ガス削減の負担の分け方について、どのように負担をシェアすると、自己執行可能(self-enforceable)な協定が維持されやすくなるかという問題を繰り返しゲームを用いて考察した。外生的に与えられた削減目標を達成することを目指したトリガー戦略が部分ゲーム完全均衡になるために必要な割引因子の下限に着目し、それを最も小さくする負担の分け方を非対称な二国の間で特徴づけた。排出の限界便益が大きいか、排出による限界費用が小さい国の方が排出削減のコストが大きいか排出削減の便益が小さいため、その様な国の削減負担のシェアを相手国よりも小さくする方が守られやすい協定になることを示した。この研究は、環境経済学の学術誌に投稿し、現在、審査中である。
    難民の研究については、海外の研究者との共同研究であり、コロナ禍のため出張ができず、進捗が遅れていたが、論文の大部分が完成し、現在、細部を修正している。近いうちにワーキングペーパーとして公開することを予定している。繰り返される紛争により途絶えることのない難民の問題を、繰り返しゲームを用いて分析している。難民の第三国定住を希望するすべての難民の受け入れを目指したトリガー戦略を構築し、自己執行可能な負担のシェアの区間を導出し、自己執行可能な負担のシェアの中から、どのような負担の分け方が実現するかを、繰り返しゲームの事前に交渉ゲームを導入して考察した。難民保護のコストを削ると国際協調が難しくなることと、自己執行可能なシェアの区間を大きくすると、効率的な負担のシェアから遠いシェアが実現する可能性があることを示した。

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  • 繰り返しゲームによる非関税貿易障壁に関する国際協調の分析

    研究課題/領域番号:17K03690  2017年4月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    太田 勝憲

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    配分額:2080000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:480000円 )

    2つの大国間の観察不可能な非関税障壁に関する国際協調の問題を不完全公的観測の繰り返しゲームを用いて分析した。2国2財モデルにおいては、相手国の貿易障壁に関する情報を含む公的シグナルとして交易条件(相対価格)が利用できる。ある国の協調からの逸脱は自国の交易条件を改善する一方で、相手国の交易条件を改悪する。つまり、2国のそれぞれの単独の逸脱は、交易条件の分布を反対方向に動かす。この性質を利用した非対称戦略であるセーフガード戦略を設計し、その戦略が均衡になる条件などを考察した。
    また、非対称性戦略による国際協調の応用研究として、環境協定に関する派生研究も行った。

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  • 繰り返しゲームによる継続的パートナーシップの研究

    研究課題/領域番号:26780122  2014年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    太田 勝憲, 小林 創, 関口 格

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    配分額:1950000円 ( 直接経費:1500000円 、 間接経費:450000円 )

    チーム生産における協調について、不完全公的観測の繰り返しゲームを用いて分析した。具体的には、古典的研究であるRadner, Myerson and Maskin (1986, Review of Economic Studies)の拡張として、能力差のある異質なメンバーが、ゲーム開始前に成果の分け方であるシェアリングルールを選びコミットできる状況を考察し、効率的均衡利得をサポートする最適シェアリングルールを特徴付けた。さらに、もう一つの拡張として、全メンバーが同時に働くことが効率的でない状況を考察し、厳密な効率性命題の必要十分条件と、条件が満たされない状況での近似的効率性命題を得た。

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  • 金融市場における情報開示の頻度と企業合併の影響に関する理論と実験

    研究課題/領域番号:24530207  2012年4月 - 2015年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    小林 創, 太田 勝憲, 斎藤 哲哉, 七條 達弘

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    配分額:4550000円 ( 直接経費:3500000円 、 間接経費:1050000円 )

    我々は金融取引におけるモラルハザード問題における情報開示の問題を考える。具体的には、2人のプレーヤーが無限期間にわたって、囚人のジレンマをプレーする状況を考える。両者は相手がどのような行動を選択したかに応じて実現する公的に観察可能なシグナルを観察する。このシグナルが毎期開示される場合と2期毎まとめて開示される場合における効率性を、情報精度が異なる3つのシグナルの下でどのように異なるか比較した。その結果、理論から得られた結果とは異なり、情報開示のタイミングが早い程協調率が高まると言うことを意味している。それゆえ、タイムリーな情報開示が行われる程、効率性が高くなるということが分かった。

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  • 協働に対するネットワークのあり方について

    研究課題/領域番号:19730145  2007年 - 2008年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    小林 創, 太田 勝憲, 末廣 英生, 関口 格

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    配分額:1810000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:210000円 )

    簡素なモデルを用いて、協働を行うチーム生産に問題における協調的行動の発生がいかにして生まれるかについての理論的研究を行った。第1に、長期的な関係をもつチームでは、長期的関係の継続性に応じて最適な分配規則が異なることを示した。第2に、長期永続的チームにおける関係多様化による協調行動促進の効果は常に存在することが分かった。

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  • 繰り返しゲームを用いた企業の結託的行動の分析

    研究課題/領域番号:19730174  2007年 - 2008年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    太田 勝憲, 小林 創, 関口 格

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    配分額:690000円 ( 直接経費:600000円 、 間接経費:90000円 )

    企業間の長期的関係が、どの様な環境で結託的行動を生み出すか探究した。具体的には、同一のライバル企業との長期的関係が、複数の市場を通じて築かれるとき、結託による利益が大きくなることを証明した。さらに、企業内部におけるチームメンバー間の長期的協力関係によって達成される最適均衡とそれをサポートする最適な成果の分配ルールの特徴付けに成功した。特に、メンバーの能力の違いと最適な分配ルールの間の関係を示すことに成功した。

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