2026/03/24 更新

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イシザキ ヒロシ
石崎 博志
ISHIZAKI Hiroshi
所属
文学部 教授
職名
教授
外部リンク

学位

  • 博士(文化交渉学) ( 関西大学、東アジア研究科 )

  • Ph. D ( Kansai University, Graduate School of East Asian Cultures Department )

研究キーワード

  • 中国語学

  • 中国語史、官話、対音資料、明清、現代書面語、琉球方言

  • Chinese Linguistics

研究分野

  • 人文・社会 / 言語学  / 中国語

所属学協会

委員歴

  • 日本中国語学会   全国大会運営委員長  

    2024年12月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 中国近世語学会   理事  

    2023年4月 - 現在   

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    団体区分:学協会

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  • 日本中国語学会   全国大会運営委員  

    2022年12月 - 2024年11月   

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    団体区分:学協会

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  • 文教大学   博士論文の学外審査員  

    2019年2月   

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    団体区分:学協会

    文教大学(埼玉県)において博士学位論文の審査員(副査)をつとめる.

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  • 文教大学   博士論文の学外審査員  

    2018年8月   

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    団体区分:その他

    文教大学(埼玉県)において博士学位論文の審査員(副査)をつとめる.

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  • 日本中国語学会   編集委員  

    2016年4月 - 2019年3月   

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    団体区分:学協会

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  • 大学入試センター   大学入試センター試験「中国語」第一部会作問委員  

    2011年4月 - 2014年3月   

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    団体区分:その他

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  • 日本中国語学会   ウェブリソース委員  

    2010年4月 - 2016年3月   

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    団体区分:学協会

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論文

  • 翻刻资料 关西大学藏·鲁迅《呐喊》与增田涉批注手记(2) 《一件小事》《白光》

    石崎博志, 奥村佳代子

    関西大学東西学術研究所紀要   58   2026年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:関西大学東西学術研究所  

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  • 翻刻资料 关西大学藏·鲁迅《呐喊》与增田涉批注手记(1) 《狂人日记》《孔乙己》《故乡》《鸭的喜剧》

    邹王番, 李媛, 奥村佳代子, 石崎博志

    東アジア文化交渉学研究   ( 18 )   377 - 409   2025年3月

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    担当区分:最終著者   記述言語:中国語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 『燕語新編』にみる女ことばとスピーチレベルシフト

    石崎博志

    東アジア文化交渉学研究   ( 18 )   19 - 34   2025年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 中国語の検定試験における文語使用

    石崎博志

    関西大学文学論集   74 ( 1・2 )   13 - 38   2024年9月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.32286/0002001915

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  • 『婦女談論新集』からみる近代中国語の女ことば

    石崎博志

    関西大学中国文学会紀要   ( 45 )   1 - 15   2024年3月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.32286/0002001417

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  • Dictionarium Latino Nankinenseに反映された松江方言 査読

    石崎博志

    中国語研究   ( 65 )   19 - 48   2023年10月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 食品表示における文語表現 ──レアリアによる中国語教育の一環として (7) ── 査読

    石崎博志

    日中語彙研究   12   279 - 302   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 若年層の作文にみる中国語の文語

    石崎博志

    關西大學文學論集   72 ( 1-2 )   67 - 104   2022年9月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.32286/00027280

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  • 『北京官話全編』の談話分析「辞去」の場面を中心に

    石崎博志

    關西大學中國文學會紀要   43   A119 - A138   2022年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    DOI: 10.32286/00026458

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  • ポライトネス・ストラテジーとしての書面語表現—レアリアによる中国語教育の一環として(6)—

    石崎博志

    東アジア文化交渉研究   15   55 - 71   2022年3月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 疫病対策の比喩と表現 レアリアによる中国語教育の一環として(4) 招待

    石崎博志

    日中語彙研究   ( 10 )   49 - 68   2021年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:愛知大学日中大辞典編纂所  

    本稿は、Covid-19に関連する中国語表現について分析したものである。コーパスとしたのは中国における動画プラットフォーム《二更》における連作短編動画《戦疫 》の一連の動画《那个被感染了的女護士》と国務院が Covid-19(新型コロナウイルス)の疫病対策を
    総括した白書で、これらの Covid-19に関する中国語の比喩表現を抽出し、その概念メタファーを分析した。その結果、〈伝染病は戦争〉〈治療は戦い〉〈ウイルスは敵〉という概念メタファーで表現されていることを論じた。また中国で Covid-19の感染防止を呼びか
    けた告知文 “温馨提示” をとりあげ、そのプロソディの特徴について論じた。その結果、中国には様々な形式の告知文が存在するなかで、Covid-19の告知文は3音節、4音節、そして4音節+3音節からなる7音節からなるリズムが整えられていることを指摘した。

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  • 現代中国語におけるくぎり符号 “標点符号”について レアリアによる中国語教育の一環として(3)

    石崎博志

    佛教大学文学部論集   ( 105 )   1 - 26   2021年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:佛教大学文学部  

    本稿は、現代中国語の文語(書面語)読解の基礎となる「くぎり符号」(中国語では“標点符号”)の用法について考察したものである。正書法がなく、業界によってくぎり符号の用法が決まる日本語とは異なり、中国語では「くぎり符号」の用法が厳密に定められており、法律、公文書、契約書、論文、説明書など多くの公的文書に共通して適用されている。この中国語の「くぎり符号」は、日本語はもとより正書法を有する他の言語と比べても多彩な記号が用いられているが、それゆえに各記号に対応する日本語訳が定まっていないものも多い。本稿では、現代中国語の書面語に関する中国語教育の一環として、現代中国語のくぎり符号の規範の訳例を提示し、日本語との用法の違いを明らかにした。また中国語の「くぎり符号」を把握することが教学上、中国語の書面語の理解につながるだけでなく、音読の際のプロソディ理解にもつながることを指摘した。

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  • 琉球語における漢語語彙の導入 招待

    石崎博志

    内田慶市教授 退職記念論文集 文化交渉と言語接触   91 - 112   2021年2月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:東方書店  

    本稿は、琉球語(琉球方言)を記述した歴史資料をもとに、各資料にどのような漢語語彙が収録されてきたかを通時的に明らかにしたものである。その結果、1500年から1800年までの資料においては具象語彙を中心に記述がなされ、抽象語彙は役職名など限られた分野の記述に限られたことを指摘した。さらにベッテルハイムの『英琉辞書』の漢語語彙が、当時の琉球人にひょって使用されていたものというよりは、布教のためにベッテルハイムによって準備されたものであることを指摘した。

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  • 学界展望 四、文法・語彙(近代) 査読

    石崎博志

    中国語学   ( 267 )   2020年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本中国語学会  

    宋代から民国までを「近代漢語」とし、2019年に発行された研究を「白話資料」・「満漢資料」・「域外資料」に整理して概観したものである。担当は単独執筆(記名)

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  • 外国資料からみた『おもろさうし』の「広母音化」 その口承性と類推的仮名遣いについて 査読

    石崎博志

    文学部論集   ( 104 )   21 - 40   2020年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:佛教大学文学部  

    『おもろさうし』は嘉靖10年(1531年)から天啓3年(1623年)にかけて首里王府によって編纂された歌謡集である。従来より、言語資料としてこの歌謡集を分析した結果、イ段やウ段に由来する語がかえってエ段やオ段で表記される「広母音化」が観られることが指摘されてきた。本稿は、『おもろさうし』と同時代、あるいは相前後する時代の琉球語を示した朝鮮語資料や中国資料に、この「広母音化」の現象が観られるかを考察したものである。その結果、『おもろさうし』において「広母音化」が認められる語は、同じ語を示す外国資料においてはその現象が観られないことを指摘した。この結果は、『おもろさうし』において「広母音化」しているようにみえる現象は、類推的仮名遣いが反映であると結論づけた。

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  • 法律における文語表現 レアリアによる中国語教育の一環として(2)

    石崎博志

    中国言語文化研究   ( 19 )   1 - 24   2019年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:佛教大学中国言語文化研究会  

    現代中国語を学ぶ講義において、法律文書を教材として使う事例を紹介し、法律文書の語彙・語法の特徴を、中国語教育で教授される口語の用法と対比しつつ、その一端を論じた。その結果、法律文書は構文的複雑さを有しているわけではないが、独特な文体で書かれており、多くの項を有する名詞句で、定語と中心語が“的”で接続されずに使われる例が多く観られることを指摘した。また法律文書は書面語表現を特に意識して作文されているため、口語的色彩は極めて薄く、日本における中国語教育において特に意識される構文の使用が抑制されている。翻って言えば、中国語の作文では、文語的要素が求められるものであればあるほど、構文の使用や構造助詞、語気助詞、介詞をはじめとした機能語の使用については慎重になる必要があることを論じた。

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  • 学界展望 四、文法・語彙(近代) 査読

    石崎博志

    中国語学   ( 266 )   174 - 190   2019年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本中国語学会  

    宋代から民国までを「近代漢語」とし、2018年に発行された研究を「白話資料」・「満漢資料」・「域外資料」に整理して概観したものである。担当は単独執筆(記名)、pp.181-183

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  • 医薬品における文語表現 レアリアによる中国語教育の一環として(1) 査読

    石崎博志

    佛教大学文学部論集   ( 103 )   27 - 39   2019年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:佛教大学文学部  

    本稿は中国語の読解力向上と薬品の取り扱いを通した異文化理解を目的とし、レアリア(実物教材)に使われる語彙・語法について考察したものである。基本資料としたレアリアは、中国で販売されている風邪薬や咳止め薬の能書(説明書)である。これらの資料から、薬品の説明書に用いられる典型的な禁止表現の特徴を論じ、中国語における文語表現と口語表現の差異について論じた。また語彙の特徴として、特に注意すべき薬品の摂取にかかる “禁用”、“慎用”、“忌用”といた表現の差異を論じ、その結果、説明書の書面語は規範を体現する市販の辞書のみでは読解は困難なことを論じた。また語法の特徴として、薬品の説明書には曖昧さを含む程度副詞、語気副詞、動態助詞、語気助詞が排除されていることを明らかにした。

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  • 学界展望 四、文法・語彙(近代) 査読

    石崎博志

    中国語学   ( 265 )   113 - 130   2018年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)   出版者・発行元:日本中国語学会  

    2017年度に出版された、近世中国語の語彙・語法に関する展望を記したもの。著者は宋代から清末をカバーする。担当は単独執筆(記名)pp.120-122.

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  • 翻刻資料 程氏本『六諭衍義』

    石崎博志

    琉球アジア文化論集   ( 4 )   193 - 248   2018年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

    本稿は『六諭衍義』(一七〇八年(康煕四七)福州柔遠驛蔵版を翻刻したものである。本書は程順則が福州で上梓し、琉球にもたらした (以下「程氏本」と略称)。
    原著は沖縄県立図書館の東恩納文庫に所蔵されている 。 なお、程氏本は一九八〇年に影印本が沖縄県立図書館資料叢書の第一巻『六諭衍義―程氏本』として出版されている。このうち程氏本は「毋作非為」の後半部、范鋐跋、程順則跋が佚文となっている。今回翻刻した主な理由は、程氏本には後半部の脱落と虫害などによる欠があるため、それを補うことにある。

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  • 官話教材としての『六諭衍義』 招待 査読

    石崎博志

    中国語学研究 開篇   35   53 - 62   2017年5月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:好文出版  

    『六諭衍義』は、明の太祖が発布した「六諭」に解説を施し、故事や例話などを加えた庶民向けの道徳教科書とされる。本稿はこれが琉球の明倫堂で官話教材として用いられたことを示し、との言語特徴を論じた。その結果、『六諭衍義』は他の琉球官話の資料とは異なる言語特徴をもち、南方方言的要素が薄いことを指摘した。

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  • ドミニコ会の官話辞書編纂について

    石崎博志

    琉球アジア文化論集   1 ( 1 )   7 - 32   2015年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

    本稿は現存する最古のドミニコ会の官話辞典、フランシスコ・ディアス(1606-1646)年の『漢語・スペイン語辞典』の編纂の背景を明らかにし、その内容を分析することで、ドミニコ会がイエズス会の字書を基礎にして独自の字書を作り上げていった過程を論じた。『漢語・スペイン語辞典』に収録されているキリスト教の語彙は、とりわけ音訳語が少なく、かつ“十誡(十戒)”、“昇天”、“耶穌”、“教皇”、“十字架”などキリスト教にとって重要な語彙が収録されていないことを指摘した。そして歴史上、ドミニコ会とイエズス会が典礼論争をめぐって対立しただけではなく、一定の協力関係にあったことを論じた。

    CiNii Books

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/20.500.12000/32581

  • 正音資料の特質

    石崎博志

    『琉球アジア文化論集』18.   ( 20 )   1 - 30   2014年

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  • アグノエルの記した久高方言 査読

    石崎博志, ウェイン・ローレンス

    琉球の方言   37 ( 37 )   143 - 161   2013年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:法政大学沖縄文化研究所  

    本稿はHAGUENAUERが1930年に記した久高島方言について論じたもの。まず、アグノエル語彙の概略を説明したのち、アグノエル語彙の久高島方言部分を翻刻し、現代方言との比較をした上で、その特徴を論じた。久高方言はハ行音、カ行音、タ行音などに顕著な特徴を有しており、こうした特徴が1930年のアグノエルの調査報告にも正確に記述されていることを論じた。そして、18世紀後半生まれの人の久高方言と現代方言との比較では、大きな違いが存しない、と結論づけた。本稿で記された久高方言は久高方言を記した最古の資料であり、久高方言の歴史を考察する上で不可欠のものである。

    CiNii Books

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10114/11840

  • アグノエル語彙研究序説 附アグノエル論著目録

    石崎博志

    日本東洋文化論集   ( 19 )   81 - 139   2013年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

    本稿はアグノエル(HAGUENAUER)が1930年に記した沖縄各地の方言記述とその意義について論じたもの。彼は沖縄における民俗、言語、歴史の調査を6冊の調査ノートと手帳に残した。これらはCollège de Franceに収蔵されている。糸満、久高、那覇、名護、奥、運天、今帰仁、今泊、辺土名、塩屋、天仁屋、東、名嘉真、金武、読谷、伊芸、嘉陽、瀬嵩、首里、伊江島である。琉球列島の言語で、これまで文献によって歴史を遡ることが可能であった地点は、首里や那覇などの地域のみである。この資料は1930年から現在の変化を探る上で、貴重な手がかりである。

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  • 『琉球入學見聞録』のハ行音とカ行音 招待 査読

    石崎博志

    日本語の研究   7 ( 4 )   15 - 28   2011年10月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:日本語学会  

    本稿は『琉球入學見聞録』「土音」を分析し、琉球語のカ行ア段音とハ行ア段音の音価、カ行イ段音の口蓋化について考察した。琉球語の発音を示す音訳漢字の使用傾向から、語によってはカ行ア段音が喉音であったこと、ハ行ア段音は一部の語彙を除いて/p-/音を失い、[hw-]或いは[ɸa]音であり、カとハは[ha]と[hwa]( [ɸa])という違いで音韻的区別が保たれていると結論づけた。またカ行イ段音は、音韻的にはタ行イ段音と未合流だったものの、ガ行イ段音はカ行イ段よりも先んじて口蓋化が発生していた可能性を指摘した。また、琉球語を記した音訳漢字の基礎方言に琉球からの留学生が学んだと思しき南京官話が反映している可能性を論じた。

    DOI: 10.20666/nihongonokenkyu.7.4_15

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  • 琉球語におけるナ行エ段音の変遷

    石崎 博志, Ishizaki Hiroshi

    日本東洋文化論集   ( 17 )   27 - 59   2011年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/20.500.12000/20351

  • 徐葆光『中山傳信録』の寄語と琉球語について

    石崎 博志, Ishizaki Hiroshi

    日本東洋文化論集   ( 16 )   39 - 66   2010年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/20.500.12000/17068

  • Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞典』翻刻、漢語同定、スペイン語訳 -1-

    石崎博志

    『日本東洋文化論集』   ( 15 )   297 - 333   2009年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/20.500.12000/9976

  • Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞典』翻刻、漢語同定、スペイン語訳 -2-

    石崎博志

    『琉大アジア研究』   ( 8 )   2008年

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  • 宣教師たちはどのような字書をみていたか

    石崎博志

    琉大アジア研究   7   3 - 19   2007年

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  • 翻刻資料Barcelona大学蔵"Arte de la lengua chin cheu"

    石崎 博志, Ishizaki Hiroshi

    日本東洋文化論集   ( 12 )   151 - 206   2006年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/20.500.12000/2893

  • Francisco Diazの『漢語・スペイン語辞書』について

    石崎博志

    中国語学   ( 252 )   92 - 110   2005年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本中国語学会  

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  • 琉球方言における漢語語彙-直接借用を中心に-

    石崎博志

    沖縄文化   40 ( 1 )   1(166)-25(142)   2005年

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  • 琉球官話訳『人中画』と白話『人中画』風流配

    石崎博志, 上里賢一

    平成11・12・13年度、科学研究補助金[基盤研究(B)(2)]研究成果報告書琉球・中国交流史研究   90 - 154   2002年

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  • MVSEVM SINICVMにおける方言記述-文法を中心に

    石崎博志

    日本東洋文化論集   ( 8 )   1 - 21   2002年

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  • 漢語資料による琉球語研究と琉球資料による官話研究について

    石崎博志

    日本東洋文化論集   ( 7 )   55 - 98   2001年

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  • 『琉球譯』の基礎音系

    石崎博志

    沖縄文化   ( 92 )   1 - 24   2001年

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  • クラプロートの琉球語研究について

    石崎 博志, Ishizaki Hiroshi

    日本東洋文化論集   ( 6 )   115 - 180   2000年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/20.500.12000/2888

  • 『正音切韻指掌』と『正音再華傍註』-編者・莎彝尊の正音観

    石崎博志

    日本東洋文化論集   ( 4 )   57 - 78   1998年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:琉球大学法文学部  

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  • 『正音咀華』音韻体系の二重性

    石崎博志

    中国語学   ( 224 )   171 - 180   1997年

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書籍等出版物

  • 現代中国語の文語

    石崎, 博志( 担当: 単著)

    関西大学出版部  2024年1月  ( ISBN:9784873547749

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    総ページ数:ix, 268p  

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  • 琉球語史研究

    石崎博志( 担当: 単著)

    好文出版  2015年3月  ( ISBN:9784872201802

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    記述言語:日本語   著書種別:学術書

    本書は琉球語を記した外国語資料(朝鮮語、中国語、フランス語、英語)や仮名資料、そして新発見の資料をもとに、琉球語の史的変遷を考察したものである。主にハ行音(p音)の弱化、カ行イ段音の口蓋化、短母音の三母音化の起こった時期を考察し、1500年代から1800年代までの琉球語の変化は比較的ゆるやかであったが、1900年代中頃から琉球語は急激な変化が起こったことを論証した。本書は第46回金田一京助博士記念賞を受賞している。

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  • 周縁資料と東西言語接触・文化交渉の諸相

    石崎 博志( 担当: 分担執筆 範囲: 日本人女性向け中国語教科書における語気助詞 ―『燕語新編』および『婦女談論新集』を手がかりに―)

    関西大学東西学術研究所  2026年3月  ( ISBN:9784990664800

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    総ページ数:371p   担当ページ:339-371   記述言語:英語   著書種別:学術書

    CiNii Books

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  • 翻訳_VOCABULARIO DE LETRA CHINAにおけるローマ字表記の予備的分析

    エマヌエーレ・ライーニ, 石崎博志

    2026年3月 

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    記述言語:日本語  

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  • 北京官話全編(下)

    深澤暹

    2025年9月  ( ISBN:9787301366561

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  • 北京官話全編(上)

    深澤暹

    北京大學出版社  2025年8月  ( ISBN:9787301365656

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  • 漢字文化事典 = The encyclopedia of Chinese character culture

    日本漢字学会( 担当: 分担執筆 範囲: 中原音韻系韻書、欧米人による字書)

    丸善出版  2023年11月  ( ISBN:9784621308356

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    総ページ数:xxii, 621p   記述言語:日本語  

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  • うちなーぐち かぞえうた

    はやかわゆきこ( 範囲: 琉球語部分の確認)

    ボーダーインク  2019年6月 

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    総ページ数:26   記述言語:日本語   著書種別:一般書・啓蒙書

    琉球方言(うちなーぐち)の数え歌の絵本について、琉球語部分の確認を担当した。「編集協力」という形で参加している。

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  • 走る日本語 歩くしまくとぅば

    石崎博志( 担当: 単著)

    ボーダーインク  2018年10月  ( ISBN:9784899823537

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    総ページ数:200   記述言語:日本語   著書種別:一般書・啓蒙書

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  • しまくとぅばの課外授業

    石崎博志( 担当: 単著)

    ボーダーインク  2015年8月  ( ISBN:9784899822813

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    記述言語:日本語   著書種別:一般書・啓蒙書

    本書は、琉球語(琉球方言)の歴史と現在について論じた一般向けの書籍である。これらは歴史言語学、社会言語学、音声学、文法学などの言語学的知見を反映したもので、消滅の危機にあるとされる琉球語(琉球方言)が言語学的な観点からみるとどのような言語であるかを、一般の方にも理解できるように書いたものである。本書には新しい知見も盛り込まれ、「漢字と琉球語の世界」と題した章は、首里の方言に使われている漢語語彙が複雑な体系をなすことを指摘している。

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  • 远藤光暁 石崎博志主编『现代汉语的历史研究』

    2015年 

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  • 遠藤光暁・竹越孝主編『清代民国漢語文献目録』

    2011年  ( ISBN:9788960712126

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  • 『跨越空间的文化:16-19世纪中西文化的相遇与调适』

    2010年 

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  • 沈国威・内田慶市編著『近代東アジアにおける文体の変遷-形式と内実の相克を超えて』

    2010年 

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  • 慶谷壽信退官記念中国語学論集

    ( 担当: 共著)

    好文出版  2002年3月 

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    記述言語:日本語   著書種別:学術書

    ドイツの東洋学者であるバイヤー(T.S.Bayer)によってラテン語で書かれた漢語研究書”MVSEVM SINICVM”(ムセウム・シニクム)(1730)にはArte de la lengua Chin Cheuという福建省・漳州方言を記述した箇所がある。この資料は福建省の方言を記したもっとも古い資料の一つで、複雑な声調体系をもつこの方言を記述するために、これまでにみられない特殊な声調記号を用いている。本稿はこの声調体系を解説した条について考察したものである。本稿はこの資料を本格的に研究した嚆矢であり、当時のヨーロッパ人の中国語の理解がどの程度であったのかを明らかにした。。 編者:佐藤進 著者:石崎博志 担当部分:「MVSEVM SINICVMにおける方言記述−声調を中心に」pp.9-19.」

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MISC

講演・口頭発表等

  • 琉球方言における漢語語彙について

    沖縄文化協会2011年度公開研究発表会  2003年 

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受賞

  • 第43回金田一京助博士記念賞

    2015年12月   金田一京助博士記念会   『琉球語史研究』に対して

    石崎博志

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    受賞国:日本国

    金田一京助博士(1882 - 1971)の学業にちなむ、日本および周辺諸民族の言語ならびに関連文化についての研究・業績を中心に、言語ならびに関連文化の科学的な研究・業績(ただし、文学研究、歴史学研究および英語を対象とした言語研究はのぞく)を顕彰することを目的とし、金田一京助博士記念会が主催して、1973(昭和48)年以来、年1度記念賞を授与している。

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  • 第35回沖縄文化協会賞(金城朝永賞) 受賞

    2013年12月   沖縄文化協会  

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    受賞区分:国内外の国際的学術賞  受賞国:日本国

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  • 第16回窪德忠琉中関係研究奨励賞

    2012年12月   沖縄国際大学南島文化研究所  

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    受賞区分:国内外の国際的学術賞  受賞国:日本国

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 近代東西言語接触研究のためのイタリア現存宣教師東アジア文献デジタルアーカイブ構築

    研究課題/領域番号:22KK0005  2022年10月 - 2026年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

    内田 慶市, 塩山 正純, 奥村 佳代子, 石崎 博志, 沈 国威, 千葉 謙悟, 小川 仁, 永井 崇弘

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    配分額:20020000円 ( 直接経費:15400000円 、 間接経費:4620000円 )

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  • 基盤研究(C) 中国語教育のためのレアリア・文化語彙理解の基礎的研究

    2020年4月 - 2024年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  科学研究費補助金基盤研究(C)

    中西千香

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    資金種別:競争的資金

    直接経費:4962000円 )

    外国語教育の中に「レアリア」というものがある。英語では“Authentic Materials”、中国語では“真実語料”と言っている。これは、母語話者が実際の生活の中で目にしているものに教育的価値を見いだし、それをそのまま授業の中で使う「生教材・生素材」のことである。レアリアになり得る素材は、外国語学習目的に作られていない言語媒体(標識、掲示、メニュー、チラシ、レシピ、漫画、新聞、スマホアプリなどの情報)を指す。本研究は、次の二点について行う。①各種レアリアについて、さらに追及する。②現代中国語における文化語彙について整理および分析をする。レアリアや中国語のテキストの文化語彙について、背景を調べ、これらを使った言い回し、出現頻度など、その語彙の周辺的な情報を調査、分析をする。これらの作業により、中国語教育従事者、学習者に有益な成果を提供すべく、中国語教育における新たなレアリアや文化語彙の展望を示したい。

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  • 基盤研究(C) 中国語の書面語における語彙・語法の研究 レアリアによる中国語教育の一環として

    2020年4月 - 2023年3月

    独立行政法人日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)一般

    石崎博志

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    資金種別:競争的資金

    配分額:1430000円 ( 直接経費:110000円 、 間接経費:330000円 )

    本研究は、公的性格の強い各種文書において、その書面語にどのような構文が使われ、どのような構文が使われないのか、また常用される語彙や表現があるのであれば、それはどのようなものであるかを明確にし、書面語で書かれた文書の語彙・語法の共通性と差異を明らかにするものである。
    そしてその成果を中国語教育に応用し、現代中国語の書面語の読解力向上を目指した授業に体系的に組み込むための基礎作りを行う。ひいては学習者が中国の公的な性格の強い文書を正確に読解する能力を高め、中国の物品に記入されている事柄を正確に理解することで、中国の法律や社会制度への理解を深めるための一助とする。

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  • 基盤研究(B)「近世琉球社会における言語運用の諸相に関する総合的研究」研究協力者

    2011年4月 - 2014年3月

    高良倉吉

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    資金種別:競争的資金

    配分額:13910円 ( 直接経費:10700円 、 間接経費:3210円 )

    本研究は、歴史学を中心に言語学や文学、民俗学、芸能史研究の分野を取り込み、言語運用の諸相から近世琉球社会の実態を展望することが課題であった。
    研究グループを歴史班、生活・文化班、言語班の3つに分け、各班の専門領域から、近世琉球王国における言語接触、言語運用について分析を進めた。琉球、中国間の官話研究はもとより、琉球王国内の首里と周辺離島における琉球語の関係性や琉歌の伝承、またそれを媒介とした琉球芸能や民俗文化への影響もみることができた。これらを歴史学領域より総合的に考察し、単一の研究領域のみでは見出すことができない新たな視点が得られ、3年間の集大成として報告書を作成できたことが最大の成果で

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  • 若手研究(B)「明・清期におけるドミニコ会による漢語研究」

    研究課題/領域番号:17720089  2005年4月 - 2007年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    石崎博志

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    資金種別:競争的資金

    配分額:3200000円 ( 直接経費:3200000円 )

    今年度はポーランドのクラクフ、フランスのパリにて中国の字書の欧州の所蔵状況などを調査し、京都、東京にて関連する漢語資料の調査を行った。そして、来華宣教師および在欧の中国学者がどのような中国の字書を参照していたのか、また中国の字書が欧人の編纂した辞書にどの程度反映されているのかを考察し、口頭発表を行ったのち、論文を発表した。
    この研究で扱った辞書は『西儒耳目資』、"海篇類"の字書、『字彙』、『正字通』、『諧聲品字箋』、『五方元音』で、以下の結果を得た。"海篇類"の字書については欧州各地に数多くの所蔵がみられ、宣教師やヨーロッパ人学者もそれらの書名を引用するものの、具体的にそれらをベースに編纂された辞書はみあたらない。『字彙』『正字通』も欧州各国に伝わっているが、殆どの場合字彙の筆画検字法の導入に止まり、字書本体を使用した事例は挫折に終わっている。『品字箋』については、Antonio Diazが1704年にVocabulario Hai xing phin tsu tsienを著すが、その序文に『品字箋』の韻分類を示すも、本体は宣教師による辞書を引き写したものとなっている。『五方元音』とラテン語による"Vocabularium Sinico-Latinum juxta. Ou Fang Iuen In."については、発音体系に若干の齟齬があるが、辞書本体の語釈部分については『五方元音』の反映はみられない。

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  • 若手研究(B)「近世における漢語学習の容態-琉球官話と唐話の比較研究」

    研究課題/領域番号:13710268  2001年4月 - 2003年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    石崎博志

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    資金種別:競争的資金

    配分額:1800000円 ( 直接経費:1800000円 )

    琉球で使われていた官話が中国のどの地域の言語を反映しているのかを探るため、琉球における関連資料の精読と、ヨーロッパ人宣教師の手になる資料とその基礎文献の収集を行うことが本研究の目的である。
    前年度においては、琉球における官話資料の一つである李鼎元の『琉球訳』についての考察を行い、唐話関連の資料の収集、分析を行った。それに加え、官話に関する欧州資料の文献収集・調査も併せて行った。
    今年度においては、特に清朝の中国語官話資料であるJ.H.M.de Premare(中国名:馬若瑟)のNOTITIA LINGUAE SINICAE(『中国語ノート』1728年出版)について、そのラテン語の原文を1847年に出版されたJ.G.Bridgmanの英語版(The Notitia Linguae Sinicae of Premare)と対照し、その異同を精査した。中国語ノートの版本について、完本として出版された以前の版本についても文献収集と基礎的な校勘作業を行い、その成立過程を考察した。また、同時代、あるいは後生における中国語ノートの評価を調査するため、該書に関して記述した文献の収集につとめた。
    今回の研究においては、唐話関連の資料の研究に関しては、資料収集のみにとどまり、文献ごとの詳細な分析は時間的、予算的制限から行うことができなかった。日本・琉球・中国・欧州における中国の官話の比較研究は今後の課題としたい。

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  • 奨励研究(A) 「琉球における官話と漢語・朝鮮語による琉球語資料の研究」

    研究課題/領域番号:11710252  1999年3月 - 2001年4月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  奨励研究(A)

    石崎博志

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    資金種別:競争的資金

    配分額:2200000円 ( 直接経費:2200000円 )

    本年度の研究は、朝鮮語・漢語・ヨーロッパ言語など外国語資料による琉球語研究がこれまで如何なる形で行われてきたのかを振り返り、それらを批判的に検討を加えることによって外国資料が示す琉球語の音韻体系が如何なるものであったかを明らかにすることを目標とした。
    現在、その存在が知られる琉球語を記述した外国語資料には、朝鮮語(ハングル)による資料、漢語(漢字)による資料、ヨーロッパ言語(ローマ字)による資料の三つのタイプがあるが、これら一次資料とこれらを使った琉球語研究に関する先行研究を広範に網羅し、「外国語による琉球語研究資料」および「琉球における官話」文献目録」(『日本東洋文化論集』第7号2001)と題してその成果をまとめた。ここでは、これまでの琉球語研究史を扱った文献目録から除外されてきた外国語資料による琉球語資料とその研究論文を新出資料も交えて盛り込んだ目録である。
    「漢語資料による琉球語と官話研究について」(『日本東洋文化論集』第7号2001)は、外国語、ことに漢語による琉球語研究の歴史及び琉球で学ばれた漢語の研究史を振り返るとともに、これまでの研究の特徴や問題点を指摘し、そこに新たな知見を加えたものである。中国資料に関しては、「琉球館譯語」と陳侃『使琉球録』所載の「夷語」成立時期の先後関係について、「琉球館譯語」が最も早期の琉球語資料であるとの説を批判的に検討し、さらに「日本館譯語」と陳侃「夷語」との関係について論じた。そして、琉球官話と呼ばれる一群の琉球における漢語資料についてはこれまでの「官話」の基礎方言に関する議論を展開しながら、中国における官話研究の状況と併せて論じた。

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  • 琉球・中国交流史研究

    研究課題/領域番号:11695011  1999年 - 2001年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    上里 賢一, 赤嶺 守, 高良 倉吉, 池宮 正治, 豊見山 和行, 長部 悦弘, 石崎 博志, 星名 宏修, 金城 正篤

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    配分額:6900000円 ( 直接経費:6900000円 )

    琉球王国時代には、およそ500年におよぶ中国との交流の歴史があり、数多くの文献資料をはじめ、交流史跡等が沖縄と中国の双方に残されている。
    本研究の目的は、沖縄と中国の研究者が協力して、沖縄(琉球)と中国との交流史を、歴史・文学・言語・思想・民俗・音楽などの諸領域から解明しようというところにある。この目的を達成するために、沖縄県内と中国(福建省・浙江省・江蘇省など)において、交流史跡の調査と文献資料の収集をおこなった。
    報告書には、沖縄・中国双方から13名の研究者が、論文と史跡調査報告を寄せている。掲載論文のそれぞれの専門分野は、文学・歴史・言語・音楽・民俗・書誌などにまたがっており、学際的な報告となっている。
    琉球王国時代の福建から北京に至る沿線には、琉球と中国の交流史跡が多数ある。その調査は中国と沖縄の研究者が協力して組織的に取り組む必要がある。
    本研究は、琉球大学と福建師範大学との大学間交流協定締結を契機にして始められた共同研究プロジェクトである。琉球と中国との交流史上において、福建省は特別の意味を持つ場所である。
    現在の那覇市の一角には、かつて久米村という中国渡来人の居住地があった。「久米三十六姓」と呼ばれるこれらの渡来人は、そのほとんどが福建省出身者であった。彼等は琉球王国と中国・東南アジア各地との交流を実務面で支えていた。また、福建省には、琉球館という交流拠点があり、双方を結ぶ船の離発着港でもあった。
    今後、福建を中心とする中国との交流史については、いろいろなテーマで共同研究が取り組まれることになると考えられるが、本研究が、沖縄・中国の学術交流の進展と研究交流の深化に役立つことを祈るものである。

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担当経験のある科目(授業)

  • 三線入門

    機関名:琉球大学

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