2024/03/30 更新

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タカマス アキラ
高増 明
TAKAMASU,Akira
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社会学部 教授
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学位

  • 経済学博士 ( 1988年7月 )

研究キーワード

  • 国際経済学、不等価交換、資本理論、進化経済学、コンピュータ・シミュレーション、マルチエージェント;

  • 国際経済学、不等価交換、資本理論、進化経済学、コンピュータ・シミュレーション、マルチエージェント

研究分野

  • 人文・社会 / 理論経済学

学歴

  • 京都大学   経済学研究科   理論経済学・経済史学専攻

    - 1985年

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  • 京都大学   経済学部

    - 1979年

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    国名: 日本国

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  • 京都大学   経済学研究科   理論経済学・経済史学専攻

    1985年

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    国名: 日本国

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経歴

  • 大阪産業大学経済学部教授

    1997年4月 - 2006年3月

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  • 大阪産業大学経済学部助教授

    1991年10月 - 1997年3月

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  • 大阪産業大学経済学部専任講師

    1985年4月 - 1991年9月

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所属学協会

論文

  • 日本のポピュラー音楽の危機と経済停滞

    高増 明

    関西大学社会学部紀要   第47巻第1号 ( 1 )   1 - 20   2015年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学社会学部  

    日本のポピュラー音楽は危機的な状況にある。音楽コンテンツの売上は1998年に約6,000億円に達したが、その後は傾向的に減少している。危機は、量的側面だけではなく質的側面についても存在する。最近は、同じタイプの音楽がヒットチャートの上位を独占し、日本のポピュラー音楽は、世界の動向からは乖離して、日本のマーケットだけを目指すようになっている。この論文では、危機がどのようにして生じ、それをどのように解決するのかを考えていく。危機を起こした原因としては、経済の停滞と音楽の財としての特性の変化に注目する。危機を救う方法としては、アーティスト自らがすべての役割をこなすインディーズと政府が音楽市場に介入し、音響機器に課税するとともに、補助金を交付する方法を提案する。最終節では、論文の内容を要約するとともに、日本の状況をアメリカ、中国、韓国と比較する。

    CiNii Books

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/9455

  • 日本のジレンマ: なぜ日本は経済停滞から脱出できないのか?

    高増 明

    関西大学社会学部紀要   第45巻第2号 ( 2 )   219 - 247   2014年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学社会学部  

    この論文では、1990年代はじめのバブル経済の崩壊以降、20年以上にわたって、なぜ日本経済が停滞から脱出できないのかを分析する。はじめに、第2次大戦後に、日本の平等主義的な経済システムによって中産階級が形成され、その活発な消費によって、日本経済が成長してきたことをみていく。しかし、1990年代からは、そのような経済成長のパターンが次第に消失していき、所得格差が拡大し、中産階級は縮小していった。それが日本の経済停滞の主要な原因である。さらに、日本では富裕層の消費性向が低く、そのことが日本の経済停滞をより深刻なものにしている。論文の最後に、現在行われているアベノミクスの有効性を検証し、所得格差の解消なしには、それがうまく機能しないことをみていく。

    CiNii Books

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/8411

  • 日本と中国の農業に関するTPP参加の経済効果のシミュレーション : GTAPモデルによる推計

    高増 明

    関西大学社会学部紀要   第43巻第2号 ( 2 )   1 - 31   2012年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学社会学部  

    この論文では、TPP に日本、中国、東アジア諸国が参加するときに、どのような経済効果が生じるのかをGTAP モデルを使ってシミュレーションをする。2010年に日本政府は、日本がTPP に参加することによってGDP が0.48~0.65%増加するというシミュレーション結果だけを発表してTPP を推進する根拠としたが、個別の産業、とりわけ農業にどのような影響を及ぼすのかについては明らかにしていない。この論文では、GTAP モデルを使って独自にシミュレーション分析を行い、TPP への参加によって、日本のコメの生産が1 / 3 になるなど、日本の農業は致命的な損失を被ることを明らかにした。同時に、中国や東アジア諸国が受けるTPP 参加によって受ける影響についても検討する。

    CiNii Books

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/6790

  • 「仮想経済における階段形成:J.Roemerモデルのコンピュータ・シミュレーション」

    高増 明

    『大阪産業大学経済論集』   "第2巻第3号,pp.11-22"   2001年6月

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  • 「マルクス主義の崩壊と社会科学の将来」

    高増 明

    『神奈川大学評論』   "1999年11月号,pp.79-87"   1999年11月

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  • 「戦略の進化:繰り返し囚人のディレンマのコンピュータ・シミュレーション」

    高増 明

    『経済論叢』   "1999年11月号,pp.100-120"   1999年11月

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  • 「繰り返し囚人のディレンマ・ゲームにおけるノイズとメモリーサイズ」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "113号,pp.91-103"   1999年6月

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  • 「協調の進化:繰り返し囚人のディレンマゲームのコンピューター・シミュレーション」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "111号,pp.55-68"   1999年3月

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  • 「離散型 Goodwin モデルの拡張とカオスの出現」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "104号,pp.179-189"   1997年2月

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  • 「先進国労働者と途上国労働者の対抗関係について:多部門モデルによる分析」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "103号,pp.151-154"   1996年9月

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  • 「分析的マルクス主義の方法論」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "103号,pp.47-64"   1996年9月

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  • 「Schwartzの景気循環論について」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "101号,pp.81-94"   1996年3月

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  • """On the Effectiveness of Fiscal Policy in the Goodwin's Growth Cycle Model"""

    AKIRA TAKAMASU

    "Dynamical Systems and Chaos,Mathematics,Engineering and Economics, World Scientific Publishing Co.Pte. Ltd. Singapore"   Volume ?   1995年

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  • 「タイの経済成長と産業構造の変化」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "97号,pp.40-65"   1994年9月

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  • “Analytical Marxism and Mathematical Marxian Economics”

    AKIRA TAKAMASU

    Chulalongkorn Journal of Economics   "Vol.6,Number 3,pp.330-349"   1994年9月

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  • 「マルクスの基本定理について」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "95号,pp.21-32"   1994年3月

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  • 「輸出志向工業化の経済モデル:理論モデルと韓国経済の実証分析」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "92号,pp.91-119"   1993年5月

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  • 「Goodwin モデルにおける財政政策の有効性について」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "90号,pp.87-95"   1993年3月

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  • 「貿易による利潤率の上昇について:リカード命題の理論的妥当性」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "82号,pp.47-49"   1991年3月

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  • 「リカード比較生産費説について(2)」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "80号,pp.1-15"   1990年9月

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  • 「リカード比較生産費説について(1)」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "79号,pp.1-10"   1990年7月

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  • 「生産された生産手段としての資本とヘクシャー=オリーン=サミュエルソン(HOS)モデル」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "68号,pp.33-53"   1987年8月

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  • 「強いアメリカという幻想-円高のやさしい政治経済学」

    高増 明

    『思想の科学』   "1986年,12月号,pp.24-34"   1986年12月

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  • 「国際貿易における不等価交換:理論的展望」

    高増 明

    国際経済学会編『国際経済』   "第38号,pp.105-114"   1986年8月

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  • 「国際貿易における不等価交換:理論的展望」

    高増 明

    『大阪産業大学論集、社会科学編』   "64号,pp.17-40"   1986年8月

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  • """On the Production Possibility Frontier in a Sraffa-Leontief Economy"""

    AKIRA TAKAMASU

    "The Manchester School,June,"   "1986,pp.202-207"   1986年6月

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  • 「ネオ・リカード派の地代理論」

    高増 明

    『経済論叢』   "第132巻第3・4号,pp.119-141"   1983年10月

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  • 「ネオ・リカード派の貿易理論」

    高増 明

    『経済評論』   "1983,10月号,pp.104-120"   1983年10月

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書籍等出版物

  • ポピュラー音楽の社会経済学

    高増 明( 担当: 編集)

    ナカニシヤ出版  2013年12月 

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    ポピュラー音楽についての社会経済学的な分析。

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  • 経済学史

    高増 明( 担当: 共著)

    ミネルヴァ書房  2012年2月 

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  • 食と農のいま

    高増 明

    ナカニシヤ出版  2011年6月 

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  • アジアのメディア文化と社会変容

    高増 明( 担当: 共編者(共編著者))

    ナカニシヤ出版  2008年10月 

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  • 経済思想10 日本の経済思想2

    高増 明( 担当: 共著)

    2006年9月 

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  • 経済思想5 経済学の古典的世界

    高増 明( 担当: 共著)

    日本経済評論社  2005年7月 

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  • 高増明・竹治康公編『経済学者に騙されないための経済学入門』

    高増 明( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版 全体(275ページ)のうち約200ページを執筆  2004年4月 

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  • 大山道広編『国際経済理論の地平』

    高増 明( 担当: 共著)

    東洋経済新報社 第14章「不等価交換論:貿易は不利益をもたらすか」  2001年4月 

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  • 高増明・松井暁編『アナリティカル・マルキシズム』

    高増 明( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版 第1章、第2章、第3章を執筆  1999年6月 

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  • 高増明・野口旭編『国際経済学:理論と現実』

    高増 明( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版 野口旭氏ち二人で全体を執筆  1997年4月 

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  • 『ネオ・リカーディアンの貿易理論:不等価交換論を超えて』

    高増 明( 担当: 単著)

    創文社  1991年11月 

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  • 森嶋通夫『リカードの経済学』

    高増 明, 堂目卓生, 吉田雅明氏( 担当: 共著)

    東洋経済新報社  1991年6月 

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  • 瀬地山敏編『マクロエコノミクス』

    高増 明( 担当: 共著)

    昭和堂 第7章「貿易と国内経済への影響」  1986年6月 

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講演・口頭発表等

  • 「もうひとつのグローバル資本主義?:政治経済学的分析」

    高増 明

    進化経済学会オータム・コンファレンス、専修大学  2002年9月 

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  • 「文系大学ベンチャーの可能性:OSU Digital Media Factory の設立と活動の経験を踏まえて」

    高増 明, 山崎功詔, 松本清一, 中村幸彦

    関西ベンチャー学会全国大会、大阪産業創造館  2002年3月 

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  • 「大学教育とマルチメディア」

    高増 明

    情報通信学会関西支部研究会  2000年3月 

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  • 「アナリティカル・マルクシズムについて」

    高増 明

    経済学史学会関西部会、大阪大学  1998年5月 

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  • """On the Effectiveness of Fiscal Policy in the Goodwin's Growth Cycle Model"""

    AKIRA TAKAMASU

    理論計量経済学会 西部部会、神戸学院大学  1994年6月 

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  • """On the Effectiveness of Fiscal Policy in the Goodwin's Growth Cycle Model"""

    AKIRA TAKAMASU

    "International Conference on Dynamical Systems and Chaos-Tokyo,東京都立大学"  1994年5月 

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  • 「国際貿易における不等価交換:理論的展望」

    高増 明

    国際経済学会全国大会  1986年10月 

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  • 「『逆説的』行動を示す生産関数とヘクシャー=オリーン=サミュエルソン定理」

    高増 明

    理論計量経済学会 西部部会  1984年6月 

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社会貢献活動

  • 有限会社オーエスユー・デジタルメディアファクトリ取締役

    2001年

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教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

  • 講義は、穴埋め式のプリントを配布し、pptと自分で編集したビデオファイルによって行っている。デジタルコンテンツの制作についての講義では、学生に参加してもらいながら講義を進めている。たとえばレコーディングについての講義では、学生に楽器を演奏してもらい、それを編集してその場でCDを制作した。演習では、実習として、いくつかのグループをつくり、ビデオの制作、web制作、CDの制作を行い、デジタルコンテンツに関する理解を深めた。

作成した教科書、教材、参考書

  • デジタルコンテンツの制作方法(画像処理、イラスト制作、web制作、動画編集)を説明したビデオを教材として制作した。それを見せながら講義を行っている。ポピュラー・ミュージックに関する講義では、ポピュラーミュージックのビデオをデータベース化したものを制作した。

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

  • 吹田市の依頼を受けて、私と私の演習の学生、吹田市民、吹田市役所職員が協力して、吹田の観光ガイドブック『吹田時間』を2009~2010年に制作した。学生がレストラン、ショップ、カフェ、吹田出身の有名人などを取材して、インタビューをもとに紹介の文章を書き、写真も撮影した。ガイドブックのデザインの一部も学生が担当した。完成した『吹田時間』は、1万部印刷され、吹田市によって定価200円で販売された。その成果については、朝日新聞など多くの新聞にも取り上げられた。

その他教育活動上特記すべき事項

  • 毎年、オープンキャンパスではミニ講義を行っている。また高校への出張講義なども行っている。