2024/06/19 更新

写真a

コジマ ミユキ
小嶋 美由紀
KOJIMA,Miyuki
所属
外国語学部 教授
職名
教授
外部リンク

学位

  • 博士(学術) ( 2009年3月 )

研究キーワード

  • ムード 授与と受益 人称代名詞 非指示化 移動表現 状態変化 構文文法

研究分野

  • 人文・社会 / 言語学  / 中国語学

学歴

  • 東京大学   総合文化研究科   言語情報科学

    - 2006年

      詳細を見る

  • 津田塾大学   学芸学部   英文学科

    - 1998年

      詳細を見る

経歴

  • 関西大学外国語学部外国語学科教授

    2017年4月

      詳細を見る

  • 関西大学外国語学部外国語学科准教授

    2011年4月 - 2017年3月

      詳細を見る

  • 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻 助教

    2006年4月 - 2008年3月

      詳細を見る

所属学協会

論文

  • 拡張的授与使役構文[V GIVE (3SG)AP]の成立メカニズム―台湾閩南語[V+hō˙(+i)+AP]とタイ語[V+hâi(+man)+AP]を比較して

    小嶋美由紀

    關西大學中國文學會紀要   ( 45 )   17 - 38   2024年3月

     詳細を見る

    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

    添付ファイル: 『關西大學中國文學會紀要』, 45巻, p. 17-38,2024.3.pdf

    researchmap

  • 中国語主体移動における直示表現―ビデオクリップデータに基づいて

    小嶋 美由紀

    くろしお出版・『認知言語学を拓く』森雄一、西村義樹、長谷川明香編   91-116頁   2019年10月

     詳細を見る

  • 中国西北方言における“我咱VP”と“你咱VP”

    小嶋 美由紀

    『関西大学中国文学會紀要』   第37號,57-73頁。   2016年3月

     詳細を見る

  • 《老乞大》中所見的祈使標識“去來”

    小岛 美由纪

    『関西大学外国語学部紀要』   第9号,29-39頁。   2013年10月

     詳細を見る

  • 《老乞大》四種版本中的祈使語氣詞演變狀況

    小岛 美由纪

    嚴翼相、遠藤光曉主編『韓漢語言探討』   213-238頁。   2013年7月

     詳細を見る

  • 台灣閩南話擴張性致使句[V與伊AP]成立的語意動因及其句法機制

    小岛 美由纪

    第八屆青年學者國際學術研討會論文集   47~61頁   2012年2月

     詳細を見る

  • 受益構文[N1给N2+VP]から命令構文[你给我VP]への拡張 査読

    小嶋 美由紀

    朋友書店『現代中国語研究』   第12期,50-58頁   2010年10月

     詳細を見る

  • 上海語と粤語における再述代名詞と非現実ムード 査読

    小嶋 美由紀

    東京大学大学院 総合文化研究科 言語情報科学専攻『言語情報科学』   8巻,33-48頁   2010年3月

     詳細を見る

  • 拡張的二重目的語構文“玩儿他个痛快”の成立動機とメカニズム 査読

    小嶋 美由紀

    日本中国語学会『中国語学』   256号,122-140頁   2009年10月

     詳細を見る

  • 現代中国語非指示的“他”について-二重目的語構文の構文的意味と間接目的語意味役割の拡張―玩他三天!のケース 査読

    小嶋 美由紀

    東京大学大学院 総合文化研究科 言語情報科学専攻『言語情報科学』   2巻,81-94頁   2004年3月

     詳細を見る

  • “人家(renjia)”と『人(ヒト)』の自称詞用法 査読

    小嶋 美由紀

    日本中国語学会『中国語学』   248号,228-243頁   2001年1月

     詳細を見る

▼全件表示

書籍等出版物

  • 中国語学辞典

    日本中国語学会( 担当: 分担執筆 範囲: 「遠称」「近称」「前方照応的指示」「転換指示」「自己指示」「指示詞」)

    岩波書店  2022年10月  ( ISBN:9784000803229

     詳細を見る

    総ページ数:xxii, 743p   記述言語:日本語  

    CiNii Books

    researchmap

  • 現代中国語アスペクトの体系的研究

    戴, 耀晶, 李, 佳樑, 小嶋, 美由紀( 担当: 共訳)

    関西大学出版部  2021年3月  ( ISBN:9784873547299

     詳細を見る

    総ページ数:x, 253p, 図版 [1] p   記述言語:日本語  

    CiNii Books

    researchmap

  • 明解言語学辞典

    斎藤, 純男, 田口, 善久, 西村, 義樹( 担当: 分担執筆 範囲: 「ムード」「モダリティ」)

    三省堂  2015年8月  ( ISBN:9784385135786

     詳細を見る

    総ページ数:xxiii, 258p   記述言語:日本語  

    CiNii Books

    researchmap

講演・口頭発表等

  • Motion event descriptions in Chinese based on oral descriptions of video clips(experiement A)

    KOJIMA,Miyuki

    MEDAL symposium at NINJIAL(国立国語研究所)  2019年1月 

     詳細を見る

  • 现代汉语自主位移事件表达中的指示―—基于录像口述实验资料

    小岛 美由纪

    Seminar on Linguistic Typology and the Expressions of Motion Events in Languages in China  2018年12月 

     詳細を見る

    開催地:中国,常熟理工学院  

    researchmap

  • 中国語3人称代名詞の非指示化について

    小嶋 美由紀

    日本中国語学会第64回全国大会ワークショップ「方言データを活用した語法研究の可能性」,日本中国語学会第64回全国大会  2014年11月 

     詳細を見る

    開催地:大阪大学  

    researchmap

  • 《老乞大》里所见祈使标识“去来”

    小岛 美由纪

    第五届韩汉语言学国际学术研讨会  2013年8月 

     詳細を見る

    開催地:浙江大学(中国・杭州)  

    researchmap

  • 近代漢語裡所見的祈使標識“(去)來”

    小岛 美由纪

    第九屆青年學者國際學術研討會暨第三屆東亞漢語教學研究生論壇  2013年2月 

     詳細を見る

    開催地:韓國外國語大學(韓国・ソウル)  

    researchmap

  • 非指示的な三人称代名詞が生起する動機及び構文特徴

    小嶋 美由紀

    日本中国語学会、『日本中国語学会第58回全国大会』  2008年10月 

     詳細を見る

    開催地:京都外国語大学  

    researchmap

  • Hortative use of GIVE construction in Mandarin Chinese

    小嶋 美由紀

    The Fourth International Conference on Construction Grammar(ICCG4)  2006年9月 

     詳細を見る

    開催地:東京大学,日本・東京  

    researchmap

  • 與“給予”相關的人稱代詞無指用法

    小嶋 美由紀

    第14回国際中国語言学学会  2006年5月 

     詳細を見る

    開催地:中央研究院,台湾・台北  

    researchmap

  • 受益文の拡張表現“你给我VP”-日本語「てくれ」「てやる」との対照を含めて-

    小嶋 美由紀

    日本中国語学会第55回全国大会  2005年10月 

     詳細を見る

    開催地:筑波大学  

    researchmap

  • 現代中国語の非指示的“他”について-“玩他个痛快”のケース

    小嶋 美由紀

    日本中国語学会第53回全国大会  2003年10月 

     詳細を見る

    開催地:早稲田大学  

    researchmap

  • 中国語と日本語の人称表現-“人(renjia)”と『人(ヒト)』の自称詞用法を通じて-

    小嶋 美由紀

    日本中国語学会第50回全国大会  2000年10月 

     詳細を見る

    開催地:名古屋大学  

    researchmap

▼全件表示

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 受影性の文法: 理論言語学と言語類型論の視点から

    研究課題/領域番号:24K00060  2024年4月 - 2028年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    西村 義樹, 小嶋美由紀, 長屋尚典, 古賀裕章, 長谷川明香, 田中太一

      詳細を見る

    担当区分:研究分担者 

    配分額:15990000円 ( 直接経費:12300000円 、 間接経費:3690000円 )

    researchmap

  • 実証的な理論・対照言語学の推進(述語の意味と文法に関する実証的類型論)

    2022年4月

    松本 曜

      詳細を見る

  • 空間移動と状態変化の表現の並行性に関する統一的通言語的研究

    研究課題/領域番号:19H01264  2019年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    松本 曜, 吉成 祐子, 河内 一博, 守田 貴弘, 眞野 美穂, 小嶋 美由紀, 長屋 尚典, 古賀 裕章, 高橋 清子, 石塚 政行, 山本 恭裕, 夏 海燕, 江口 清子, 中川 裕

      詳細を見る

    配分額:17030000円 ( 直接経費:13100000円 、 間接経費:3930000円 )

    本プロジェクトは、諸言語における空間移動と状態変化を表す表現について、統一的な調査方法に基づき、通言語的研究を行うものである。この二つの表現については並行性があるとされるが、それを体系的、通言語的に検証するのが目的である。
    2019年度は、研究対象とする各言語の特性を理解するとともに、研究が進んでいる空間移動についてすでに行われた研究結果に検討を加えた。一方、状態変化に関しては基礎的な研究を行って仮説を立てるとともに、共同研究者間で研究会を開いて今後の研究方法について検討することに重点を置いた。状態変化に関する仮説を検討するとともに、状態変化に関する分類リストの作成や、語彙項目調査の対象決定を行い、さらにビデオなどを用いた実験の内容について具体的に検討した。
    その結果、移動表現に関しては、合計で25の研究発表を行うことができた。その中には、第15回国際認知言語学会などの国際学会で行った15件の発表も含まれており、海外の研究者との交流も広く行われた。これらを通して、空間移動の表現における語彙的・構文的特性に関する類型論的な差異について理解を深めることができ、空間移動の表現を状態変化の表現と比較する基盤が作られた。
    状態変化についても、どのような場合に空間移動の表現との間に並行性が見られるかについて仮説を立てることが出来た。一部の言語については、基礎的な調査を行い、両表現間の語彙的・構文的並行性に関して成果中間報告を行った。

    researchmap

  • 対照言語学の観点から見た日本語の音声と文法(動詞の意味構造)

    2016年4月 - 2022年3月

    松本曜

      詳細を見る

  • 共同研究プロジェクト(領域指定型)「空間移動表現の類型論と日本語:ダイクシスに焦点を当てた通言語的実験研究」(プロジェクトリーダー:松本曜(神戸大学))

    2010年11月 - 2013年10月

    松本曜

      詳細を見る

  • 科学研究費補助金(若手B)「構文拡張における人称代名詞の非指示化と非現実ムードの関係性について」(課題番号:20720103、代表:小嶋美由紀)

    2008年 - 2010年

      詳細を見る

▼全件表示

教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

  • 外国語を習得するために必要なのは、1)目標言語の音韻規則や文法規則を理解すること、2)それを円滑に運用する能力を身につけること、この2点である。この2点の獲得をスムーズに行うために、授業で工夫していることを以下に挙げる。 日本人が中国語を学ぶとき、漢字を見て意味を取ることは比較的容易であるが、漢字の読み方は日本語のそれとは大きく異なるため、聞くことから意味をとることがハンディとなりやすい。よって授業では、中国語の音と意味を結び付ける訓練をすることが必要になる。私は授業内で、中国語の発音の高低(声調)をグラフで表わし、発音のメカニズムを可視化して提示すると同時に、時間の許す限り発音反復練習を取り入れて定着を図っている。これによって、発音に対する知識と運用能力をバランスよく獲得できると考えている。また1学期に計3回実施する小テストでは、ディクテーションや、発音表記(ピンイン)からその単語の意味を問う問題を出題し、中国語の意味を発音からくみ取る癖をつけるよう工夫している。 語彙や文法の知識獲得のための取り組みとしては、中国語が日本語とどのような違いがあるのかに積極的に目を向けさせ、その差異が何によってもたらされたものかを理解させるよう心がけている。これは、個々の語彙や文法知識の暗記だけに頼るのではなく、中国語をより体系的に学ぶことになり、知識として定着しやすくなると考えるからである。この点に関しては、私がこれまで取り組んできた対照言語学的研究の知識を活かすことができる。また、実際に得た語彙や文法知識の運用能力を育成するために、それらを使って授業内・外で自由作文をさせ、授業内で学生全員に披露させる。教師がその場でその正誤について解説することによって、他の学習者も課題となる単語を用いた文のヴァリエーションを学ぶことができる。これは、実際に学生からの評価も高かった学習方法である。 20(外国語学部・中国語講読) 中国語の文章を単に日本語に訳すという作業ではなく、著者の論述はどのような根拠に基づいているかを探り、その正否を学生同士が議論する授業を展開している。 また、中国語を母語とする大学院生をTA雇用し、文章の中に出てくる語彙や文法が、具体的にどのような場面で用いられるかを即座に確認できる体制を整えている。
    (外国語学部・言語分析研究)3、4年生向け(中検3級以上取得者)の授業である。これまで断片的に学んできた中国語文法を体系的に眺め直すため、1回づつテーマを絞っている。たとえば、初修の中国語の授業で、形容詞述語文は裸の形容詞ではなく、何等かの程度副詞が必要であることを学ぶが、当該授業で、なぜ必要なのかという理由を、日本語と中国語の形容詞の性質の違いから探っている。常に日本語や英語との類似点相違点を意識し、中国語独自の文法、意味、語用的特徴を明らかにする授業を展開している。また、アクティブラーニング型の授業を実施し、受講者同士が問題解決に向けて意見を出し合うグループディスカッションの時間も設けている。

作成した教科書、教材、参考書

  • 『中国語でコミュニケーション』(沈国威監修、氷野善寛、小嶋美由紀、海暁芳、紅粉芳惠、阿部慎太郎著,朝日出版社,2019)
    『漢語課本』(小野秀樹、賈黎黎、吉川雅之、小嶋美由紀、李佳樑著,白帝社,2020)
    『聞いて話す初級中国語インテンシブ』(小嶋美由紀、李佳樑,東京大学駒場中国語教育研究会編,2020)

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

  • セミナー講演「ほんとうは違うアレとコレ」中国語教育学会関西地区研究会( 2012年7月,関西大学)

その他教育活動上特記すべき事項

  • WEB版模擬講義「中国語ってどんな言語?-日本語との比較を通じて-」2013年5月配信開始2017年5月31日まで、関西大学高大連携センター