2025/04/16 更新

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ウシロ テルヒト
宇城 輝人
USHIRO,Teruhito
所属
社会学部 教授
職名
教授
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研究キーワード

  • 社会的なもの

  • 福祉国家

  • 労働

  • 賀川豊彦

学歴

  • 京都大学   文学研究科博士後期課程   社会学専攻

    1992年4月 - 1995年3月

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  • 京都大学   文学研究科修士課程   社会学専攻

    1990年4月 - 1992年3月

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    国名: 日本国

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  • 京都大学   文学部   哲学科社会学専攻

    1986年4月 - 1990年3月

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    国名: 日本国

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経歴

  • 関西大学   社会学部   教授

    2013年4月 - 現在

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  • 福井県立大学   学術教養センター   准教授

    2007年4月 - 2013年3月

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  • 福井県立大学   学術教養センター   助教授

    2006年4月 - 2007年3月

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  • 福井県立大学   学術教養センター   講師

    2002年10月 - 2006年3月

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論文

  • 1921 年の工場管理――川崎・三菱造船所争議と賀川豊彦

    宇城輝人

    関西大学経済・政治研究所ワーキングペーパーシリーズ   ( No.2021-1J )   2021年

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    掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)  

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  • 戦後反レイシズムの起源について

    宇城 輝人

    フォーラム現代社会学   14 ( 14 )   54 - 63   2015年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:関西社会学会  

    本稿は、反レイシズムのありようが第2次大戦後に大きく変化したことをふまえ、その戦後反レイシズムの特質を理解するために、歴史的起源にさかのぼって、その政治的・理論的な含意を考察する。ふたつの対象の検討を試みる。第1に、戦後反レイシズムの強い動機となったナチズムに対抗する3つの対抗運動の試みを紹介し、その特質を考察する。(1)イグナツ・ゾルシャンの反レイシズム・ネットワークとシオニズム。(2)フランツ・ボアズが主導した「科学者たちの宣言」をきっかけに広がったアメリカの大学人世界と学会による公式見解を表明する運動。(3)左派の遺伝学者たちが優生学の立場からナチズムを批判した「遺伝学者たちの宣言」。第2に、戦後まもなくユネスコが開始した反レイシズム・キャンペーンの出発点であるふたつの声明(1950年、1951年)について考察する。そこには、人種の概念の大きな転換と、それに連動して人間集団にかかわる差異についての考えかたの変化があり、それが戦後反レイシズムの核をなしていることが理解される。戦後反レイシズムは、「人間と人間集団の差異を肯定するための普遍性」を支えるメタ政治的な制度として特徴づけることができる。そのような差異を肯定する普遍的なメタ政治への懐疑あるいは挑戦、その制度化されたメタ政治の綻びという視点から、現代のレイシズムを捉えることができるのではないか。

    DOI: 10.20791/ksr.14.0_54

    CiNii Books

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  • 働くことと雇われることのあいだ ――賃労働の過去と現在

    宇城 輝人

    フォーラム現代社会学   11 ( 11 )   81 - 89   2012年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西社会学会  

    本稿は、現代資本主義の変容を考えるために、労働の雇用化という現象を歴史的かつ理論的に考察する。とりわけ、労働の現状を「雇用という規範の貫徹とその脆弱化」と捉え、その現代的意味と歴史的由来をとりあげる。具体的には以下の3点について議論する。(1)第2次大戦後に本格的に機能しはじめる「賃労働社会société salariale」の特性を確認しながら、そのなかで労働の雇用化がはたした機能を明らかにすることを試みる。雇用化が社会的移動のための均質空間の成立に寄与したことが、逆説的に現在の労働の不安定化をもたらす条件となることについて考察をくわえる。(2)雇用化の要である「労働契約contrat de travail」概念が19世紀末から20世紀初頭のフランスにおいて成立する過程を一瞥し、そこに生じた労働をめぐる問題設定の転換の意味を明らかにすることを試みる。そのさい、賃労働の本質とされる従属性(指揮監督関係)、労力と時間と報酬の関係づけ(マルクスの「抽象的労働」の図式)を中心に議論を展開する。(3)労働契約にもとづいて雇用化された労働の基盤となった「サーヴィス」の要素が、その後、資本主義の生産組織の変容につれて、典型雇用のような労働の枠組みから労働実態を逸脱させていく様相を検討する。労働関係における商取引的性格と家事労働的性格の増大を手がかりにして、雇用という規範にかたどられた労働の概念に生じつつある変化について考察する。

    DOI: 10.20791/ksr.11.0_81

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  • 場所闘争のためのノート ――ローカルな都市、都市におけるローカリティ

    宇城 輝人

    VOL   ( 4 )   88 - 94   2010年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:以文社  

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  • 力の条件が失われるとき ――社会的なものの変容をめぐって

    宇城 輝人

    日仏社会学年報   ( 19 )   2009年

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書籍等出版物

  • 労働法批判

    宇城, 輝人( 担当: 単訳 ,  原著者: アラン・シュピオ)

    ナカニシヤ出版  2022年7月  ( ISBN:9784779516740

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    総ページ数:v, 463, xvp   記述言語:日本語  

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  • 関西・大阪の社会経済問題の歴史と現状

    関西・大阪の社会経済問題の歴史と現状研究班( 担当: 分担執筆 範囲: 賀川豊彦を読むルージュモン)

    関西大学経済・政治研究所  2020年3月 

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  • 社会思想史事典

    宇城 輝人( 担当: 分担執筆 範囲: 社会進化論、都市)

    丸善出版  2019年1月 

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  • 基礎社会学 新訂第4版

    酒井千絵, 永井良和, 間淵領吾( 担当: 分担執筆 範囲: 労働の変容を考える)

    世界思想社  2018年4月 

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  • 社会的なもののために

    市野川容孝, 宇城輝人( 担当: 共編者(共編著者))

    ナカニシヤ出版  2013年1月 

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MISC

  • シンポジウムの後で考えたこと

    宇城輝人

    日仏社会学会年報   ( 35 )   29 - 36   2024年

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  • 宇野重規『政治哲学的考察』(岩波書店) 招待

    宇城 輝人

    社会思想史研究(社会思想史学会)   ( 41 )   2017年

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    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

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  • 社会学、中道左派、社会的なものの未来 招待

    宇城 輝人

    図書新聞   ( 3223 )   3 - 3   2015年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

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  • ソーシャルがなぜ重要なのか――社会がどのように分断されているかを発見するための「社会的なもの」 招待

    市野川容孝, 宇城輝人, 宇野重規

    図書新聞   ( 3106 )   1 - 2   2013年4月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

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  • 都市論――生存の都市へ

    酒井隆史, 宇城輝人, 前川真行, 天田城介

    生存学   ( 6 )   220 - 277   2013年

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

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講演・口頭発表等

  • 書評『古都の占領』(西川祐子著、平凡社)

    宇城 輝人

    左京区研究会(研究代表:宇城輝人)  2018年6月 

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • 阪神間研究会をはじめるにあたって

    宇城 輝人

    阪神間研究会(研究代表:宇城輝人)  2018年5月 

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • 現代レイシズムの展開について

    宇城 輝人

    関西大学経済・政治研究所第224回産業セミナー  2017年9月 

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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  • アンティファと人権

    宇城 輝人

    C・ルフォール『民主主義の発明』(勁草書房)邦訳出版記念シンポジウム「"全体主義"と"民主主義"」  2017年7月 

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    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 左京区研究会とは何なのか

    宇城 輝人

    左京区研究会(研究代表:宇城輝人)  2017年6月 

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    記述言語:日本語   会議種別:公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • パンデミックが照らし出す都市化と移動

    研究課題/領域番号:23H03793  2023年4月 - 2026年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  学術変革領域研究(B)

    浜田 明範, 濱田 篤郎, 磯部 裕幸, 堀口 佐知子, 土井 清美, 斎藤 修, 中村 寛, 宇城 輝人, 飯島 渉, 高橋 絵里香

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    配分額:29640000円 ( 直接経費:22800000円 、 間接経費:6840000円 )

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  • 社会的所有に関する知識社会学的研究--賃労働社会との関係を中心に

    研究課題/領域番号:25380684  2013年4月 - 2016年3月

    文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))  基盤研究(C)

    宇城 輝人

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4030000円 ( 直接経費:3100000円 、 間接経費:930000円 )

    本研究は、「個人という生活形式」の集団的基盤としての「社会的所有」を、その起源から跡づけ、「賃労働社会」をどのように規定してきたか知識社会学的に検討した。そのさい以下の3点に焦点をおいた。(1)19世紀フランスにおける所有をめぐる議論を社会的所有の概念史として再構成すること。(2)プルードンの所有論の意義を考察し、個人主義、社会的所有、そして社会立法との関連性を分析すること。(3)「個人という生活形式」が社会的所有との連関で展開される歴史的諸相を分析すること。

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  • 「たべる」ことをめぐる学際的研究

    2008年4月 - 2011年3月

    財団法人福井県大学等学術振興基金  一般研究助成金 

    宇城 輝人

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • 賃労働社会の起源と展開に関する知識社会学的研究――非労働の意味転換をめぐって

    研究課題/領域番号:20530469  2008年4月 - 2011年3月

    文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))  基盤研究(C)

    宇城 輝人

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:3900000円 ( 直接経費:3000000円 、 間接経費:900000円 )

    本研究は、就業者の大半が雇用され、社会保障が雇用に関連づけられるような社会(賃労働社会)の成り立ちを、以下の3点に焦点をおいて知識社会学的に検討した。(1)労働と非労働の境界線が19世紀末から20世紀前半のフランスでどのように構成されたのか。(2)労働の残余だった非労働がどのようにして人間の本質として経験されるのか。(3)そのような非労働を生きる人間たちの集団生活がどのような空間秩序(都市、郊外)のもとに形成されたのか。

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  • 19・20世紀における「啓蒙」の理念と実践についての系譜学的・比較史的研究

    研究課題/領域番号:18320023  2006年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    富永 茂樹, 山室 信一, 岡田 暁生, 王寺 賢太, 田邊 玲子, 増田 真, 斎藤 光, 長尾 伸一, 松澤 和宏, 宇野 重規, 小田川 大典, 北垣 徹, 斉藤 渉, 崎山 政毅, 宇城 輝人, 葛山 泰央, 長尾 伸一, 小田川 大典

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    配分額:18190000円 ( 直接経費:15100000円 、 間接経費:3090000円 )

    本研究は19・20世紀の世界の「啓蒙」の受容・変形・批判の諸相の検討と18世紀欧州の「啓蒙」の再検討とを行い、1)18世紀の思想を同時代の社会史・政治史と照らしつつ新たな解釈を提示する、2)「啓蒙」に近代の政治・社会の基本構想の起源を認め、それが19世紀以降いかに批判されつつ受容されたか解明する、3)近代の諸学やそれらへの批判をはらむ知的な革新が「啓蒙」ともつ関係を解明する、という3点に努めた。

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