2024/04/02 更新

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イシダ ハルヒコ
石田 陽彦
ISHIDA,Haruhiko
所属
人間健康学部 教授
職名
教授

教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

  • パワーポイントやビデオDVDを用い、臨床に関して臨場感のある、印象に残る講義に努めている。また、臨床事例に関しては、実務家教員として、守秘義務に細心の注意を図りながらできるだけ実践的な講義と演習を行うように心がけている。ロールプレイを多用し、自らの経験と、自己の感情の認知、イメージの活用と知識を結びつけるように学生に働き掛ける講義を目指している。

作成した教科書、教材、参考書

  • 臨床心理学と言う学問上、執筆した著書、論文等を教科書として使用することが多い。

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

  • 子どもを孤独に、そして孤立させない子育てのために(2010.3)実践 132号(6頁~37頁)奈良県人権教育研究会 スクールカウンセラーはいじめに対して何ができるか(2007.7)vol.7 No.4臨床心理学(454頁~459頁)金剛出版

その他教育活動上特記すべき事項

  • 講義や演習で学習したことを活かすために,大学院での学習の妨げにならない期間、内容で学外での活動を紹介し、積極的に参加するように勧めている。 これらの学外活動には石田が必ず同行し、事故回避と徹底した指導に努めている。その活動は①独立行政法人国立曽爾青少年自然の家が主催事業としている、軽度発達障害児への療育キャンプである。文部科学省の研究事業として開始され石田が関わっていたことに端を発し、大学院生のトレーニングの場として実践活動を通して発達障害児へのかかわりの基礎を学ぶ機会としているが、国立青少年振興機構のボランティアリーダーの資格も得、理論と実践の融合として、その後の学業への取り組み意欲を大幅に増進させている。②奈良県青少年課と協力して、「不登校・ひきこもり対策事業」の一環として「ピアサポーター養成講座」を実施しているが、座学と2施設での実習を経験する。地域臨床におけるアウト・リーチを学ぶきっかけを作る。③大学が地域連携を結んでいる奈良県葛城市で、保健センターで行われている就園前の幼時の療育訓練に参加することにより、地域保健領域での活動の在り方を学ぶきっかけを作る、どである。臨床活動に近い実践活動を経験させることで、カリキュラム上の実習でより高い実践能力を養うことができよう。 また、大学の社会連携部と協働し、関西大学と奈良県葛城市の連携協定を結び、院生の地域臨床実践の実習の場の拡大とその教育実践内容をより深化させた。実務家教員として、自ら実践するアクション・リサーチに学生も積極的に参加してもらい、陶冶概念による実践教育を目指し得いる。