2025/05/31 更新

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チョウノ ハナ
眺野 花
CHONO Hana
所属
人間健康研究科 人間健康専攻 院生(後期課程)
職名
院生(後期課程)
外部リンク

研究キーワード

  • 舞踊教育 特別支援教育 視覚障害 社会福祉

学歴

  • 関西大学   人間健康研究科 博士課程前期過程

    2020年4月 - 2022年3月

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  • 関西大学大学院   人間健康研究科 博士課程後期課程

    2022年4月

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経歴

  • 関西大学SPRING スカラシップ研究学生(関西大学次世代研究員)

    2022年10月 - 2025年3月

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所属学協会

委員歴

  • 大阪女子体育連盟   理事  

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MISC

  • ダンスの発表・鑑賞・創造を通した交流における社会包摂機能の可能性 : 地域連携事業「ダンス・シェアリング・デイ」および「チャレンジド・ダンスワークショップ」を事例として

    原田 純子, 眺野 花

    人間健康学研究 : Journal for the study of health and well-being   18   137 - 146   2025年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学人間健康学部  

    本研究は、堺市と関西大学の地域連携事業「ダンス・シェアリング・デイ」と「チャレンジド・ダンスワークショップ」を事例に、ダンスの発表・鑑賞・創造を通じた交流が持つ社会的包摂機能について検討した。これらの活動は、障がい者に文化芸術へのアクセスと自己表現の機会を提供し、参加者や鑑賞者、ボランティア学生間で多様な対話や学びをもたらしていた。調査結果は、ダンスを通じた非日常的な体験が、障がい者の自己肯定感や社会的つながりを高めるとともに、鑑賞者や支援者にも新たな視点を与えることを示唆していた。このような交流の場の創出は、社会的包摂を実現する上で重要な役割を果たすとともに、今回の活動はその第一歩を踏み出せたのではないかと考える。
    池見陽教授・河端隆志教授・山縣文治教授退職記念号

    DOI: 10.32286/0002002792

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  • 学習指導要領にみる視覚障害児の体育

    眺野 花, 原田 純子

    人間健康研究科論集   8   17 - 39   2025年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学大学院人間健康研究科院生協議会  

    本論では、全ての視覚障害児が運動を経験する場となる義務教育において、我が国の視覚障害児に対する体育の課題、すなわち標準化した指導方法の構築と共有の難しさについて考え、今後の指導のあり方について検討することを目的とした。方法としては、『学習指導要領』に焦点を当て、視覚障害児の体育がどのように位置づけられ、変化してきたのかを時系列に沿って確認した。さらに、現在の視覚障害児の体育の実態及び課題について、全国の特別支援学校を対象として調査・公表されている全国調査の結果を踏まえて考察した。その結果、1960年代頃には視覚障害児の体育指導について詳しく記載された学習指導要領があったが、現行の学習指導要領には具体的な記載はなく、小学校・中学校の学習指導要領に準ずる授業をするよう示されていた。そのように変化した理由の1 つに、多様化する障害児の教育的ニーズに個別の対応が求められていることがあると推察された。一方、具体的な指導方法が示されていない視覚障害児の体育の現場(視覚特別支援学校と一般の小学校・中学校)では、変化する在籍者数や重複障害者数に対応した指導方法の確立など、それぞれ課題が生じていることが考察された。

    DOI: 10.32286/0002002759

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  • 視覚障害児の身体活動とダンスの可能性—Physical Activity of the Visually Impaired Children and the Possibility of Dance 査読

    眺野 花

    人間健康研究科論集   5   1 - 21   2022年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学大学院人間健康研究科院生協議会  

    視覚障害児は手本を見て動きの模倣ができないことや、とくに先天盲の場合はイメージを思い描くことが難しいため、身体運動の習得が困難になりがちである。しかし身体活動は視覚障害児の発達に重要であり、その身体運動能力の向上のためには身体を動かす経験、とくに教育の中での「体育」の活動がカギとなるであろう。そこで本稿では、視覚障害児がとらえている自身の身体のイメージ(ボディ・イメージ)の特性を探り、視覚障害児にとって運動経験の一つとして行われてきた視覚支援学校における「体育」を概観し、その特徴と課題を検討した上で、視覚障害児の運動機能及びボディ・イメージの向上にとってダンス活動が有効であるかについて考察することを目的とした。その結果、視覚障害児に対しては、視覚以外の感覚(聴覚や触覚など)に働きかけることにより、晴眼児と同じようにダンスの表現活動が可能であり、それによって普段は得にくいとされる“ボディ・イメージ”が獲得されるであろうことが示唆された。またそのようなダンスの活動は、視覚障害児が身体活動を行う視覚支援学校や視覚支援学級の現場においても、有用であろうと考えられた。視覚障害児に対する具体的な運動指導の内容や方法に関する研究は未だ少なく、本稿で検討したダンスの活動についても、視覚障害児にとって有効な運動経験となりうるよう今後実践を重ねて検証したい。
    It is difficult for the visually impaired children to perform any dance activity, as they have vision limitations for learning the dance movements. Still physical activity plays an important role in the development of all children, it is essential to provide visually impaired children with adequate access to physical activity, particularly in school PE class, so as to uplift their physical capabilities. Based on other published research findings, this study aims to examine the effectiveness of dance activities for the visually impaired children and consider its appropriate application for school curriculum. In this study it was found that, by means of a non-visual medium such as auditory and tactile, the visually impaired children could do equally expressive performances as the sighted ones. This suggests that a tailored dance activity might help the visually impaired children to gain ‘body imagery’, which is normally difficult for them to achieve. It also suggests that such dance activity would be effective in schools for visually impaired children and in special support class in inclusive schools alike. However, little research has been done on practical teaching methods and their applications for the visually impaired children. This study on dance activity is to be furthered through firsthand research towards dance activity serving as more effective physical experience for the visually impaired children.

    DOI: 10.32286/00026796

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    その他リンク: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2022231236

  • コロナ禍におけるダンス・ワークショップの活動とその意義 : 地域連携事業『みんなで踊ろう』を事例として

    眺野 花, 原田 純子

    人間健康学研究 : Journal for the study of health and well-being   14   83 - 93   2021年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学人間健康学部  

    本稿では、外出自粛期間における非対面型活動と、対面による短い活動期間の結果として実施した舞台公演が、参加者(高齢者と学生)にとってどのような意味を持っていたかについて質問紙調査をもとに検討した。『みんなで踊ろう』は、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、対面での活動をおよそ半年間休止していたが、その間学生から高齢者(シニア)に向けてダンス動画の配信や手紙の送付、LINEでのやりとりなど、非対面型での活動を続けていた。この非対面型の活動は、シニアに概ね好意的に受け容れられており、多くのシニアが配信動画により身体を動かし、メッセージのやり取りによって他者とつながりを感じ、それを喜びとしていたことが明らかとなった。後の対面での活動では、シニアの多くは感染症に対する不安を示していなかったが、学生の半数は、自分が無症状感染者でシニアに感染させてしまうのではないかという不安を抱いていた。活動自粛期間において非対面型の活動を発信し続けたことに対する結果は、参加者同士のこれまでの関係性の基盤をより強固なものにし、後の対面での活動において大きな信頼となってシニアの不安を打ち消すことにつながったであろうことを示唆している。活動自粛の間に溜まっていたストレスや不安が舞台発表という身体を使った表現によって昇華し、それが他者(家族や観客)によって共感・共有され認められたという経験は、シニアと学生の承認欲求を満たし、自信を導くものであったと言える。
    狭間香代子教授退職記念号

    DOI: 10.32286/00023079

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    その他リンク: http://id.ndl.go.jp/bib/031410567

講演・口頭発表等

  • 誰もが踊りたくなる場づくり-視覚障害者に対する表現運動・ダンスの指導-

    眺野花, 原田純子

    人体科学学会 第34回大会  2024年12月 

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    開催年月日: 2024年12月

    会議種別:口頭発表(一般)  

    添付ファイル: 第34回人体科学会-抄録-眺野・原田.pdf

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担当経験のある科目(授業)

  • スタディスキルゼミ(学びの技法)

    2025年4月 - 現在 機関名:関西大学

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    科目区分:学部教養科目 

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  • 健康スポーツ実習

    2024年10月 - 現在 機関名:帝塚山大学

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  • スポーツ実習

    2024年4月 - 現在 機関名:大阪電気通信大学

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  • 体育(実技)

    2022年4月 - 現在 機関名:大阪総合保育大学

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  • 社会福祉

    2022年4月 - 2023年3月 機関名:大阪医療秘書福祉専門学校

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  • 社会的養護

    2022年4月 - 2023年3月 機関名:大阪医療秘書福祉専門学校

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  • 身体表現

    2022年4月 - 2023年3月 機関名:大阪こども専門学校

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メディア報道

  • 見えなくても楽しさを 新聞・雑誌

    毎日新聞  あしたに、ちゃれんじ  2023年12月

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    執筆者:本人以外 

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