2024/04/05 更新

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ゲン ユキコ
玄 幸子
GEN,Yukiko
所属
外国語学部 教授
職名
教授
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学位

  • 文学修士 ( 1985年3月 )

研究分野

  • 人文・社会 / 言語学

学歴

  • 奈良女子大学   人間文化研究科   比較文化学専攻

    - 1988年

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  • 大阪市立大学   文学部   国文・中文学科 中国語・中国文学専攻

    - 1982年

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    国名: 日本国

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  • 奈良女子大学   人間文化研究科   比較文化学専攻

    1988年

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    国名: 日本国

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経歴

  • 【非常勤(主なもの)】大阪市立大学 (中国語) 19890401-19960331奈良女子大学 (中国語) 19930401-19960331島根大学集中講義 19981109-19981113奈良女子大学集中講義 20040717-20040719奈良女子大学文学部・大学院 20050401-20080331

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  • 【本務校】新潟大学 人文学部 助教授 19960416-20050331関西大学 外国語教育研究機構 教授 20050401-

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  • 【非常勤(主なもの)】 大阪市立大学 (中国語) 19890401-19960331 奈良女子大学 (中国語) 19930401-19960331 島根大学集中講義 19981109-19981113 奈良女子大学集中講義 20040717-20040719 奈良女子大学文学部・大学院 20050401-20080331

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  • 【本務校】 新潟大学 人文学部 助教授 19960416-20050331 関西大学 外国語教育研究機構 教授 20050401-

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所属学協会

論文

  • 石濱純太郎を中心とした東洋語学の系譜 : 川崎直一の書簡から 査読

    玄 幸子

    関西大学東西学術研究所紀要   巻 56, p. A79-A110   2023年7月

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  • 内藤文庫収蔵の敦煌文献写真資料について

    玄 幸子

    関西大学東西学術研究所研究叢書第12号 言語交渉研究班 周縁資料と言語接触研究   第12号 157(30) - 186(1)   2023年3月

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  • 書簡から見る石濱純太郎と東洋言語学者たち―泉井久之助ほか訳著『世界の言語』編纂過程を取り上げて

    玄 幸子

    関西大学出版部・関西大学東西学術研究所研究叢刊65   65 179(39) - 204(64)   2023年3月

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  • 石濵文庫所蔵書簡資料のweb公開に向けて

    玄 幸子

    KU-ORCASが開くデジタル化時代のアジア文化研究   2022年3月

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  • 敦煌文書の世界に『冥報記』は存在したか 査読

    玄 幸子

    敦煌冩本研究年報   第16號 127-136頁   2022年3月

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  • 关于韩国收藏《佛说天地八阳神咒经》

    玄 幸子

    北方文艺出版社古代中外文化交流与文化创作专题研究   p.438-450   2022年2月

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  • 石濵文庫所収書簡資料に見る明治三九年~昭和三〇年代の漢学―その一 石田幹之助書簡を通じて 査読

    玄 幸子

    関西大学東西学術研究所紀要   第54輯 29-53   2021年4月

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  • 中国口語史研究と敦煌文献

    玄 幸子

    『関西大学 外国語学部紀要』   第二四号 三七~四九頁   2021年3月

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  • 石濵文庫収蔵書簡に見る仏英調査旅行関連資料について 査読

    玄 幸子

    『東西学術研究所紀要』   第五十三輯、一一七~一二八頁   2020年4月

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  • 今西ノートから見るロンドンでの内藤湖南敦煌遺書調査

    玄 幸子

    関西大学東西学術研究所・『続 中国周辺地域における非典籍出土資料の研究』   p.118-196   2020年1月

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  • 内藤湖南との交流に見る石濱純太郎

    玄 幸子

    東西学術研究と文化交渉 石濵純太郎没後50年記念国際シンポジウム論文集   pp.223-256   2019年11月

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  • 日本對俗字的接受與應用―以年齡代稱與賀壽爲例 ―以年齡代稱與賀壽爲例

    玄 幸子

    関西大学 外国語学部 紀要   【第21号】2019年 10月発行pp.55-60   2019年10月

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    平安時代に遣唐使によって将来された漢籍は鈔本 ( 寫本 ) であり、唐寫本に見える俗字も 同時に伝来された。刊本成立以後の中国では鈔本はほぼ消滅し漢字字体の規範化も進むが旧 鈔本の歴史を有する日本では伝来時のままの字姿を伝えている。長寿祝いの年齢呼称に喜寿、 傘寿、卒寿があるが、いずれもその俗体である㐂、仐、卆を分解して 77,80,90 の歳を表 す。日本特有の年齢呼称に、平安時代の漢籍伝来に伴う俗字受容とその後、鎌倉・室町時代 を経て江戸時代に定着、現代日本の国語辞典の項目として立つことになった変容の過程を見 ることができる。

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  • 中国語音別配列歴史口語辞典編纂の構想

    玄 幸子

    関西大学外国語学部紀要   第20号、85~94頁   2019年3月

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  • ベルリン国立図書館所蔵トルファン文書Ch1421(TⅡT2068)に関連して 査読

    玄 幸子

    關西大學 中國文學會紀要   第三十九號 1-20頁   2018年3月

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  • 内藤湖南の大英博物館所蔵敦煌文献(佛典・佛經)調査について

    玄 幸子

    日本古写経研究所研究紀要   第三号,27-42頁(1頁上下2段組 1段23行1行34字)   2018年3月

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  • 關於《往五天竺國傳》裏面出現的語言特徵

    玄 幸子

    上海教育出版社・漢語史學報   第十八輯   2017年12月

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  • 『廬山遠公話』校訂上の諸問題 査読

    玄 幸子

    東西学術研究所紀要   No.50 pp19-34, ( 50 )   19 - 33   2017年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学東西学術研究所  

    The Lushan YuanGong Hua (廬山遠公話) of Dunhuang Bianwen (敦煌變文) - the Dunhuang version of the Scripts of the Eminent Monk Huiyuan of Mount Lu - is the earliest storytelling novel (話本) ever found through the present time. It is considered a work of great value in the context of historical studies of colloquial language, literature, and religion. This work has long been a subject of scholarly attention, including a Japanese translation by Dr. Iriya published in 1975. However, due to problems with the process of researching the Dunhuang manuscript research in the 1970s, many problems remained. This paper, focusing on unresolved issues, presents a solution based on the outcome of Bianwen research, which has advanced dramatically in recent years. As a result, we have confirmed that said issues can be resolved on various aspects including organizing Tongjiazi (通假字: Chinese interchangeable characters), correcting punctuation, analyzing colloquial vocabulary, and more.

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/11234

  • 「調査ノートから見る内藤湖南の敦煌学――ペリオ邸資料調査記録の資料接合から――」

    玄 幸子

    東西学術研究所・『中国周辺地域における非典籍出土資料の研究』   p.47-105   2017年2月

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  • 太田辰夫「兼語動詞」再検討 中国口語研究への新視点 査読

    玄 幸子

    関西大学 東西学術研究所紀要   No.49 pp89-104 ( 49 )   89 - 104   2016年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学東西学術研究所  

    使役と被動が同形式であり基本的に区別しない中国語の特徴を太田辰夫は「兼語動詞」の範疇で同一のものとして扱い、使役と被動の区別は客観的な事実ではなく主観的な判断に基づくと解釈した。太田辰夫のこの観点を出発点として近年多くの考察研究がなされてきた。近年の研究成果に基づいて太田辰夫の原点を見直すと次の3つの結論が得られる。1、兼語動詞(基本義授与)は語法化と類推の結果、使役と被動の2種の文法機能の拡張を得た。2、中でも典型的授与動詞である“與”“給”には使役と被動の2種の文法機能がある。3、授与動詞の受動マークへの移行は使役を介在させる場合が多数を占めるが、一部<授与>-<受益>-<受動>、あるいは<使役>-<再帰的事態>-<受動>のパターンを認めうる。 授与動詞から使役/受動用法の語彙標識への遷移という現象自体が口語の典型の一つであり、古くは「與」近代では「給」で実現されてきた。語法化のメカニズムのひとつの典型が異なる語彙上に遷移すること、プロトタイプ遷移を口語研究の新視点として取り入れることは非常に有効な手段であろう。

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  • 変文資料を中心とする中国口語史研究再検討 査読

    玄 幸子

    『敦煌寫本研究年報』   第十號,125-134頁   2016年3月

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  • 變文資料再整理―「舜子變」 査読

    玄 幸子

    関西大学 東西学術研究所紀要   48, pp.69-88 ( 48 )   69 - 88   2015年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学東西学術研究所  

    The Tun-huang story of Shun as a boy is the most substantial text for a historical study of Chinese colloquial language. It has noticeable colloquial features for vocabulary, phonology, and grammar. There are only two manuscripts (S.4654 and P.2721v) written about the story of Shun from Tun-huang. The two manuscripts have a head title and an end title that identify the text as Shun-tzu pien i chuan (舜子變一巻) and Shun-tzu Chihhsiao pien-wen i chuan (舜子至孝變文一巻). This paper gives a critical interpretation of the story of Shun as a boy through a collation and supplements to the Collection of the Tun-huang Pien-wen (敦煌變文).

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/9285

  • 關於P.2668裡面的數種雜寫

    玄 幸子

    成功大學中國文學系・2013敦煌,吐魯番國際學術研討會論文集   p.23-p.33   2014年12月

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  • 敦煌文獻與中國口語史研究 -以太田辰夫《中國語歷史文法》為中心 査読

    玄 幸子

    敦煌吐魯番研究   第十四卷, pp.537-552   2014年12月

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  • 岩瀬文庫藏『俗語解』にみる江戸後期漢籍受容の實態――『字彙』『字彙補』『正字通』『訓蒙字會』を例として――

    玄 幸子

    高田時雄教授退職記念 東方學研究論集(日英文分冊),臨川書店,東方學研究論集刊行會   p.119-130   2014年6月

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  • 関西大学図書館蔵抄本『新刊監本増注司牧療馬安驥集』について

    玄幸子

    『外国語学部紀要』   第10号 pp.71-82 ( 10 )   71 - 82   2014年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学外国語学部  

    研究論文《司牧安驥集》是醫馬書古典著作之一,唐代李石撰的.原書早就遺失,現在能目睹的只有明代增注本.關西大學圖書館所藏的《新刊監本增注司牧療馬安驥集》是抄寫明代弘治17年重刊的.現在《司牧安驥集》系列的版本稀有,明代弘治17年重刊本都有兩種,個個只流傳下一本:南京圖書館藏本與日本市立米澤圖書館藏本.關西大學圖書館所藏本屬於米澤圖書館藏本系列,而且有些部分反映了更早時期的版本,是極其重要的史料.以後通過詳細調查此件抄寫本,可能進行《司牧安驥集》之綜合系統研究而明確此件史料原貌與流傳情況.

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/9636

  • 『金瓶梅詞話』における“有”構文

    玄 幸子

    白帝社   p.297-314   2013年5月

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  • 『閻羅王授記記經』寫經考―天堂へのパスポート 査読

    玄幸子

    『敦煌寫本研究年報』   第7號 p.203-218   2013年3月

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  • 再論≪新菩薩經≫、≪勸善經≫以及≪救諸眾生(一切)苦難經≫----以Дх05155爲線索

    玄 幸子

    ≪涅瓦河邊談敦煌≫ 京都大學人文科學研究所   pp.91-109   2012年3月

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  • 俄藏敦煌文獻錄文與定名―整理過程中發現的幾個問題 査読

    玄幸子

    敦煌學:第二個百年的研究視角與問題   p.95-101   2012年

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    本稿只報告很多問題中的一小部份。現在定不了名的文件也很多。今後進行整理之中發現的問題大概會越來越多。不過即使留著未解決的問題,也必須整理。現在我因孤陋寡聞,敦煌文書綜合電子資料還沒聽說過。只作成錄文部份的電子資料也一定會有意義。特點在殘片比較多的《俄藏敦煌文獻þ 第十一降到第十七冊上,電子資料卻很有用。是由為殘片上最難找到文句。以後等到每一舟整理好,我將要公關錄文部份的電子資料。

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  • 關於<須大拏太子變文>以及<小小黃(皇)宮養讚> 査読

    玄 幸子

    佛光文獻叢書・《佛教文獻與文學》   p.497-527   2011年10月

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    佛教文獻與文學國際學術研討會(於南華大學 2008)での研究発表をまとめたもの。

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  • 羽039Vを中心とした變文資料の再檢討 査読

    玄 幸子

    『敦煌寫本研究年報』81-94 頁   第五號   2011年3月

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  • 『老乞大』諸資料における中国語“有”字文の諸相 ―“一壁有者”再考

    玄 幸子

    関西大学 外国語学部紀要   第4号, p.91-106 ( 4 )   91 - 106   2011年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学外国語学部  

    本稿以《老乞大》為語言資料, 對"有"字句進行整理分析. 《老乞大》最早的版本是朝鮮高麗時代編輯的, 反映中國元代語言的情況. 然後在李氏朝鮮, 按照使用時期的語言情況,改變了幾次. 在比,對照代表各各時代的四種版本,總結《老乞大》"有"字句的特點, 結果見證了這個資料裡面百分之九十卻跟現代漢語規範用法ー様. 關於百分之ー十的例句, 従來有些論文主張這種用法很特色的, 特別語序上受到蒙古語或者朝鮮語的影響. 可是詳細調査全部句子之後, 又得了別的看法:這就是受到了漢語口語的影響, 省略介詞而己,不ー定是受到外語的干渉.

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/4732

  • 中村不折舊藏『勾道興撰搜神記』紙背文獻について 査読

    玄 幸子

    京都大學人文科學研究所 西陲發現中國中世寫本研究班   寫本研究年報 第三號 p.115-132   2009年3月

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  • 宋代社会における『佛説天地八陽神呪經』の受容について―― P.3759から見えるもの 査読

    玄 幸子

    敦煌写本研究年報   第2号 47-61頁   2008年3月

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  • BL調査報告―IDP公開資料とオリジナル調査の意義について―

    玄 幸子

    『西北出土文献研究』   第6号 pp.45-53   2008年3月

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  • 關於P.3915上所寫的二種《佛説八陽神咒經》

    玄 幸子

    上海古籍出版社・劉金寶 高田時雄 主編 《轉型期的敦煌學》   p.453-470   2007年10月

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  • 李氏朝鮮期中国語会話テキスト『朴通事』に見られる存在文について

    玄 幸子

    外国語教育研究 紀要   第14号 P.1-12   1 - 12   2007年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

    本文以李氏朝鲜时代所使用的汉语课本《朴通事》为语言资料,对存在句进行整理分析。举出资料中的实例,并以对照《朴通事谚解》《新释朴通事》这新旧两种资料的方法,总结了《朴通事》存在句的具体特点。从来有些论文主张'有'字句宾语前移是受到蒙语影响的'汉儿语言'特征之一。但是通过这次整理过程认为,所谓宾语前移不是"汉儿语言"的特征,而是自古至今使用的汉语句型(强调/ 并列/ 比较),好像与'主题化'有关。

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/2481

  • 現代中国語文法化理論による近世語の態(Voice)の分析

    玄 幸子

    『外国語教育研究』   第11号 pp.1-11   1 - 11   2006年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/1472

  • 『佛説天地八陽神咒經』の言語特徴について

    玄 幸子

    『西北出土文獻研究』第3號   pp.56-66   2006年2月

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  • 羽田紀念館所藏西北出土文獻寫真資料中『燕子賦』、 査読

    玄 幸子

    上海古籍出版社, 敦煌學國際聯絡委員會 通訊集刊   2002-2005, p.274-276   2005年10月

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  • 『佛説天地八陽神咒經』(浙060)にみる偽経伝達過程への一考察

    玄 幸子

    『西北出土文獻研究』第2號 西北出土文獻研究會   第2號 p5-18   2005年3月

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  • 校訂敦煌變文資料上的一個建議――“个”的問題

    玄 幸子

    『新世紀敦煌學論集』巴蜀書社出版   2003年

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  • 禮記鄭玄注卷第三殘卷(P.2500)に関するノート―影印資料から見た改修の可能性―

    玄 幸子

    『敦煌文献とその出土地域に関する総合的研究』   p.19~24   2002年3月

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    平成13年度新潟大学プロジェクト推進経費 20010401-20020331

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  • 鷰子賦Дх10741校注――唐代俗賦に関する一考察

    玄 幸子

    『中国世界における地域社会と地域文化に関する研究』   2002年

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    新潟大学現代社会科学研究所プロジェクト経費 20010401-20020331

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  • 「舜子変」諸校本交合および本文校訂

    玄 幸子

    『敦煌文献の総合的・学際的研究』   2001年

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    平成12年度新潟大学プロジェクト推進経費 20000401-20010331

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  • 『洪武正韻』二等開口牙喉音に見られる拗音化(口蓋化)について 査読

    玄 幸子

    『明清時代の音韻学』(高田時雄編、京都大学人文科学研究所)   2001年

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  • 『洪武正韻』編纂の姿勢に見る明代正韻

    玄 幸子

    『中国文人の思考と表現』汲古書院   2000年

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  • 『洪武正韻』韻図序論 査読

    玄 幸子

    『新潟大学人文科学研究』   第102輯   2000年

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  • 「須大拏太子變文」について 査読

    玄 幸子

    『新潟大学人文科学研究』   第九十五輯   1997年

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  • 『生經』語法剳記 査読

    玄 幸子

    『新潟大学人文科学研究』   第九十二輯   69 - 93   1996年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:新潟大学  

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  • 『賢愚経』に於ける“與”の用法について―口語史研究への一試論― 査読

    玄 幸子

    関西大学『中國文學會紀要』   第16号 ( 16 )   p101 - 119   1995年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学中国文学会  

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  • 白居易詩に於ける“V取”について 査読

    玄 幸子

    『中文研究集刊』   第2号   1990年

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  • 敦煌変文に於ける“V取”について 査読

    玄 幸子

    『中国語学』   第233号 ( 233 )   120 - 129   1986年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:The Chinese Linguistic Society of Japan  

    DOI: 10.7131/chuugokugogaku.1986.120

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    その他リンク: https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00385755557?from=CiNii

  • 敦煌変文に於ける“V得”について 査読

    玄 幸子

    『中国語学』   第232号 ( 232 )   69 - 79   1985年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:The Chinese Linguistic Society of Japan  

    DOI: 10.7131/chuugokugogaku.1985.69

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    その他リンク: https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00385755519?from=CiNii

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書籍等出版物

  • ハングルによる漢字音表記と漢字による朝鮮語音表記

    玄幸子( 担当: 単著)

    漢字文化事典 丸善出版  2023年11月 

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  • 『日本訪書志』書き込みに見る内藤湖南書誌學の一端

    玄 幸子( 担当: 単著)

    中國典籍日本古寫本の硏究 Newsletter  2023年3月 

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  • 国際シンポジウム論文集 内藤湖南と石濱純太郎 近代東洋学の射程 —内藤・石濱両文庫収蔵資料を中心に

    玄 幸子( 担当: 編集)

    関西大学出版部・関西大学東西学術研究所研究叢刊65  2023年3月 

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  • 語録解

    玄 幸子( 担当: 単著)

    岩波書店・中国語学辞典  2022年10月 

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  • 敦煌変文

    玄 幸子( 担当: 単著)

    岩波書店・中国語学辞典  2022年10月 

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  • 敦煌文書

    玄 幸子( 担当: 単著)

    岩波書店・中国語学辞典  2022年10月 

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  • 関西大学内藤文庫所蔵『窃憤録』について

    玄 幸子( 担当: 単著)

    中國典籍日本古寫本の硏究Newsletter  2020年11月 

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  • 続 中国周辺地域における非典籍出土資料の研究

    玄 幸子( 担当: 編集)

    関西大学出版部・東西学術研究所研究叢書第6号  2020年1月 

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  • 米澤善本『困學紀聞』寫本について

    玄 幸子

    中國典籍日本古寫本の硏究Newsletter  2018年1月 

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  • 内藤湖南 敦煌遺書調査記録 續編――英佛調査ノート

    玄 幸子, 高田時雄( 担当: 共著)

    関西大学出版  2017年3月  ( ISBN:9784873546469

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    『内藤湖南 敦煌遺書調査記録』の続編。大正十三年から十四年にかけ、内藤湖南一行がヨーロッパに渡航し、ロンドン及びパリで敦煌写本の調査を行った。本書は関西大学内藤文庫に所蔵される記録ノート全十三冊を、解説と索引を附して影印するもので、内藤湖南の敦煌學を知るための基本資料である。

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  • 中国周辺地域における非典籍出土資料の研究

    玄 幸子( 担当: 編集)

    関西大学出版部・東西学術研究所研究叢書  2017年2月  ( ISBN:9784946421518

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    「はじめに」(単著)、一~二貢、「調査ノートから見る内藤湖南の敦煌学――ペリオ邸資料調査記録の資料接合から――」(単著)、一五〇~一〇五貢

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  • 宮内廳書陵部藏『貞觀政要』卷一實見調査報告

    玄 幸子( 担当: 単著)

    中國典籍日本古寫本の研究 ニューズレター  2016年9月 

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  • 内藤湖南敦煌遺書調査記録

    玄 幸子, 高田時雄( 担当: 共著)

    関西大学出版部  2015年1月  ( ISBN:9784873545929

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  • 敦煌写本を扱うための必読書 『敦煌写本文献学』

    玄 幸子( 担当: 単著)

    『東方』  2014年12月 

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  • 歇後語/經傳釋詞/詞詮/助字辨略/通俗編/馬氏文通/助字/馬建忠

    玄 幸子( 担当: 単著)

    大修館書店  2013年4月 

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    『中国文化史大事典』大修館書店 2013.4

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  • 中国語語法BOX

    玄 幸子( 担当: 単著)

    『中國語ジャーナル』, アルク  2005年 

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    4月「語順がすべて」の中国語、5月 主(あるじ)いろいろ、6月 連体修飾語のマーク“的de”のおはなし、7月 補う成分、補語ってなあに? 補語その1、8月 動作行為の方向を説明する方向補語&もう一つの否定形 補語その2、9月 様態・程度・数量補語 補語その3、10月 特殊な文型 ―“把”構文、11月 特殊な文型 ― 連動文、12月 特殊な文型 ― 兼語文、1月 特殊な文型 ― 被字文(受動文)、2月 アスペクトって何?、3月 語彙力ということ

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  • 宋代の詞論――張炎『詞源』――

    玄 幸子, 明木茂夫, 澤崎久和, 萩原正樹, 保苅佳昭, 松尾肇子

    中国書店  2004年3月 

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  • 私だけの中国語テキスト

    玄 幸子( 担当: 単著)

    光生館  2002年12月 

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  • 敦煌への道

    玄 幸子, 関尾史郎( 担当: 共著)

    新潟日報事業社  2002年 

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  • 老乞大 朝鮮中世の中国語会話読本

    玄 幸子, 金文京, 佐藤晴彦( 担当: 共著)

    平凡社(東洋文庫699)  2002年 

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  • 漫談文法講座 査読

    玄 幸子( 担当: 単著)

    『中国語』(内山書店)  2001年 

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    (補語その1・ 補語その2・ くっついたり離れたりする言葉・ 「有る」と「在る」・ 存在文いろいろ・ 語順と時間・ 被動文・” 詞類(品詞)”と”兼類”・ 数詞と量詞・ アスペクトと”了”・ 時相、時制、時態・ ”把”字文)

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  • 書評中川諭著「『三国志演義』版本の研究」

    玄 幸子( 担当: 単著)

    「東アジア」  2000年 

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  • 旧本『老乞大』について 『しにか』12月号 96~101頁 大修館 1999.12

    玄 幸子( 担当: 単著)

    『しにか』 大修館  1999年 

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  • 「実践中国語学習法読解」1998.7-10内容詳細:8月号<你几岁了?>、9月号<白肚皮><几个丈夫?><要不要退稿>、10月号<减少不用“倍数”><倒看“吉”字>、11月号<“已”非“以”><青島没有飞机场>

    玄 幸子( 担当: 単著)

    『中国語』(内山書店)  1998年7月 

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  • 張炎『詞源』譯注稿(二) 共著(“虚字”条担当),張炎『詞源』譯注稿(三) 共著(“令曲”条担当),張炎『詞源』譯注稿(四) 共著(“雑論”三、四条担当),張炎『詞源』譯注稿(五) 共著(“楊守齋作詞五要”第四要担当)

    玄 幸子( 担当: 単著)

    『詞源』輪讀會  1990年 

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MISC

  • The Gospel In Many Tongues に見る 中国語の諸相

    玄幸子

    外国語学部(紀要)   ( 30 )   151 - 165   2024年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

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  • サンクトペテルブルク所蔵敦煌文献(Дx.05001-05500)同定リスト(稿)

    玄 幸子

    西北出土文献研究   第9号 p.121-140   2011年5月

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  • 口語語彙資料七種総合拼音索引

    玄 幸子

    大阪市立大学『中国学志』   師号   1992年

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講演・口頭発表等

  • 石濵純太郎と敦煌学

    玄 幸子

    第63回泊園記念講座 2023年10月27日 第63回泊園記念講座 2023年10月27日 泊園記念会  2023年10月 

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    開催地:関西大学以文館  

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  • 石濱純太郎と東洋言語学者たち―『大東亞語學叢刊』をめぐって

    玄 幸子

    第6回KU‐ORCAS研究例会  2023年1月 

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    開催地:関西大学 東西学術研究所  

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  • 内藤湖南と『日本訪書志』

    玄 幸子

    東西学術研究所言語交渉班研究例会 テーマ『荒川清秀氏追悼・近代言語接触研究シンポジウム』  2022年3月 

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    開催地:以文館、リモート(Zoom)  

    『荒川清秀氏追悼・近代言語接触研究シンポジウム』のテーマで開催された同研究例会で、「内藤湖南と『日本訪書志』 」というテーマで研究報告をした。報告内容は、内藤湖南の中国古書蒐集家としての一面を、楊守敬『日本訪書志』への湖南自身の書き込みを通じてより具体的に明らかにしようとするものであった。本学内藤文庫には4セットの『日本訪書志』が所蔵されているが、湖南の書き込みが認められるのは3セットのみである。『内藤湖南全集』採録の富岡謙三宛葉書の記述から湖南の『日本訪書志』を入手した時期が明治三十六年(1903)3月5日前後であったことを確認したうえで、その後の『日本訪書志』への標語のうち『類篇羣書畫一元龜丁部殘本』と『禪苑蒙求三卷』への眉批を取り上げ紹介考察した。さらに、現状の資料の詳細について全国漢籍データベースなどから一部紹介し、今後の調査の方向性を示した。

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  • 宮內廳書陵部藏《貞觀政要》卷一親覽調查報告

    玄 幸子

    2022年2月 

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    占才成 翻訳

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  • 書簡から見る石濱純太郎と東洋言語学者たち

    玄 幸子

    内藤湖南と石濵純太郎―-近代東洋学の射程: 東西学術研究所第3回例会の2020年度 研究拠点形成支援経費 (代表:玄 幸子)「内藤文庫および石濱文庫所蔵資料の調査と整理に関する共同研究」および科学研究費補助金・基盤研究(B) 課題番号 20H04412 (代表:陶 徳民)との共催  2021年11月 

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    開催地:関西大学 以文館  

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  • 内藤文庫所蔵の敦煌文献写真資料について

    玄 幸子

    東西学術研究所創立70周年記念シンポジウム  2021年10月 

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    開催地:関西大学 以文館セミナースペース  

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  • 異書同名と異名同書から見る敦煌文獻の世界

    玄 幸子

    中國中世写本研究夏季大会  2021年9月 

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    開催地:大手前大学 Zoomでの参加  

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  • 佛教故事傳播的例證——以《冥報記》為例

    玄 幸子

    第七屆國際學術大會 東亞佛教文獻與文學裏的佛教世界以及東南亞佛教與宗教  2021年6月 

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    開催地:東國大學海洋文明與宗教文化研究所Seoul(Zoomによる)  

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  • 関西大学内藤文庫所蔵『窃憤録』について

    玄 幸子

    2020年11月 

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  • 石濵文庫収蔵書簡に見る仏英調査旅行関連資料について

    玄 幸子

    2020年4月 

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  • 敦煌文献に現れる口語語彙語音別整理の方法について

    玄 幸子

    国際ワークショップ『敦煌文献の諸相』東西学術研究所・KuOrcas共催  2019年11月 

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    開催地:関西大学  

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  • 日本對俗字的接受與應用―以年齡代稱與賀壽爲例 ―以年齡代稱與賀壽爲例

    玄 幸子

    関西大学 外国語学部 紀要  2019年10月 

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  • 敦煌変文資料から見る口語音研究―「或」と「忽」を例として

    玄 幸子

    中国近世語学会  2019年5月 

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    開催地:関西大学  

    変文資料の基礎方音の特徴を総合的に捉えなおすことをテーマとして、3種のテキスト:A、《敦煌變文校注》(黄征, 張涌泉校注北京 : 中華書局, 1997.5);B、《敦煌變文選注》(增訂本)上, 下(項楚 : 中华书局, 2006.4 );C、《敦煌小説合集》(竇懷水 張涌泉 匯輯校注 : 浙江文艺出版社, 2010.2)から別字を抽出したデータを処理する過程で、校錄者の方針が異なる「韓擒虎話本」(S.2144R)の「或遇」を取り上げ論じた。Aが「或(忽)遇(語)」と校訂するのに対してB,Cは「或遇(回語)」とするが、「或」と「忽」「回」については、「回」に校訂する例が皆無であるのに対して、「或」「忽」相互の書き換えが複数確認できること、蔣禮鴻《敦煌變文字義通釋》增補定本(上海古籍出版社 1997年)の「“或”是正字,“忽”是同音假借字。」(p.397)とする解釈を通じて、「或」「忽」が変文資料における同音字であるとされていること、他の変文資料を精査した結果、関連の口語語彙として「忽」「忽尔」「忽期」「忽然」「忽若」があり、わずかに「或若」の一語に対して「忽(~)」で表記される例が圧倒的に多いことが確認できた。以上により、羅常培《唐五代西北方音》(歴史語言研究所単刊甲種之十二 1933)、邵榮芬<敦煌俗文學中的別字異文和唐五代西北方音>(《中國語文》1963.3)などの音韻研究上に確認されていない「德」韻と「没」韻の合流を確認できた。

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  • 音引き歴時口語辞典編集の意義と試み

    玄 幸子

    東西學術研究所國際シンポジウム Ku-Orcas共催  2019年2月 

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    開催地:関西大学  

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  • 日本對俗體字的接受與應用 —以年齡代稱與算賀為例

    玄 幸子

    21世紀漢字漢語漢文化國際學術研討會  2019年1月 

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    開催地:湖南科技大學  

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  • 俗文学資料及び経部資料の接合に関する研究状況報告 その(1)

    玄 幸子

    探検隊科研総括国際シンポジウム  2018年12月 

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    開催地:京都大学  

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  • 内藤湖南との交流に見る石濵純太郎

    玄 幸子

    東西学術研究と文化交渉―石濵純太郎没後50年記念国際シンポジウム  2018年10月 

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    開催地:関西大学  

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  • 阿難乞乳故事傳播的研究 —以吐魯番文書與敦煌壁畫為例

    玄 幸子

    第三屆東亞文與文學中的佛教世界國際學術會議  2018年9月 

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    開催地:浙江工商大學  

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  • 米澤善本『困學紀聞』寫本について

    玄 幸子

    中國典籍日本古寫本の硏究Newsletter  2018年1月 

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  • 關於市立米澤圖書館所藏《困學紀聞》20卷

    玄 幸子

    日本古寫本與中國典籍”系列講座  2017年12月 

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    開催地:復旦大学 中華人民共和国 上海  

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  • 《廬山遠公話》中出現的民俗佛教實際情況――以佛教史跡的記錄為中心

    玄 幸子

    第三屆東亞文献与文学中的佛教世界會議  2017年9月 

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    開催地:山東大学 中華人民共和国  

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  • 『廬山遠公話』再検討

    玄 幸子

    東西学術研究所 非典籍出土資料研究班 研究例会  2017年1月 

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    開催地:関西大学 東西学術研究所  

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  • 內藤文庫收藏的兩卷寫經介紹

    玄 幸子

    浙江大學文學院/ 江大學佛教文化研究中心/徑山萬壽禪寺暨徑山禪宗文化研究院  2016年11月 

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    開催地:浙江大學紫金港校區; 杭州餘杭徑山萬壽禪寺  

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  • 宮内廳書陵部藏『貞觀政要』卷一實見調査報告

    玄 幸子

    中國典籍日本古寫本の研究 ニューズレター  2016年9月 

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    京都大學人文科學研究所 科學研究費助成金・基盤研究(A) 中國典籍日本古寫本の研究

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  • 再整理敦煌俗文學資料之方法與意義

    玄 幸子

    Institute of Oriental Manuscrits(IOM)  2016年9月 

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    開催地:St. Petersburg, Russia  

    本稿所谓敦煌俗文学便是广义的敦煌变文。论者近年对唐代俗赋《鷰子赋》、以舜的孝行故事为题材的《舜子至孝变》与在敦煌变文中代表最早期话本的《庐山远公话》等几种变文资料进行录文与校勘,还将其中一部分翻译成日语了。这些变文作品很早就引起众人的瞩目,以《敦煌变文集》(1957年出版)为嚆矢,之后潘重规《敦煌变文集新书》(1984年)、黄征张涌泉《敦煌变文校注》(1997年)、项楚《敦煌变文集选注》(1990年)《敦煌变文集选注(增订本)》(2006年)诸色校注本收录之。这些学术专著将最新的研究成果反映到文本上,还根据编著者方针校订文本而都有其特征。但另一方面,这些也有共同性,便是追求正确答案。在文字上追求其正字,在词汇上追求其典证与语源,尽可能阐明正确解释。如此具备深厚典籍根柢而博览强记的学术基础上确立研究方法颇有成果,似乎完美无缺。然而敦煌俗文学资料价值之一在于其反映着书写当时的口语。经过校订文本的过程,论者最费心血的便是如何保存口语资料的面貌。举一个典型的例子,比如“犹(猶)”字在变文资料上一般常常写为“由”。这是因为书写时选择同音且简单的写法。跟现代汉语普通话将“头发”的“髮”與“出发”的“發”都写为“发”的相似。“由”字已经没有本字意义,只表示口語音。这种字体使用频率很大,当时的最一般写法,所谓通行字体。当然不能修改成“犹”字。含着其他别字、异文的例子,特别是整理口语资料这个观点下,本稿将要提示与从来不一样的新整理方法。

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  • 調査ノートから見る内藤湖南の敦煌学

    玄 幸子

    国際仏教学大学院大学 平成28年度 第一回公開研究会  2016年5月 

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    開催地:国際仏教学大学院大学  

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  • 內藤文庫收藏的兩卷寫經介紹

    玄 幸子

    2016年 

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    開催地:浙江大學紫金港校區; 杭州餘杭徑山萬壽禪寺 中華人民共和国  

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  • 研討校訂變文資料的方法與幾個問題----以《廬山遠公話》為例

    玄 幸子

    동국대학교 중어둥뭉학과 창과 20주년 기념 제2회 동아시아 문학 불교국제학술회의  2015年11月 

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    開催地:韓国 東国大学校  

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  • ≪參天台五臺山記≫顯現出的宋代渡華日僧語言活動實況

    玄 幸子

    第九屆漢文佛典語言學國際學術研討會暨第三屆佛經音義國際學術研討會  2015年8月 

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    開催地:北海道大学  

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  • 太田辰夫「兼語動詞」と認知言語学

    玄 幸子

    中国近世語学会 2015年度 研究総会 / 東西学術研究所学術例会  2015年6月 

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    開催地:関西大学  

    「がんらい使役と被動との區別は客觀的な事實そのものにあるのではなく,主觀的な判斷にもとづく」とする太田辰夫1958の見解を別の角度からどのように説明できるか、という点を出発点として近年の研究状況を概観しつつ次の結論を得た。 (1)太田辰夫1958「兼語動詞」で取り上げられている使役・受動の2種の機能が認めうる《教》(交)(叫)《讓》は本来授与の意味を持つ。 (2)授与動詞の典型である「給」「與」には当然使役・受動の2種の兼語動詞の機能用法を認めうる。(3)授与動詞の≪授与≫から≪受動≫への移行過程は、<使役>を介在させる場合が多数を占めるが、時に北京語タイプ :<授与>-<受益>-<受動>、あるいは<使役>-<再帰的事態>-<受動>のパターンを認めうる。さらに、上記3点を確認後、「與」の兼語動詞の機能が口語の用法であることを確認し、従来語彙の多音節化や文白異同の線上でとらえられる口語判定法について新たにプロトタイプ遷移 (prototype shift)の概念が応用できる可能性を指摘した。つまり、動詞としての実義(授与)から使役・受動用法の語法意義へ、言い換えれば授与動詞から兼語動詞への文法化のプロセスは一つの典型(プロトタイプ)として口語をはかるマーカーに適用できる。ある時期には「與」で実現され、ある時期には「給」で実現される、いわば語法化のメカニズムの1つの典型が異なる語彙上に遷移することを表すものである。

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  • 中國口語史研究再探討 ー以敦煌變文為中心-

    玄 幸子

    敦煌學國際學術研討會‧京都2015  2015年1月 

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    開催地:京都大学  

    京都大学人文科学研究所主催関西大学東西学術研究所・広島大学共催

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  • 關於韓國所藏≪佛說天地八陽神咒經≫

    玄幸子

    佛教文獻與文學學術研討會  2014年10月 

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    開催地:武漢大學  

    科研費 基盤A (研究分担者 )による

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  • 口語詞彙歷史研究於日本回顧與展望-以敦煌變文為主-

    玄 幸子

    第3届汉语历史词汇与语义演变学术研讨会 (浙江大学 汉语史研究中心)  2014年9月 

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    開催地:中国 杭州  

    学部外国出張者補助による

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  • 關於P2668裡面的數種雜寫

    玄 幸子

    敦煌, 吐魯番國際學術研討會  2013年11月 

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    開催地:台灣成功大學  

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  • 敦煌文獻與中國口語史研究

    玄 幸子

    中国敦煌吐鲁番学会成立三十周年国际学术研讨会  2013年8月 

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    開催地:北京 首都師範大学  

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  • 日本敦煌学的现状及其特点

    玄幸子

    敦煌和丝绸之路国际学术研讨会  2013年7月 

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    開催地:中華人民共和国 蘭州大學・敦煌  

    日本敦煌學之創造1909年便有其開端了. 這是伯希和第一次在北京將其所獲得的敦煌寫本出示給當地學者的時候. 羅振玉・王國維, 内藤虎次郎(湖南)・狩野直喜這些中日兩國大學者互相學術交流之下, 敦煌學在日本比中國更繁榮興盛. 到現在已有悠久的歷史與研究積累. 近十年來日本敦煌學呈現出的特點: 研究活動越來越國際化了, 以前稱為'最隱最密'的日本國內不公開的敦煌文獻陸續出版了影印(彩印)版書籍, 並且進行史料電子化與構築數據庫, 研究條件顯出突出的改善, 十年前想像不到的. 還有寫本學及佛教學之歷史及傳統值得效法, 根據這些學問的基礎研究, 其成果很可觀. 近年更有重視傳統研究法的傾向, 而且通過新出的史料, 重新研討敦煌學研究史,將敦煌文獻傳播之軌跡弄清楚的研究仍在繼續進行. 年輕研究者之間的交流越來越活躍,今後這種傾向將要擴大了.

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  • 《閻羅王授記經》俄藏第11-17册所收資料整理記――免罪符としての寫經資料

    玄 幸子

    「中國中世寫本研究」班  2011年12月 

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    開催地:京都大学人文科学研究所  

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  • 《語錄解》反映哪種音系?

    玄 幸子

    第12屆國際暨第29屆全國聲韻學學術研討會  2011年11月 

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    開催地:台湾 中央大学  

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  • UCB所蔵『詶譍備考』所収「語録解」について

    玄 幸子

    日本中国語学会第60回全国大会  2010年11月 

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    開催地:神奈川大学  

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  • 關於Dh.05463 與Dh.05155

    玄 幸子

    ロシア科学アカデミー、東方研究院  2010年9月 

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    開催地:サンクトペテルブルク、ロシア  

    http://www.orientalstudies.ru/eng/index.php?option=com_content&task=view&id=2545&Itemid=48

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  • 玄幸子「羽039V を中心とした變文資料の再檢討」

    玄 幸子

    西陲發現中國中世寫本研究班研究大会  2010年8月 

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    開催地:京都大学 人文科学研究所  

    http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~takata/2010taikai.pdf

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  • The Report of Identifying Manuscripts in Vol.11-17 in Edition of 'Dunghuang Manuscripts Collected in Russia'

    玄 幸子

    ロシア科学アカデミー  2009年9月 

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    開催地:サンクトペテルブルク、ロシア  

    俄藏敦煌文獻第11-17册所収写本同定に関する一考察

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  • 再論〈須大挐太子變文〉

    玄 幸子

    佛教文獻與文學國際學術研討會  2008年10月 

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    開催地:台灣南華大學  

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  • 唐代"有字存在句"分析 ----以義淨《南海寄歸內法傳》《大唐西域求法高僧傳》為調查對象

    玄 幸子

    浙江大學漢語史研究中心  2008年8月 

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    開催地:杭州,中國  

    漢語史研究中心簡報 2008年第3期 (總第31期)

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  • 敬和注『佛説天地八陽神呪經』から見る言語接触状況について

    玄 幸子

    東西学術研究所 【言語文化研究班】 第17回研究例会  2008年1月 

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    開催地:関西大学、大阪  

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  • BnF調査報告―朝鮮における疑偽経受容の実態に関連して

    玄 幸子

    新潟大学超域研究機構「東部ユーラシア周縁世界の文化システムに関する資料学的研究」プロジェクト/科学研究費補助金(基盤研究(B))「英仏所蔵敦煌・吐魯番出土漢文文献の古文書学的比較研究」プロジェクト研究例会(新潟大学東アジア学会共催)  2007年12月 

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    開催地:新潟大学、新潟  

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  • BnF調査報告

    玄 幸子

    西陲發現中國中世寫本研究班研究例会  2007年11月 

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    開催地:京都大学人文科学研究所、京都  

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  • 関于両種〈佛説八阳神咒経〉P.3915

    玄幸子

    敦煌学国際学術研討会(在南京)  2006年9月 

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  • 《佛説天地八陽神咒經》考 ── 疑偽經如何流傳?

    玄 幸子

    唐代文化学術研討會 (於台北大学 台湾)  2005年11月 

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    開催地:台北、台湾  

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  • 自主学習プログラム導入による教学効果に関する調査(中国語)

    玄 幸子

    2003年 

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  • 「校訂敦煌変文資料上的一個建議――「个」的問題」

    玄 幸子

    二十一世紀敦煌學國際學術研討會  2001年11月 

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    開催地:台湾中正大学  

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  • 關於譯經裏的口語表現

    玄 幸子

    国際學術大会 韓國中國語文學會(於ソウル大学校)  1999年12月 

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    開催地:ソウル、韓国  

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  • 「『唐五代語言詞典』に関する諸問題」

    玄 幸子

    中国近世語学会大会第12回全国大会  1998年5月 

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  • 「明清韻書研究における朝鮮資料の意味」

    玄 幸子

    新潟大学東アジア学会例会  1997年6月 

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    開催地:新潟大学、新潟  

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  • 『伍倫全備諺解』について

    玄 幸子

    中国近世語研究会第5回研究総会  1990年5月 

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  • 中古漢語に於ける 動詞後置成分“取”について

    玄 幸子

    日本中国語学会 第35回全国大会  1985年11月 

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  • 敦煌変文に於ける複合動詞の諸相

    玄 幸子

    日本中国語学会 第34回全国大会  1984年10月 

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  • 朝鮮の仏教資料

    玄 幸子

    東西学術研究所 2015年度第11回研究例会 

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    開催地:東西学術研究所 会議室  

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 大正期日本の中国研究と第一次世界大戦前後の世界──内藤文庫所蔵資料を中心に

    研究課題/領域番号:20H04412  2020年4月 - 2021年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    陶 徳民, 小嶋 茂稔, 高木 智見, 二ノ宮 聡, 高田 時雄, 石 暁軍, 村田 雄二郎, 錢 鴎, 山田 智, 玄 幸子

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:17030000円 ( 直接経費:13100000円 、 間接経費:3930000円 )

    1)本研究の基礎作業である内藤文庫の調査と利用は着実に進み、その成果として数多い個別論文だけでなく、『もう一つの内藤湖南像―関西大学内藤文庫探索二十年』(関西大学出版部、2021年3月)などの編著書も出版された。
    2)2020年度7月19日開催の第1回セミナー(東洋文庫超域アジア研究現代中国研究班・関西大学東西学術研究所と共催)で、カナダのJ.A. フォーゲル氏が「How Much Does an Understanding of History Help? Naito Konan's Reading of "Communism" in China」と題する講演、米国の譚汝謙氏と中国の孫江氏がコメントを行い、毛里和子・大里浩秋諸氏をはじめ約30名が参加した。なお、2021年1月23日に開催された第2回セミナーも約30名の参加を得、筑波大学の中野目徹氏が(記者時代の内藤湖南に関係深い)「高橋健三に関する新出史料について」と題する特別講演を行った。
    3)2021年11月6日、7日に、分担者玄幸子氏が代表を務める関西大学研究拠点形成支援経費「内藤文庫および石濵文庫所蔵資料の調査と整理に関する共同研究」と協力し、関西大学東西学術研究所研究例会として開催した国際シンポジウム「内藤湖南と石濵純太郎ー近代東洋学の射程」では、科研メンバー全員だけでなく、従来交流を続けている羅Kun(王へんに昆。羅振玉の孫娘)、銭婉約、劉岳兵、呉偉明、林少陽、黄東蘭、朱琳諸氏も講演や発表を行った。会議の内容は関西大学東西学術研究所の叢書として刊行予定である。
    4)2022年3月16日にNHKBSプレミアム・BS4K/全国放送をされた番組『英雄たちの選択 1000年のまなざしで中国を見よ~内藤湖南が描いた日本と中国』の取材(関西大学の内藤文庫および恭仁山荘)に協力した。

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  • 中国典籍日本古写本研究の精密化と国際的情報発信

    研究課題/領域番号:18H00649  2018年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    道坂 昭廣, 玄 幸子, 安岡 孝一, 高田 時雄, 高橋 智

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:17160000円 ( 直接経費:13200000円 、 間接経費:3960000円 )

    新型コロナウィルスの流行により科研メンバー全員による写本調査を行うことが困難であった。しかし京都大学附属図書館、関西大学図書館、慶應大学斯道文庫など、各自が個別に図書館等に調査に赴いた。それらの一部は古写本データベースに反映させつつある。本科研のもう一つの柱である、日本伝存中国典籍古写本についての情報発信については、『敦煌寫本研究年報』及び『中国古典籍日本古写本の研究 Newsletter』の発行を継続することによって、一定の成果をあげた。また学会発表については、国内外の学会が中止延期となるなか、Zoom等を利用して実施された学会の幾つかで、科研メンバーが発表を行った。
    本科研が対象する日本伝存古写本に対する関心は国内ばかりでなく、中国を初めとする国外でも注目が高まっている。なかでも、中国天津師範大学の王曉平教授は以前よりこの分野の研究を進めておられたが、今回中国において「日本漢文古写本整理与研究」というテーマで中国における科研項目を実施されることとなり、本研究と共同で学会シンポジウム等の開催の相談があった。本科研メンバーも可能な限り協力し、情報発信に努めることとなった。
    本科研のNewsletterについて、既刊6号までの掲載論文について『国際中国文学研究叢刊』(上海古籍出版社)に中国語翻訳の上、掲載したいとの連絡があり、科研メンバーで相談のうえ、許可した。刊行は2022年度になるが、本科研に対する海外における評価の一つと考えることが可能である。

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  • 中国口語語彙の音的分類方法確立のための予備的研究

    研究課題/領域番号:17K18496  2017年6月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的研究(萌芽)

    玄 幸子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:6240000円 ( 直接経費:4800000円 、 間接経費:1440000円 )

    中国語口語音を歴史的な観点から再構し、その体系を捉えなおすことを目的として進めた結果、口語資料に見える漢字を表音手段としてのみ使用する語彙の扱いについて一定の処理方法を見出した。例えば、「填償」を「田常」と書写するのは漢字字義を全く無視した音表記として漢字を使用しているが、誤写として消し去るのではなく、相互に紐づけることで使用当時の口語の音韻体系を明らかにし得る貴重な言語音資料であることを示し、中国近代口語語彙総合索引web公開に向けての方法を確立した。

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  • 諸国探検隊収集・欧亜諸国保管西域出土史料の包括的再点検による東アジア史料学の革新

    研究課題/領域番号:15H05160  2015年4月 - 2019年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    小口 雅史, 片山 章雄, 辻 正博, 辛嶋 静志, 玄 幸子, 町田 隆吉, 岩本 篤志, 武井 紀子

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    担当区分:連携研究者 

    配分額:16640000円 ( 直接経費:12800000円 、 間接経費:3840000円 )

    本研究は、敦煌・吐魯番出土文献研究で等閑視されてきた、小断片を多く含むコレクションに着目し、それらがコレクションを越えて接続する事例を多数発見することによって、新しい東アジア古文書学を切り開くことを目的としてきた。漢文仏典、ウィグル語文書、法典文書、梵文仏典、医書、文学書など広範なジャンルにおいてコレクションを越えて接合する事例が確認され、各探検隊の行動調査とあわせて、従来より広い視点に立つ史料学的手法が確立された。
    またコレクションを越えて接合する事例が生じる理由として、現地における複数の探検隊による分割購入に由来するという考え方は間違いないという結論に達した。

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  • 中国典籍日本古写本の研究

    研究課題/領域番号:25244015  2013年4月 - 2018年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    高田 時雄, 玄 幸子, 道坂 昭廣, 藤井 律之, 田良島 哲, 高橋 智, 永田 知之, 安岡 孝一, 赤尾 栄慶, 落合 俊典, 辻 正博

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:34060000円 ( 直接経費:26200000円 、 間接経費:7860000円 )

    日本に伝存する古写本テキストは多くが隋唐期の写本に由来するものであり、かつ敦煌吐魯番写本がほとんど断簡であるのに比べ、しばしば完帙を伝えている点において大きな意義を有する。中国学の観点から、あたう限り中国古典籍の日本古写本を洗い出し、その所在、書写年代、伝承過程、形態、景印本の有無、先行研究などについて詳細な写本学的研究を行うとともに、本古写本に関する情報を統一的に整理し、中国典籍のテキスト研究に対して日本発信の権威ある目録を提示する。

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  • 学界未利用の在東欧・北欧所蔵西域出土文書を用いた、東アジア新古文書学の創造的研究

    研究課題/領域番号:24401026  2012年4月 - 2015年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    小口 雅史, 關尾 史郎, 片山 章雄, 辛嶋 静志, 三上 喜孝, 伊藤 敏雄, 岩本 篤志, 玄 幸子

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    配分額:15210000円 ( 直接経費:11700000円 、 間接経費:3510000円 )

    本研究は、これまで存在自体は知られているものの、他の類似のコレクションに比して、これまであまり活用されてこなかった、在北欧・東欧等の吐魯番出土史料について、学際的な新しい手法を用いて、初めて本格的な分析のメスを入れ、その実態の正確な把握、分類と、それに基づく膨大な断片史料の統合によって、各コレクションの相互関係を解明した。また断片統合に際しては、自ら構築した新しいデータベースの利用法を創造し、東アジア世界規模での、新しい史料学ないし古文書学の基盤を築くことができた。

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  • ロシアに所蔵される敦煌吐魯番等発見漢文文献の研究

    研究課題/領域番号:21320070  2009年 - 2012年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    高田 時雄, 辻 正博, 玄 幸子, 永田 知之, 赤尾 栄慶, 落合 俊典

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:17550000円 ( 直接経費:13500000円 、 間接経費:4050000円 )

    現在ロシアに所蔵される漢文古写本は、主として20世紀の初期、敦煌・吐魯番などの遺跡から発見されたものだが、英仏独などに所蔵される写本と比較して、これまで必ずしも十分な研究が行われてきたとは言い難い。本研究では、サンクト・ペテルブルグのロシア科学アカデミー東洋写本研究所に所蔵される漢文写本を実地調査し、ロシア学者と協力して研究を進めるとともに、現行目録の不備を補い、より完全な目録化に向けた情報の集積を行った。

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  • 中国語の構文及び文法範疇形成の歴史的変容と汎時的普遍性-中国語歴史文法の再構築-

    研究課題/領域番号:19320057  2007年 - 2010年

    文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(B))  基盤研究(B)

    木村 英樹, 玄 幸子, 木津 祐子, 大西 克也, 松江 崇

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:18590000円 ( 直接経費:14300000円 、 間接経費:4290000円 )

    本研究では、5名の研究者が、現代中国語に関する近年の理論的成果を踏まえつつ、上古から現代に至るまでの5つの時代の中国語における各種の文法範疇や文法構造の特徴を分析・考察し、共同討議を通して、各時代間の特徴の差異とそれを生み出すメカニズム、および、古今の中国語を通じて不易の普遍的特質と汎時代的に有効に機能する文法的および意味的パラメータを明らかにする。

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  • 19世紀「官話」の諸相-「周縁(ヨーロッパ・朝鮮・琉球・日本)」からのアプローチ

    研究課題/領域番号:18320071  2006年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    内田 慶市, 木津 祐子, 奥村 佳代子, 玄 幸子, 小野 文, 沈 国威

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:14050000円 ( 直接経費:12700000円 、 間接経費:1350000円 )

    ものごとは、「中心」だけを見ていてはかえってその本質がつかみににくく、むしろ、「周縁」からこそ「中心」なるものの本質が見えてくるということがよくあることである。まさに「灯台もと暗し」(「傍観者清」)であるが、本研究は19世紀の諸相を、そのような「周縁からのアプローチ」という手法でもってとらえ直し、その実態に迫ろうとする試みである。この場合、「周縁」とは、地域を主眼としているが、研究領域・分野における「周縁」ということも当然含まれている。従って、本研究での地域としては、中国域外として、ヨーロッパ・朝鮮・琉球・日本を、研究領域・分野としては、語彙・文法・音韻・方言・中国個別言語学・一般言語学を含んだものとなっている。この2年間に各研究者はお互いにそれぞれの地域と分野を意識し合い、統合を目指して意欲的に研究に取り組み、業績一覧に示すような研究成果を世に問うてきたが、とりわけ欧米人の漢語研究、琉球官話の特徴、近代語彙の形成と発展、唐話の実態を明らかにした『19世紀中国語の諸相一周縁資料(欧米・日本・琉球・朝鮮)からのアプローチ』(2007年、雄松堂出版)は学界からも一定程度の評価を得ることができた。また、本研究においては、各人の研究成果のみならず、広く斯界の研究の便を計るべく、「近代漢語文献データベース」の構築を目指してきたが、これも現在までに約40種の近代漢語文献の全文検索、全語彙検索等が可能になっており、WEB上で公開中である。この中には、世界でおそらく初めてとなる『語言自遍集』の初版・第二版・第三版全ての版本の閲覧・検索が可能になるものも含まれており、今後、世界中の研究者の研究に寄与することが期待されるものである。なお、本データベースは今後も拡充させていく予定である。

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  • 周辺書誌学からみる敦煌文書成書年代比定に関する研究

    研究課題/領域番号:18652034  2006年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  萌芽研究

    玄 幸子

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:1000000円 ( 直接経費:1000000円 )

    当初の計画通り11月1〜9日にBibliotheque nationale de France(Paris)でベリオ将来による敦煌文書のオリジナル文献に対する調査を行った。前年度の調査を通じて書誌形態とその内容に関して深い関連が認められることが明らかになったことにより、冊子本と疑經との関係を見るために『仏説天地八陽神呪経』のBNF所蔵全写本(昨年調査済みのP.3915を除く以下8種:P.2098、P.2181、P.3759、P.3897、P.3924、P.4571、P.5579、P.6016)を対象とし、影印資料では読み取れない紙質・墨の色・紙の貼り合わせの状態・貼り合わせ面の書写文字の有無・朱入れ状況・修正情報・資料保存状況などのデータを記録した。その中で、とりわけP.3759は成書時期の疑経受容状況を顕著に示す典型としてとらえられ、この資料について、参与している研究例会にて報告を行い、論考をまとめ公表した。
    昨年度の調査結果に関しては、「BL調査報告-IDP公開資料とオリジナル調査の意義について」と題して報告を公開した。また、2006年9月に開催された南京師範大学、京都大学人文科学研究所などの連合主催による"転型期的敦煌学:継承与発展"国際学術研討会で「関於両種《佛説八陽神呪経》P.3915」の論題で行った口頭発表に関しても論文としてまとめ公表した。

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  • 英仏所蔵敦煌・吐魯番出土漢文文献の古文書学的比較研究

    研究課題/領域番号:17401020  2005年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    関尾 史郎, 玄 幸子, 鶴田 一雄, 柴田 幹夫, 岩本 篤志, 玄 幸子, 鶴田 一雄, 柴田 幹夫, 岩本 篤志, 駒形 千夏

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    ロンドンの大英図書館所蔵の敦煌・吐魯番出土漢文文献, パリのフランス国立図書館所蔵の敦煌出土漢文文献について実見調査を行い, 形態・様式・内容などの面から多角的に検討を加えた.またその成果を踏まえて, 中国や日本の国内に所蔵されている敦煌・吐魯番出土漢文文献の再検討と再評価を行った.

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  • 中国語の構文及び文法範疇形成の歴史的変容と汎時的普遍性?中国語歴史文法の再構築?

    研究課題/領域番号:16320049  2004年 - 2007年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    木村 英樹, 玄 幸子, 大西 克也, 松江 崇

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    現代中国語に存在するさまざまな文法範疇や文法装置の意味的および構造的特質は、言うまでもなく、そのすべてがそれ以前の中国語に存在したわけではない。それらのうちのあるものは古代中国語の時代から現代まで汎時的に継承されているが、あるものは多様な変容を遂げて現在に至っている。本プロジェクトの目的は、5名の研究者が、近年の現代中国語の研究を通して得られた各種の文法範疇や文法装置の意味と構造に関する有益な知見を参照しつつ、各時代における様相を詳細に検討し、その成果を共同討議し、それらの作業を通して各時代間の差異とそれを生み出すメカニズムを明らかにし、同時に、古今を通じて不易の中国語としての普遍的特質や、汎時代的に有効に機能している文法的および意味的範疇の存在を明らかにし、それらの範疇化を動機づける関与的なパラメータを究明することにある。
    平成16年に始動した本プロジェクトでは、上記の目的を共有する5名の研究者が、各自が分担する時代分野を対象に、語順、ヴォイス、アスペクトなど複数の問題を取り上げ、一次資料の綿密な分析を通して、それぞれの時代の中国語の状況を明らかにした。成果報告書に収めた論考をはじめとする一連の成果は、中国語の文法事象の歴史的変容における多様性と汎時代的な普遍性を究明する上で、極めて重要な記述的資料と理論的基礎を提示するものであり、中国語歴史文法の再構築に大きく寄与するものである。

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  • 中国国内所蔵敦煌・吐魯番文献の歴史学的・文献学的研究

    研究課題/領域番号:14401022  2002年 - 2004年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    関尾 史郎, 鶴田 一雄, 玄 幸子, 柴田 幹夫, 岩本 篤志

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    1.敦煌・吐魯番文献の所蔵状況の調査
    (1)天津市歴史博物館ならびに西北大学図書館(西安)に所蔵されている敦煌文献の内容が閲覧を通じて明らかになった.いずれも写経だが,後者については,入手の経路についても情報を収集できた.
    (2)陝西省図書館ならびに河南省博物館には敦煌・吐魯番文献が所蔵されていないことが関係者の証言や目録カードなどによって確認された.また従来所蔵説のあった黒竜江省図書館ならびに陝西省博物館については,所蔵されていないことが,関係者の証言から明らかになった.
    (3)陝西師範大学では,歴史系に敦煌文献が所蔵されていることが関係者の証言によって確認された.
    (4)北京大学図書館所蔵の敦煌文献に関しては,閲覧とともにデジタルカメラによる撮影を行った.とくに題跋や印影については,今後の検討材料となりうる成果である.
    2.所蔵敦煌・吐魯番文献の研究
    (1)敦煌研究院所蔵の敦煌文献には,北魏時代,5世紀前半のものが含まれており,暦書の貴重な実例である.
    (2)浙江省博物館所蔵の敦煌文献には,付領文書が含まれている.同種のものは,ロシアのサンクトペテルブルグにも所蔵されており,比較対照作業へと道を拓く可能性が確認できた.また近年出土した唐西州時代の吐魯番文書にも類例を見出すことができるものである.

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  • 「禮記鄭玄注卷第三殘卷(P.2500)に関するノート――影印資料から見た改修の可能性――」 単著『敦煌文献とその出土地域に関する総合的研究』(平成13年度新潟大学プロジェクト推進経費報告書)H14.3

    2001年

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    担当区分:研究分担者 

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  • 「「舜子変」諸校本交合および本文校訂」 単著 『敦煌文献の総合的・学際的研究』 (平成12年度新潟大学プロジェクト推進経費報告書)H13.3

    2000年

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

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社会貢献活動

  • 日本中国学会 研究推進・国際交流委員会委員

    2015年4月 - 2017年3月

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  • 日本中国語学会 評議員

    2006年4月 - 2012年3月

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  • 中国語検定協会 評議員

    2003年 - 2005年

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教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

  • ・年数次の授業評価アンケートを実施、次期の授業の改善に資する。 ・CEASをほぼすべての授業で活用:自主学習促進のためのwebテスト実施、音声・画面・動画付き教材の提示のほか、毎回の授業内容の記録、出席状況・課題提出状況などの公開を行い、自分自身の学習の取り組みへの姿勢、態度を受講生各自が客観的に反省する材料を示している。 ・TAを活用:導入該当授業の活性化を図ることを主な目的としてTAを導入している。また、TAには指導する大学院生を採用し、外国語教育の現場で各自のテーマに沿って教育実践をさせている。これによって、大学院生の研究テーマの設定に関わる問題点の発見、改善・修正につなげることができるよう併せて指導している。 ・講義課目においてPPTを使用:スタディーアブロードから戻った学生を対象として一部中国語による講義を行っている。

作成した教科書、教材、参考書

  • 2002年出版の自著初級中国語テキスト『私だけの中国語テキスト』を担当するクラスで適宜参照資料として一部活用している。同時に大学院生の中国語教育教材作成指導に関連資料として提示している。 『中国文化史大事典』(大修館書店 2013.4)の次の8項目執筆 歇後語/經傳釋詞/詞詮/助字辨略/通俗編/馬氏文通/助字/馬建忠 を執筆。

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

  • ・「中国語教育(初級)におけるCEAS導入実践報告」(H18年度『関西大学現代GP成果報告書』p.51-64) ・関西大学「教えのショーケース」にて「2006年度中国語初級クラスでの実践報告」を公開(http: //www.sc.kansai-u.ac.jp/STL/Tea_sc31.php?ji=1)

その他教育活動上特記すべき事項

  • 雑誌『中国語ジャーナル』(アルク)に2005年4月号から「中国語語法BOX」コーナーを通年にて2006年3月号まで毎月号連載担当し、初級中国語文法についての平易な導入を行った。