Organization
Faculty of Informatics Associate Professor
Title
Associate Professor
External link
HASE,Kaihei
Research History
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関西大学 総合情報学部 准教授
2020.4
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京都大学 高等教育研究開発推進センター 特任助教
2017.4 - 2020.3
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一橋大学 情報化統轄本部 情報基盤センター 助教
2012.4 - 2017.3
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日本学術振興会 特別研究員（東京藝術大学）
2010.4 - 2012.3
Papers
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AI History 1890-2090 Reviewed
Kaihei Hase, Syunji Yazaki
ACM SIGGRAPH Asia 2023 Art Gallery 2023.12
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アメリカにおける動画制作を通じた教育実践の始まりに関する調査 Reviewed
長谷海平
SCREEN LITERACY 1巻・43-54 2020.2
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e ラーニングに用いられる動画表現の再分類の試み Reviewed
中村宏, 長谷海平
東京通信大学紀要 1号・141-155 2019.3
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Backstage: Transmuting the mobile phone video into art, based on the concept of Japanese short poetry Reviewed
Vol.7 2016.12
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ビデオカメラ：教具として
長谷海平, 下口美帆
人文・自然研究 210号・28-237 2016.3
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The Potential of Film Production as an Educational Tool in Japan Reviewed
Media Education Research Journal 6.2・30-39 2016.2
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学術的動画の評価傾向とその要因 Reviewed
林正治, 田中克明, 長谷海平, 松村芳樹
人文科学とコンピューターシンポジウム Vol.2 2015.12
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芸術を通じた教育の方法として捉える「映画の制作」 Reviewed
長谷海平
美術教育学 36号・341-350 2015.3
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Problems Related to the Practice of Video Education in Japan Reviewed
Vol.31・196-209 2014.8
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雑誌『教育美術』に見る映像メディア表現 ー映像制作を用いた実践の概観とその意義ー
下口美帆, 長谷海平
こども教育研究 1巻・93-104 2014.4
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メディアで「書く」力を育成するための体験デザイン Reviewed
長谷海平
デザイン学研究 Vol.59,No.2,87-94 2012.7
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映像を用いた「メディア遊び」ワークショップのデザイン Reviewed
長谷海平
デザイン学研究 Vol.59,No.1,1-8 2012.5
Books
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エンドロールから
長谷 海平（ Role： Sole author）
かりん 2018.12
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MOOC教材のVirtual Reality化に向けた検討
長谷海平（ Role： Sole author）
医学書院 2018.12
MISC
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AI, Imagination and Human Invited
Kaihi HASE, Syunji YAZAKI
2023.12
Presentations
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VR-HMD をメディアとする芸術作品におけるゾートロープを用いた演出
長谷海平, 矢崎俊志, 関口敦仁, 柴崎幸次
芸術科学会／NICOGRAPH 2022 2022.11
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仮想空間で複数のながれ/時間をつくる Invited
長谷海平
日本映像学会メディアアート研究会 2022.9
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作品 “In Front of the Horizont (Cycloroma)”
長谷海平, 矢崎俊志, 柴崎幸次, 関口敦仁
第27回日本バーチャルリアリティ学会大会論文集 2022.9
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デジタルメディア技術とアートを用いたミュオグラフィの社会実装研究
林武文, 堀雅洋, 井浦崇, 長谷海平, 米田文孝, 井上主税
2021.8
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XRにおける音の表現技法に関する考察
長谷海平, 矢崎俊志
2021.8
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Virtual Reality における散策空間
長谷海平, 矢崎俊志
2021.5
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初等・中等教育における映像制作を通じた教育実践の実態に関する調査
長谷海平
2020.11
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MOOC教材のVirtual Reality化に向けた検討
長谷海平
2018.9
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e ラーニングに用いる映像教材制作と学習効果に関する一考察
中村宏, 長谷海平
2018.9
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コンテンツとしてのMOOCデザインの現状と課題の考察
長谷海平, 中村宏
2018.6
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教育方法としての動画製作、その始まり
長谷 海平
2018.3
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映像資料アーカイブの人材育成に向けて
長谷 海平, 林正治, 田中克明, 松村芳樹
2015.2
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映像資料アーカイブの汎用フレームワーク構築に向けて
長谷海平, 田中克明, 林正治
情報コミュニケーション学会 2015.2
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映画の制作と芸術教育
長谷 海平
2013.12
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映画教育のための教材開発
長谷 海平
2013.10
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System Age
長谷 海平
2012.11
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Rokujonokotoba
長谷 海平
2011.11
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映画制作ワークショップのデザインと実践
長谷 海平
2011.9
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第７回キッズワークショップアワード
長谷海平
2011.2
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映画表現教育方法の分析と検証
長谷 海平
2010.7
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初期メディア教育の装置開発
長谷 海平
2008.8
Works
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VR作品展「廻るブイR」 （ギャラリー結緋 愛知県）
長谷海平, 矢崎俊志
2023.11
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2022 アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA（福岡市美術館）
HASE,Kaihei
2023.3
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仮想空間での映像表現展
長谷海平, 矢崎俊志
2022.9 - 2022.10
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In Front of The Horizont
長谷 海平
2021.12
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AZORES FRINGE FESTIVAL[Portugal] (International Film Festival 入選)
長谷海平
2017.8
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London Experimental Film Festival[U.K](International Film Festival 入選)
長谷海平
2016.10
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Girona Film Festival [Spain] (International Film Festival 入選)
長谷海平
2016.9
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Short to the point [Rumania] (International Film Festival 入選)
長谷海平
2016.8
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Toronto Smartphone Film Festival [Canada](International Film Festival)
2016.6
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Międzynarodowy Festiwal Filmowy ZOOM - ZBLIŻENIA [Poland] (International Film Festival 入選)
長谷海平
2016.2
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Experimental Superstars Film Festival [Republika Srbija] (International Film Festival 入選)
長谷海平
2015.12
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FESTIVAL INTERNACIONAL DE CORTOMETRAJES 4´ EN CORTO[Spain] (International filmfestival 入選)
長谷海平
2015.10
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8th International Children's Film Festival [Bangladesh] 入選
長谷海平
2015.1
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International Low & No budget film-sharing Kurzfilmfestival [Germany]
2014.6
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Picnic Film Festival [Spain] (International Film Festival 入選)
長谷海平
2014.6
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Festival Internacional DE Cine y Audiovisual Infantil y Juvenil[Venezuela](International Film Festival 入選)
長谷海平
2014.5
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12. La.Meko Kurzfilmfestival [Germanny] (International Shortfilm Festival 入選)
長谷海平
2014.5
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CMS INTERNATIONAL CHILDREN’S FILM FESTIVAL[India] (International Shortfilm Festival 入選)
長谷海平
2014.4
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10º Rengo International Film Festival [Chili] (International Video and digital arts Festival 入選)
長谷海平
2014.2
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SCHLINGEL International Film Festival[Germany](International Film Festival for children 入選)
長谷海平
2013.10
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CINEPHONE Festival Internacional de Cortometrajes con teléfono móvil[Spain](International Film Festival 入選)
長谷海平
2013.9
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Cinefiesta [Puerto Rico] (International Film Festival 入選)
長谷海平
2013.7
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Little Big Shots[Australia](International Film Festival for children 入選)
長谷海平
2013.6
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20° Semana de Cine Experimental de Madrid[Spain] ( International Film Festival入選)
長谷海平
2011.11
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Thai Short Film and Video Festival [Thai](International Film Festival 入選)
長谷海平
2010.9
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Festival Pocket Films [France](International Film Festival 入選)
長谷海平
2010.6
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THE INTERNATIONAL FILM FESTIVAL OF PATRAS CITY [Greece](International Film Festival 入選)
長谷海平
2009.10
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Asian hot shot in Berlin [Germany] (International Film Festival 招待上映)
長谷海平
2009.1
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Bussan Asian Short Film Festival [Korea]( International Film Festival 入選 )
長谷海平
2008.5
Awards
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Slamdance Film Festival Official Selection
2024.1 Slamdance Film Festival
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アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA AIAA（AIアートアワード）部門 AIAA賞
2022.12 アジアデジタルアート大賞展実行委員会
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奨励賞（VRコンテンツ部門）
2021.11 にいがたデジコングランプリ
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NEWVIEW AWARD Finalist (VR Art Award Competition)
2019.12 NEWVIEW (PARCO,STYLY,Loftworks)
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NEWVIEW Awards Silver prize (VR Art Award Competition)
2018.10 NEWVIEW （PARCO,STYLY,Loftworks）
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Best One Minute Film Award
2017.11 Experimental Forum [USA](International Film Festival)
長谷海平
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Official Selection
2017.2 Oxford Film Festival
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Best Experimental Micro Short
2016.11 LA Underground Film Forum [USA] (International Film Festival)
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Official Selection
2015.11 Västerås Filmfestival [Sweden] (International Film Festival )
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Official Selection
2014.12
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Official Selection
2014.3
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Official Selection
2013.11 Festival Internacional de Curtas do Rio de Janeiro - Curta Cinema [Brazil] (International Film Festival )
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第２回キッズワークショップアワード 審査員特別賞
2011.2 CANVAS
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Festival Pocket Films3rd prix
2010.6 Festival Pocket Films / Forum du Image [France]( International Film Festival )
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Extream short award
2008.5 Bussan Asian Short Film Festival [Korea]( International Film Festival )
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JPPAアワード エディティング分野審査員奨励賞
2008.5 社団法人日本ポストプロダクション協会
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POCKET FILMS Festival in Japan 優秀賞
2007.12 POCKET FILMS Festival in Japan
Research Projects
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ミュオグラフィを用いた古墳の内部調査に関する研究
Grant number：21K12589 2021.4 - 2024.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
林 武文, 井浦 崇, 長谷 海平, 一色 正晴
Grant amount：\3250000 （ Direct Cost: \2500000 、 Indirect Cost：\750000 ）
新世代ミュオグラフィを用いた未発掘の古墳の透視実験を開始するとともに、古墳の内部構造の検出を目的とした、画像処理とシミュレーション技術の開発に着手した。
計測と解析は、岡山市造山古墳を対象に行った。同古墳は5世紀前半に建造された墳丘長350m、高さ29m の前方後円墳であり、全国第4位の規模を持つ大型古墳である。しかしながら、古墳内部は未発掘であり解明されていない。今回の計測実験では、石室が存在すると見込まれる後円部を中心に、2地点からミュオンの透過数をカウントした。第１次計測（2021.4.24開始）と第２次計測（2022.1.29開始）により、それぞれ93 日および91 日分の採取データから透過画像を生成した（第2次地点での計測は現在も継続中）。計測範囲は、500mrad（57.2度）×250mrad（28.6度）であり、ミュオンの透過画像の解像度は、128×64画素である。
古墳の3次元モデルとして、造山古墳等高線図（岡山市文化財課）のベクトルデータよりポリゴンモデルを作成した。次に、装置の位置に同じ画角のカメラを設置してレイキャスティングによるレンダリングを行った。ここでは、ミュオンの透過長の分布を得るために、ポリゴンモデルをボクセル化し、レイに沿ってボクセルの数をカウントした。石室は、4～5 世紀の大型古墳の竪穴式石室を想定して、石室と石棺の空洞を古墳の内部に設定した。計測結果と比較することにより、内部構造の推定の基本となるデータを得た。
今回の研究期間では、透視実験および石室を仮定した透過シミュレーションまでを実施し、透過画像の解釈のための基本データを得た。ただし、透過画像のノイズ除去を行う必要があり、MRF モデルを用いた確率的画像処理の適用を検討中である。 -
映像製作を手段とする教育実践のメソッド化研究
Grant number：18K02819 2018.4 - 2023.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
長谷 海平
Grant amount：\4290000 （ Direct Cost: \3300000 、 Indirect Cost：\990000 ）
昨年度は映像製作を手段とする教育実践のメソッド化に向けて先行事例を調査し分析を行った。その結果、映像制作のワークフローには教育上の有用性が認められる体験要素が複数含まれていること、それらが映像制作を通じた教育実践メソッドを構成するうえで重要な要素であることが明らかになった。また、映像制作のワークフローには学習者の学習に対するモチベーションを向上させる構造が含まれており、この機能によって自立性の高い学習を促すことも分かった。
本年度は昨年度までの研究結果をもとにして教育的な有用性が見込まれるメソッドを構築し、その理論をもとに実際に教育内容のデザイン・実践及び検証を行うことを目的として研究を遂行した。まず、検証のために二種類の教育実践のデザインを行った。ひとつは映像制作のワークフローのうち特に有用性が見込まれるメタ認知を促す体験となることを主眼に置きフィードバック、相互評価を体験構造に意識的に織り込み、これらの目的を達成する組織を構成しグループワーク形式とした。もう一つは自立性の高い学習となることを主眼に置いて、モチベーション向上の構造を意識したものとした。これらのデザインを用いた実践を通じた成果物からは学習者のメタ認知活用の跡が読み取れたとともに、アンケートからはモチベーションの高い状態が示されていたことから、メソッドをもとにデザインした映像制作を手段とする教育実践には教育的有用性があることも示唆された。 -
映画の表現教育カリキュラムの開発とプログラムの研究
Grant number：10J06665 2010 - 2011
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
長谷 海平
Grant amount：\1400000 （ Direct Cost: \1400000 ）
本年度は映画教育に必要な実践内容を提示するために、具体的な実践から学習者の反応を記録し、その記録に対して考察を深め論文化を行った。また、映画における学習効果に関する研究を行った。映画制作を用いた教育実践を行う上で、実践者が留意しなければならない事はその実践に見込まれる学習効果である。しかしながら映画制作は基本的に協同的な作業であるため、個別の学習者について学習効果を測定する事が難しい。映画制作を用いた教育の有用性が認識されているものの、手法に多くのバリエーションが存在しないのは、この学習効果の見込みや測定の困難さが原因の一つである。つまり、学習の目的を明確にしづらいため映画を用いた教育をデザインしにくいのである。そこから、本年度は学習者が映画制作を体験学習し、その学習から受けた影響がどのようなものであるかについて作品の分析を通じて行った。そのために、映画制作内でのそれぞれの学習者の役割を明確にし、個別の学習者と作品に反映された表現の関係性が明確になるように実践を行った。分析はショット単位で行い、結果として自ら映画言語を獲得しようとする創意工夫、すなわち学習者個人の映画的な表現が見られた。映画制作を通じた教育実践には協同学習的な教育的価値、映像情報形成の仕組みを知るためのメディア・リテラシー的教育的価値などが存在し、これらの観点から学習的な意味が問われる研究が広く行われているが、本研究では映画を通じた芸術教育の可能性を提示する事ができた。
Social Activities
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