2024/03/30 更新

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シナガワ テツヒコ
品川 哲彦
SHINAGAWA,Tetuhiko
所属
文学部 教授
職名
教授
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メールアドレス
外部リンク

学位

  • 博士(文学) ( 2007年3月 )

  • 文学修士 ( 1984年3月 )

研究キーワード

  • 道徳の基礎づけ

  • 応用倫理学

  • 道徳の基礎づけ;応用倫理学

  • 現代哲学;現象学

  • ケアの倫理

  • 現象学

  • 責任原理

  • 現代哲学

研究分野

  • 人文・社会 / 哲学、倫理学

学歴

  • 京都大学   文学研究科   哲学

    - 1987年

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  • 京都大学   文学部   哲学

    - 1981年

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    国名: 日本国

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  • 京都大学   文学研究科   哲学

    1987年

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    国名: 日本国

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経歴

  • 関西大学/助教授

    1999年4月 - 2000年3月

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  • 広島大学/助教授

    1993年4月 - 1999年3月

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  • 和歌山県立医科大学/専任講師

    1989年10月 - 1993年3月

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所属学協会

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委員歴

  • 関西倫理学会   編集委員長  

    2017年11月 - 2019年11月   

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  • 関西倫理学会   編集委員  

    2015年10月 - 2019年10月   

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  • 関西哲学会   編集委員長  

    2013年10月 - 2016年10月   

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  • 日本倫理学会   共通課題設定委員  

    2012年 - 2014年   

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  • 日本哲学会   編集委員  

    2011年6月 - 2015年5月   

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  • 日本倫理学会   評議員  

    2011年4月 - 2017年3月   

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  • 関西哲学会   委員  

    2010年11月 - 現在   

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  • 関西哲学会   編集委員  

    2010年10月 - 2016年10月   

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  • 応用哲学会   理事  

    2010年6月 - 2012年5月   

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  • 日本倫理学会   共通課題企画実行委員  

    2009年10月 - 2011年3月   

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  • 日本倫理学会   監事  

    2009年 - 2011年   

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  • 関西倫理学会   編集委員長  

    2008年4月 - 2010年5月   

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  • 日本倫理学会   企画実行委員  

    2007年 - 2009年   

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  • 関西哲学会   編集委員  

    2006年4月 - 2010年5月   

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  • 関西倫理学会   委員  

    2002年11月 - 2023年10月   

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  • 日本倫理学会   年報編集委員  

    2001年 - 2003年   

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  • 日本倫理学会   和辻賞選考委員  

    2001年 - 2003年   

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  • 日本倫理学会   自由課題選考委員  

    2001年 - 2003年   

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論文

  • 共感理論とケアの倫理――スロートの「共感にもとづくケアリングの倫理学」

    品川哲彦

    文学論集   73 ( 4 )   1 - 24   2024年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 環境正義と倫理学的思考――「持続開発可能性と人文科学」へのひとつの応答

    品川哲彦

    文学論集   73 ( 1-2 )   77 - 100   2023年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • ハンス・ヨナスのスピノザ論

    品川哲彦

    京都大学哲学論叢刊行会、哲学論叢   50巻, 1-12頁   2022年10月

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  • 「超政治」の政治責任

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 8, no. 1, 36-55頁   2022年4月

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  • 相互主観性、生身の人間、ハイデガー――古荘真敬氏のコメントにお答えして

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 8, no.1, 95-106頁   2022年4月

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  • 轟孝夫「ハイデガーのナチス加担――その学問論的背景」へのコメント

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 8, no.1、65-73頁   2022年4月

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  • 根本的には存在的思考の存在論的思考への混入が問題である――轟孝夫氏のコメントに答えて

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 8, no.1, 107-122頁   2022年4月

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  • 拙評「有馬斉『死ぬ権利』」に関する誤解とすれちがいについて――あるいは、倫理学の論文を書くということ

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 7, no.1, pp. 41-63   2021年5月

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  • 『認知症患者安楽死裁判』の投げかけるもの

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 7, no.1   2021年5月

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  • より豊かな正義概念と効率性のあるケア概念

    品川哲彦

    関西大学・文学論集   第70巻、第4号、1-26頁   2021年3月

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  • アニミズム・神・環境危機――尾崎一雄論

    品川哲彦

    井上克人教授退職記念論文集刊行委員会・井上克人教授退職記念論文集   157-180頁   2020年2月

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  • ジョンソンとワルシュの善と正をめぐって――徳倫理学覚書(一)

    品川哲彦

    関西大学文学会・文学論集   68巻4号、17-38頁   2019年3月

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  • 宗教は哲学にとって依然として問題か。問題であるとすれば、いかにしてか。

    品川哲彦

    小田淑子先生退職記念論文集刊行委員会・小田淑子先生退職記念論文集   65-89頁   2018年2月

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  • 現象学は倫理学において何ができ、何ができないか

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 4, no. 2, 74-89頁   2017年12月

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  • 存在と仮象――魚住洋一の仕事と文体

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 4, no. 1, 7-24頁   2017年5月

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  • 医師-患者関係における責任概念について 査読

    品川哲彦

    芝浦工業大学・生命倫理・生命法研究資料集III   32-46頁   2017年3月

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  • 重なり合う合意か、それとも実践理性か

    品川哲彦

    関西大学文学会・文学論集   66巻、4号、51-73頁 ( 4 )   51 - 73   2017年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:關西大學文學會  

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/11194

  • ケア関係の構造分析

    品川哲彦

    モラロジー研究所道徳科学研究センター・モラロジー研究   78号・1-19頁 ( 78 )   1 - 19   2016年11月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:モラロジー研究所 ; 1973-  

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  • 存在の政治と絶対無の政治

    品川哲彦

    日本哲学会(知泉書館)・哲学   67号、9-24 ( 67 )   9 - 24   2016年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本哲学会 ; 1952-  

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  • 内在と超越――ハンス・ヨナス哲学の展開

    品川哲彦

    京都ユダヤ思想学会・京都ユダヤ思想   6号、62-87 ( 6 )   62 - 87   2016年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:京都ユダヤ思想学会  

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  • 倫理的思考、存在論的思考、経済的思考の違い、また『唯名論』批判――森岡正博氏・吉本陵氏『将来世代を産出する義務はあるのか』への応答

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   2巻1号、1-11頁   2015年2月

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  • 神にたいする人間の責任という概念は成り立ちうるか

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol.1, no.2, pp.2-12   2014年4月

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  • 尊厳死という概念のあいまいさ

    品川哲彦

    理想社、理想   692号、111-122頁   2014年3月

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  • ノモスとピュシスの再考――ケアの倫理による社会契約論批判

    品川哲彦

    成文堂・法の理論   32号、3-25頁   2013年11月

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  • 技術、責任、人間――ヨナスとハイデガーの技術論の対比

    品川哲彦

    ハイデガー・フォーラム・Heidegger Forum   vol.7   2013年6月

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  • 他者の人間性への尊敬――安彦一恵氏の問いかけに応えて

    品川哲彦

    滋賀大学・Dialogica   vol.17   2013年3月

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  • Why and How Has Hans Jonas Been "Welcomed" in Japan?: A Reply from Japan to LaFleur's Interpretation

    Tetsuhiko Shinagawa

    Research Institute for Contemporary Philosophy of Life at Osaka Prefecture University, Journal of Philosophy of Life   Vol.2, No.1, pp.15-31 ( 1 )   15 - 31   2012年3月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:現代生命哲学研究所 = Research Institute for Contemporary Philosophy of Life  

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  • 正義概念覚書

    品川哲彦

    関西大学文学会・文学論集   vol.61, no.4, pp.23-48 ( 4 )   23 - 48   2012年2月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:關西大學文學會  

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  • ハーバマスの類倫理再考 査読

    品川哲彦

    富山大学・生命倫理研究資料集IV   V. p.151-p.167   2011年3月

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  • ヨナスは、なぜ、いかにして日本に『積極的に受容』されたか――ラフルーアの見解と日本からの応答

    品川哲彦

    京都大学宗教学研究室紀要   2002, p.49-p.64   2010年12月

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  • ふくらみのある尊厳概念のためのノート――Persönlichkeit概念について 査読

    品川哲彦

    富山大学・生命倫理研究資料集IV   IV,p.1-p.12   2010年3月

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  • 「仕事・職業・労働」をとりまく状況の倫理学的考察

    品川 哲彦

    日本倫理学会・倫理学年報   58集、pp.11-20   11 - 20   2009年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本倫理学会  

    2008年度日本倫理学会大会共通課題「仕事・職業・労働」でのパネリストとしての報告。伝統的には、私たちは、自分の能力に応じて職業を選び、訓練をへて、労働によって自分と家族を養えるようになって、「一人前」の仕事ができるひとと認められてきた。しかし、雇用の変化、さらには2007年以後のグローバルな経済的危機のもとで、この「物語」が失効したことを確認のうえ、種々の倫理理論の新たな状況への対応を概観し、大学教育の場での社会契約論的発想と人間の尊厳の観念の伝達の重要性を主張した。

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  • ヨナスの〈アウシュヴィッツ以後の神〉概念(二)――全能ならざる神と人間の責任―― 査読

    品川 哲彦

    関西大学文学会・文学論集   58巻4号,pp.1-24 ( 4 )   A1 - A24   2009年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

    ハンス・ヨナスの晩年の神学的論文「アウシュヴィッツ以後の神概念」「過去と真理」「物質、精神、創造」をとりあげ、これらとヨナスのそれ以前の著作『生命の哲学』『責任という原理』とを結びつけ、ヨナスとホロコースト神学とを対比し、さらに、ユダヤの神を論じる「アウシュヴィッツ以後の神概念」と哲学者の神を論じる他のニ論文との相違と関係に焦点をあて、ヨナス哲学全体の文脈のなかでこれらの論文についての整合的な解釈を示した。

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/1172

  • ヨナスの〈アウシュヴィッツ以後の神〉概念(一)――ユダヤ人で哲学者であること―― 査読

    品川 哲彦

    関西大学文学会・文学論集   58巻2号,pp.1-23 ( 2 )   A1 - A23   2008年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

    科研費基盤研究 20080401-20120331

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    その他リンク: http://hdl.handle.net/10112/1140

  • ケアの倫理、ニーズ、法

    品川 哲彦

    有斐閣、法社会学   64号、102-115頁 ( 64 )   102 - 115,277   2006年3月

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    出版者・発行元:The Japanese Association of Sociology of Law  

    ケアの倫理に立脚する社会哲学の構想を試みているノディングスをとりあげ、リベラリズムの立場に立つイグナティエフ、コミュニタリアニズムと目されるCh.テイラーのニーズ論等と比較考察した。

    DOI: 10.11387/jsl1951.2006.64_102

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  • 倫理、倫理学、倫理的なるもの

    品川 哲彦

    日本倫理学会、第56回大会報告集   7-11頁   2005年9月

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    日本倫理学会第56回大会共通課題「倫理学の現実(リアリティ)」に対する報告。特定の内容の規範を主張する倫理のもつリアリティ、特定の倫理の基礎を問う倫理学のリアリティ、その問いを迫る「倫理的なるもの」のリアリティを区別し、現在、とくにリアルな倫理的問題としてケア、責任、正義の相補的関係に言及した。

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  • 人間はいかなる意味で存続すべきか

    品川 哲彦

    関西哲学会、アルケー   13号,1-14頁 ( 13 )   1 - 14   2005年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西哲学会  

    環境危機・核戦争の可能性、人類の質的変容をもたらしうる優生学的介入のもとで、人類の存続は現実的に脅かされている。人類の存続を倫理的に根拠づけようとする未来倫理として、ヨナス、アーペル、ハーバマスをとりあげ、比較検討した。アーペルの未来倫理は、カントの目的の王国を言語遂行論的に基礎づけた議論で、討議主体として人間を捉えている。これに対して、ヨナスは、なかばハーバマスも、人間が人間以外の生物と共有する自然(身体)を含めて人間の存続を守ることを主張する。ヨナス、ハーバマスでは、アーペル以上に、人間は傷つきやすい自然本性をもったものとして描かれている。人類の存続を基礎づける論証として、ヨナスは形而上学を要請しながら、形而上学をもたないゆえにミュートス、推測を語るにとどめた。人間の特異性を問う問いは不可避的に人間とは異なる存在への問いに通じる。しかし、問う者自身に向けられる問いを問う者を超越した存在へとむけることで、哲学的思索は形而上学へ転化せざるをえない。討議倫理学者アーペル、ハーバマスが形而上学にコミットせず、ヨナスもまたミュートス、推測を語るにとどめた点に、人類の存続が脅威にさらされ、かつ、特定の形而上学が支配していない現代の多元価値社会において、人間の特異性を問う哲学的問いの特性が表われている。

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  • ベルク教授との対話 倫理学(環境倫理学を含む)の観点から

    品川 哲彦

    関西大学、国際シンポジウム風土と技術の近代報告書   128-139,140-142   2005年2月

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    科研費基盤研究

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  • 〈ケアの倫理〉考(二) ノディングスの倫理的自己の観念 査読

    品川 哲彦

    関西大学、文学論集   53巻4号 ( 4 )   39 - 62   2004年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

    ネル・ノディングスのケアリングの倫理に焦点をあてて、ケアの倫理の根拠を問うたもの。ノディングスは、ケアの倫理の創始者ギリガン以上に正義の倫理と対立しており、それゆえ、その思想には正義に依拠しないケアの倫理の基礎づけと限界がみてとれるからである。通常、母性愛という自然な傾向がその基礎と理解されている。私見は自然なケアリングと倫理的ケアリングとの区別に着目し、ノディングスの倫理全体を「ケアする者としての自己=倫理的自己」への誠実に基礎づけた。これによって、他者に配慮するケアの倫理が自己志向に基づいている点について整合的な解釈を示すことができ、同時に、他者を倫理的自己と同格に捉えないゆえのその限界を露呈できた。

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  • 正義と境を接するもの

    品川 哲彦

    関西大学、現代の倫理的諸課題に対処しうる規範学の再構築   116-129頁   2004年3月

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    正義を根底とする倫理に対立しつつ、相互補完的な関係にある「責任という原理」と「ケアの倫理」について論じた。

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  • 応用倫理学に関わる理由

    品川 哲彦

    哲学若手研究者フォーラム、哲学の探求   30号、3-15頁   2003年5月

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    哲学若手研究者フォーラム第30回、2002年7月13-14日、に「哲学の現場?」という題名のもとに行なったフォーラムでの講演。哲学とは何か、倫理学は哲学か、応用倫理学は哲学か、応用倫理学の「応用」の意味、という紙幅からすれば無理に決まっているテーマに真正面からとりくんでみた。高橋久一郎氏、森岡正博氏と私がパネリストだった。

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  • 応用倫理学の意義とコンピュータ倫理学ないし情報倫理学の動向 査読

    品川 哲彦

    関西大学哲学会、哲学   22号、103-125頁   103 - 125   2003年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

    応用倫理学と呼ばれる領域は、およそ1960年代に生命倫理学が、1970年代に環境倫理学が分野として確立した。それら応用倫理学が登場してきた倫理学史上の経緯と必要性をまとめ、それらに比べて後続の応用倫理学である1980年代にはじまるコンピュータ倫理学ないし情報倫理学の動向をまとめ、先行する応用倫理学と共有する問題点、および、問題点の変容的継承について、とくに、「応用」の意義、職業倫理という位置づけの可否、徳倫理学に対するスタンスについて論じた。

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  • <ケアの倫理>考(一) 査読

    品川 哲彦

    関西大学 文学論集   51巻3号1-28頁 ( 3 )   1 - 24   2002年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

    200004-200103

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  • 環境、所有、倫理

    品川 哲彦

    岩波書店、思想,923 号   923号、69-88頁 ( 923 )   69 - 88   2001年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:岩波書店  

    人間は環境のなかに労働によって自己の所有を確立する。所有が正当化されるのは、労働する人間と労働を混入される自然とを分つ境界が、同時に、倫理的に尊重されるべき存在とそれ以外の存在とを分かつ境界と重ね合わせられているからである。自然の権利を主張するタイプの環境倫理はまさにこの前提に疑念を投じる。この論文では、ロックの労働所有論を読みこむことで、そこにも、人間は自然に負うているという意識が窺われることを指摘し、環境と所有という観念が人間だけを視野におさめた倫理と正義に対してその外部からあらためて問いなおす契機であることを確認した。しかし、だからといって、そうした異議申立てがただちに人間と人間以外の自然とをともども支配する正義の実質的規範を確立できるわけではない。したがって、権利や正義という観念をただちに自然に適用するタイプの環境倫理は批判されねばならない。

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  • 生命倫理学における自由主義の検討

    品川 哲彦

    上廣倫理財団研究助成報告論文集   第11集   2000年10月

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    生命倫理学における自由主義の傾向とそれに批判を加える共同体主義的見解について、エンゲルハート、ペレグリノ、トマスマらをとりあげて論じた。

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  • 倫理学は、なぜ、いかにして環境問題に関わるか

    品川 哲彦

    政策科学研究所、21世紀フォーラム   74号、32-37頁 ( 74 )   32 - 37   2000年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:政策科学研究所  

    倫理学が環境問題に関わる根拠と資格、人間中心主義、非人間中心主義など環境倫理学の諸アプローチを概観

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  • 倫理学の応答能力 生命倫理学を手がかりに

    品川 哲彦

    日本倫理学会、日本倫理学会大会報告集1999年号   76-81頁   1999年9月

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    倫理的問題は社会生活のどこにでもおこる。道徳はどこにでも応用される。だとすれば、倫理学者がつねに最初に問題を見つけるとはかぎらない。さらに、だれもが道徳の行為者として問題に答えを出すことができる。倫理学だけではなくて多くの他の学問が倫理的問題をとくのに貢献しうる。だとすれば、倫理学者の仕事は何か。20世紀では、倫理学の主たる関心はメタエシックスから応用ないし実践倫理学に移ってきた。メタエシックスの隆盛は倫理学者は他の人よりもすぐれた道徳上の専門知識をもっているわけではないという主張に由来する。この主張は、たとえ倫理学者が現代的で実践的な問題に積極的に関わるようになっても正しい。倫理学者に固有な仕事は、道徳の専門家として指針を宣言することではなくて、問題が発生した現場にもとづいた的確なことばで指針を表わす手助けをすることにある。こうして、かれらはさまざまな道徳上の意見を調整する役割をはたすべきである。

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  • 自然・環境・人間 -ハンス・ヨナス『責任という原理』について

    品川 哲彦

    関西哲学会、アルケー   7号、145-154頁 ( 7 )   145 - 154   1999年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西哲学会  

    人間は、あらゆることから身を離すことのできる特性(プレスナー)によって、自然全体を人間は自分の環境として捉えることができ、そして、科学技術とそれを享受する生活様式から自然全体を地球規模で不可逆ともなりうるしかたで改変できるようになった。科学技術時代に求められる新たな倫理は、人間の行為が未来の人類と自然へおよぼす影響を配慮する倫理である。生命中心主義はその倫理の候補のひとつだが、人間中心主銀によって人間の道徳的地位を否定している点で批判されている。人間中心主義はしばしば一種の人間利己主義にすぎない。ハンス・ヨナスは、人間の生命は、他の生き物の生命と同等だが、人間だけが責任をとりうるゆえに存続するに価すると主張している。ヨナスは人間に特権を与えないので人間中心主義ではない。人間に固有な道徳的責任を認める点で姓名中心主義でもない。討議倫理学の支持者はしばしばヨナスの責任という原理を一種の義務以上の努力と呼ぶ。しかし、かれの責任という観念は人間の道徳的行為者としての本質と自然を尊重する新たな倫理に道を開いている。自然は人間間の討議では軽視されやすいのである。

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  • 論議なきはてに -臓器移植法成立にさいしてー 査読

    品川 哲彦

    広島大学、人間文化研究   6巻、77-104頁   1997年12月

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    1997年、臓器移植法の成立まで、「脳死はひとの死か」という問いは繰り返し発せられたが、とうとう論議は深まらなかった。というのも、この問いは両義性を含んでいるからである。ひとという概念は記述的な意味と規範的な意味をもつ。さらに、脳が全身の中枢だから脳死をひとの死とみるひともいれば、脳が人間のしるしである知的知能をもつゆえに脳死をひとの死とみなすひともいる。全身の循環があるので脳死をひとの死とみなさないひともいれば、死を死者と見送る者との関係とみなすことからそう考えるひともいる。さまざまな立場を詳説し、その論拠を分析する必要がある。

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  • 「つゆのふるさと」考

    品川 哲彦

    京都大学、人間存在論   3号、43-54頁   1997年3月

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    竹市明弘教授の退官記念論集。教授の提示された根源的日常性の観念をその思索をたどりながら解明しようとした。

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  • 類似による把握と人格概念

    品川 哲彦

    広島大学、表現におけるアイコニシティと意味作用   61-74頁   1996年3月

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    ひとをひととして捉えるのは、抽象的な象徴記号を駆使して理解される人格観念を媒介とする以前に、自他の類似による直接的な把握があるからではないか、という問題をとりあげた。

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  • 環境倫理の基礎づけ問題

    品川 哲彦

    東洋大学、応用倫理学の新たな展開 倫理学におけるミクロ的視点とマクロ的視点との総合をめざして   46-52頁   1996年3月

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    L.ホワイトの指摘、森の思想、ロールズを援用した未来世代の権利論、ヨナスの責任の原理、動物解放論、土地倫理、討議倫理学をとりあげて、それぞれにおける環境倫理の立脚点を考察した。

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  • 生命倫理学ノート

    品川 哲彦

    広島大学比較文化研究会、比較文化研究   17巻   1994年11月

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    インフォームド・コンセントの根拠は自分で決める能力があるということだが、それだけを根拠にしてさまざまな難問に答えを出していけるのか、出していくとすれば、どんな問題がつきまとってくるのか。

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  • 死の問題というよりはむしろ<ひと>の問題として -「脳死はひとの死か」論争をめぐって 査読

    品川 哲彦

    和歌山県立医科大学、和歌山県立医科大学紀要   21巻、33-49頁   1992年3月

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    日本の脳死(および臓器移植)論争では「脳死はひとの死か」という問いがしばしば繰り返されたが、その議論のなかに「ひと」という概念の両義性が明瞭に意識されていないために問いが無意味になっている点を指摘した。

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  • 他者の身体的現前と対他態度 -シュッツの社会的世界論における 査読

    品川 哲彦

    和歌山県立医科大学、和歌山県立医科大学紀要   20巻、1-15頁   1991年3月

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    現象学的社会学者シュッツは知覚をもとにして自他の関係のさまざまなあり方を整理して論じたが、その知覚をもとにするアプローチは、対面関係を分析するのにひいでているかわりに、特有な親しさをもつ関係の特徴を説明するには不利なところがある。

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  • ヴァルデンフェルス「異郷のなかの故郷」に寄せて 査読

    品川 哲彦

    和歌山県立医科大学、和歌山県立医科大学紀要   19巻、1-7頁   1990年3月

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    特定の空間が固有の意味をもつことがある。その特徴は故郷世界、異郷世界という概念に表現される。これらの概念の肥沃さはドイツの現象学者ベルンファルト・ヴァルデンフェルスの論文「異郷のなかの故郷」にあきらかである。しかし、また、中間領域に依拠するかれの構想には、中間領域を規制してたんなる折衷を避けるような規範が見出せないといわざるをえない。

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  • 意味のイデア性 -その確かさとそのゆらぎ

    品川 哲彦

    理想社、理想   636号,77-78頁 ( 636 )   p78 - 88   1987年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:理想社  

    意味は超時間的に不変の本質をもつとともに、文化歴史的な背景の変化とともに動揺する。前者であるとともに、なぜ、後者のようなことが起こるのか、意味を共有する共同体と関連させて考察してみた。

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  • 人格的自我-フッサール自我論における 査読

    品川 哲彦

    日本哲学会、哲学   37号   1987年5月

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    フッサールは三つの自我観念、純粋自我、人格的自我、モナドとしての自我を提示した。純粋自我は現象学的還元をつうじて、自然的な日常生活のなかで私たちになじみの自我の帯びている経験的性格のすべてから純化されて見出される。人格的自我は純粋自我によってモナドとしての自我(自身の体験の流れ全体)に属しているさまざまな体験を通じて一にして同一の自我として構成される。その同一性は、純粋自我が体験を通じて形成する習性的確信によっている。人格的自我は、客観的事物と同じく構成されるゆえに経験的で客観的にみえる。しかし、それはまちがいである。純粋自我は構成する自我として体験、認識、評価などの自由な活動をする一方、人格的自我はこの自由な活動を可能にし制約する条件を提供している。このようなダイナミックな関係が両者を一体化している。

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  • フッサールにおける習性の問題 査読

    品川 哲彦

    関西哲学会、関西哲学会紀要   21巻、23-29頁   1987年3月

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    フッサールは、『イデーン』第二巻や『デカルト的省察』のなかで習性という観念に言及して論じている。習性という観念は、純粋自我(超越論的自我)とくらべて重要でないようにみえる。しかし、習性によって、純粋自我は人格的自我として具体化し、自我の体験の流れのなかで展開していく習性的確信を備えるのである。フッサールは習性という観念をじゅうぶんには展開しなかった。それにもかかわらず、習性という観念のなかには、それぞれの自我に固有な確信の体系を体系化したり、あるいは、かつての自我から回心するといった興味深い過程を解明する鍵を見出すことができる。

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  • 個体について フッサールを手がかりに 査読

    品川 哲彦

    京都大学哲学論叢刊行会、哲学論叢   13号、21-31頁   1986年7月

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    目前の事物を個体として把握するのはどのようにしてか。われわれは個体をそれが何であるかーーその本質によって理解する。しかし、本質は個体的ではなく普遍的である。個体は本質の一事例であるとけれども、だからといって、「この」個体を普遍の一事例として捉えているわけではない。もし、われわれが「この」という特徴を理解しようとするなら、個体が認識される志向的体験を探究しなければならない。個体的対象は固有の地平的構造(過去地平と未来地平)をともなってそれ自身の今に現出する。この個体はその個体性をそれが対象として志向的体験の流れのなかで占めている今から得ている。自我は習性、すなわちその持続する確信の体系をそのつどの体験において進展させている。それゆえ、同じ個体がそのつどの今において習性的確信の体系の変化によってさまざまなニュアンスをもって現出するのである。

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書籍等出版物

  • 人間の尊厳はくるむようにして守られる

    品川哲彦( 担当: 分担執筆 範囲: pp. 111- 133)

    法政大学出版局・問いとしての尊厳概念  2024年3月  ( ISBN:9784588151378

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    総ページ数:563   担当ページ:111-133   記述言語:日本語   著書種別:学術書

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  • 生と超越――生命論の生命疎外に抗して

    品川哲彦

    法政大学出版局・尊厳と生存  2022年5月 

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  • 自殺する権利は人格権か――ドイツ連邦憲法裁判所の業務による自殺幇助違憲判決

    品川哲彦( 担当: 単著)

    芝浦工業大学応用倫理学研究室・生命倫理・生命法研究論文集――欧米諸国の生命倫理に関する基本理念及び運用・制度の法学的、哲学・倫理学的比較研究  2022年3月 

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  • 書評:盛永審一郎著、ベイツ裕子編集協力『認知症患者安楽死裁判』

    品川哲彦( 担当: 単著)

    読書人・週刊読書人  2021年4月 

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  • 読書案内コラム『プライバシー権の復権――自由と尊厳の衝突』宮下紘

    品川哲彦( 担当: 単著)

    法政大学出版局・東アジアの尊厳概念  2021年3月 

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  • 日本アーレント研究会、三浦隆宏、木村史人、渡名喜庸哲、百木漠編、『アーレント読本』

    品川哲彦( 担当: 単著)

    読書人・週刊読書人  2020年10月 

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  • 書評 有馬斉『死ぬ権利はあるか――安楽死、尊厳死、自殺幇助の是非と命の価値』に寄せて

    品川哲彦( 担当: 単著)

    芝浦工業大学・生命倫理・生命法研究資料集V 先端医療分野における欧米の生命倫理政策に関する原理・法・文献の批判的研究(2018~2020年度 基盤研究(B)(一般) 課題番号18H00606)  2020年7月 

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  • 倫理学入門――アリストテレスから生殖技術、AIまで

    品川哲彦( 担当: 単著)

    中央公論新社  2020年7月  ( ISBN:9784121025982

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  • 自由の哲学――カントの実践理性批判

    Otfried Höffe(著), 品川哲彦(訳), 竹山重光(訳), 平出喜代恵(訳)( 担当: 共著)

    法政大学出版局  2020年6月 

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  • 読書案内コラム:『安楽死・尊厳死の現在――最終段階の医療と自己決定』、松田純

    品川哲彦( 担当: 分担執筆)

    法政大学出版局・尊厳と社会(上)  2020年3月 

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  • 読書案内コラム:『ヒトの生命と人間の尊厳』、高橋隆雄編

    品川哲彦( 担当: 分担執筆)

    法政大学出版局・尊厳と社会(上)  2020年3月 

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  • 小松原織香『性暴力と修復的司法――対話の先にあるもの』

    品川哲彦( 担当: 単著)

    関西倫理学会・倫理学研究  2019年6月 

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  • 人間の尊厳と自然の尊厳が意味するもの

    品川哲彦( 担当: 分担執筆)

    法政大学出版局  2017年11月 

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  • 倫理学の話

    品川哲彦( 担当: 単著)

    ナカニシヤ出版  2015年10月  ( ISBN:9784779509711

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  • 書評:ミヒャエル・クヴァンテ『人間の尊厳と人格の自律』、加藤泰史監訳、法政大学出版局

    品川哲彦( 担当: 単著)

    図書新聞・図書新聞  2015年8月 

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  • 書評:奥田太郎著『倫理学という構え――応用倫理学原論』

    品川哲彦( 担当: 単著)

    北海道大学大学院文学研究科応用倫理研究教育センター  2013年10月 

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  • The Status of the Human Being: Manipulating Subject, Manipulated Object, and Human Dignity

    Tetsuhiko Shinagawa( 担当: 分担執筆)

    Oxford Uehiro Center for Practical Ethics・Ethics for the Future of Life Proceedings of the 2012 Uehiro-Carnegie-Oxford Ethics Conference  2013年7月 

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  • Dernicht omnipotente Gott und die menschliche Verantwortung 査読

    Tetsuhiko Shinagawa( 担当: 分担執筆)

    Königshausen & Neumann, Dialog - Reflexion - Verantwortung. Zur Diskussion der Diskurspragmatik  2013年4月 

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  • 書評:有賀美和子『フェミニズム正義論 ケアの絆をつむぐために』勁草書房、2011年

    品川哲彦( 担当: 単著)

    南山大学社会倫理研究所、社会と倫理  2012年10月 

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  • 書評: M.P.Battin, "Terminal Sedation: Pulling the Sheet over Our Eyes", J. T. Berger, "Rethinking Guidelines for the Use of Palliative Sedation" 査読

    品川哲彦( 担当: 単著)

    富山大学・生命倫理研究資料集  2012年6月 

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  • 責任 査読

    品川哲彦( 担当: 分担執筆)

    丸善、生命倫理の基本概念  2012年1月 

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  • ケアと介護の哲学

    品川哲彦( 担当: 分担執筆)

    世界思想社、応用哲学を学ぶ人のために  2011年5月 

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  • 書評:小松美彦・香川知晶編『メタバイオエシックスの構築へ――生命倫理を問いなおす』

    品川哲彦( 担当: 単著)

    読書人・週刊読書人  2010年6月 

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  • 書評:香川知晶『命は誰のものか』

    品川哲彦( 担当: 単著)

    読書人・週刊読書人  2009年10月 

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    書評:香川知晶『命は誰のものか』

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  • アウシュヴィッツ以後の神

    ハンス・ヨーナス(著), 品川哲彦(訳・解説・解題)( 担当: 編集)

    法政大学出版局  2009年9月  ( ISBN:9784588009242

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    ヨナスの「アウシュヴィッツ以後の神概念」「過去と真理」「物質、精神、創造」の和訳に、品川による「ハンス・ヨーナスの生涯」「解題」「訳註」「あとがき」を付した。ヨナスはここで、アウシュヴィッツに沈黙していた神を、世界の自立のために世界に介入しない「全能ならざる神」と捉え、被造物のなかで唯一の意図的な行為者である人間の責任を論じている。

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  • 書評:加藤尚武『合意形成の倫理学』

    品川哲彦

    2009年7月 

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  • つかのまこの世にある私/私たち

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    岩波書店・岩波講座哲学8生命/環境の哲学  2009年6月 

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    生物医学と医療技術の進展は、それに対処する規範、インフォームド・コンセントをもたらした。技術を利用するか否かについて意志決定する人格として、患者を尊重すべしという規範である。しかし、他方、この人格としての私にとって、私の身体は技術を介する操作対象に変容した。そしてまた、対応能力のある存在としての人格概念の外延からは、一部の人間が排除されていった。けれども、免疫系にみるように、いわば「身体における私」も存在する。これは人格のコントロール下におかれず、臓器移植では拒絶反応というしかたでその存在を示している。医学技術による身体の操作の進むなかで、「人間の条件」を再考しなくてはならない。

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  • 正義と境を接するもの 責任という原理とケアの倫理

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    ナカニシヤ出版  2007年10月  ( ISBN:9784779501647

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  • 知のナヴィゲーター

    品川 哲彦, 中澤務, 森貴史, 本村康哲, 田中俊也, 渡邊智山, 森部豊( 担当: 分担執筆)

    くろしお出版  2007年4月 

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    1年次導入ゼミのテクスト。導入教育が大学での専門教育や卒業後にいかにつながるかについて、コラム「卒業研究に向けて」「社会人になってから」を執筆した。

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  • パオロ・ベッキ「技術の時代における倫理学の位置」

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    応用倫理学研究会、応用倫理学研究  2007年4月 

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  • 被験者としての軍人

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    丸善、生命倫理百科事典  2007年1月 

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    Stephen G. Post(ed.), Encyclopedia of Bioethics,3rd, Thomson Gateを翻訳した『生命倫理百科事典』(生命倫理百科事典翻訳刊行委員会編、丸善)の項目として翻訳

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  • 書評 ヘルガ・クーゼ『生命の神聖性説批判』飯田亘之訳者代表、東信堂

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人、週刊読書人  2006年8月 

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  • 書評:ハリー・G・フランクファート『ウンコな議論』山形浩生訳・解説、筑摩書房

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人・週刊読書人  2006年3月 

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  • アレク・フィッシャー『クリティカル・シンキング入門』

    品川 哲彦, 岩崎豪人, 浜岡剛, 伊藤均, 山田健二, 久米暁( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版  2005年12月 

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    原著は、Alec Fisher, Critical Thinking: An Introduction, Cambridge, 2001. pp.i-ii,pp.1-249。総頁数i-ii、1-303頁のうち、第2章「理由と結論を見分ける 推論に用いる言葉」(20-40頁)と第5章「表現と考えを明確にし、解釈する」(77-98頁)を担当。

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  • 生活世界・故郷世界・異郷世界

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    晃洋書房、哲学は何を問うべきか(竹市明弘・小浜善信編)  2005年10月 

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    フッサールは学の成り立つ基盤としての生活世界を指摘したが、生活世界はまた学の成果が流入する世界でもある。生活世界における生と学の交差を解明し、生活世界の具体相としての故郷世界と異郷世界の問題系を提示した。

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  • 書評:川本隆史編『ケアの社会倫理学』有斐閣

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人、週刊読書人  2005年10月 

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  • 書評:安彦一恵・谷本光男編『公共性の哲学を学ぶ人のために』世界思想社、序論と基礎理論的考察

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    応用倫理学研究会、応用倫理学研究  2005年7月 

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  • 書評:松田純『遺伝子技術の進展と人間の未来』知泉書館 査読

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人、週刊読書人  2005年5月 

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  • 書評 越智貢・金井淑子・川本隆史・高橋久一郎・中岡成文・丸山徳次・水谷雅彦編『応用倫理学講義』岩波書店

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    関西倫理学会・倫理学研究  2005年4月 

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  • 生命の神聖 その失効とその再考

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    岩波書店、応用倫理学講義1 生命  2004年7月 

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    生命の神聖、人間の尊厳という観念は、生命倫理学の問題を解くのに無効であるという批判もある。その批判は、資源の配分が焦点となっている文脈ではあたっている。しかし、これらの観念の意義は人為的には配分できないものを論じる点にある。ドゥオーキンの生命の神聖論とハーバマスの人間の尊厳論を参照しつつ、二つの観念を再検討した。

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  • 書評 ジェームズ・レイチェルズ『現実をみつめる道徳哲学――フェミニズムから安楽死まで』古牧徳生・次田憲和訳、晃洋書房

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    関西倫理学会、倫理学研究  2004年4月 

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  • ロバート・M・ヴィーチ『生命倫理学の基礎』

    品川 哲彦( 担当: 共著)

    メディカ出版  2004年1月 

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    Robert M. Veatch, The Basics of Bioethics, 2nd.の全体を監訳。はじめに、第1-2、4、6,9、11章、付録の訳(iv-xi、1-38、68-90、213-282頁)、解説(283-289頁)を担当。第8、10章を伊藤と共訳(175-212、240-265頁)。

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  • 〈ケアの倫理〉の語られる理由、ふたたび

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    メディカ出版、エマージェンシーナーシング  2002年8月 

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    関西大学生命倫理研究会のメンバーとともにケアについて連載。その最終回で、看護職にとってケアの倫理のもつ意義にふれた。

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  • 篠原駿一郎・波多江忠彦編 『生と死の倫理学』

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人、週刊読書人  2002年5月 

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  • 〈ケアの倫理〉の語られる理由

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    メディカ出版 エマージェンシーナーシング  2001年11月 

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    関西大学生命倫理研究会のメンバーとともにケアについて連載。その第一回。ケアの倫理が登場してきた背景、ケアの倫理の内容を解説。

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  • 組織と責任

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    世界思想社、社会哲学を学ぶ人のために  2001年5月 

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    そのことに対して私は責任があるか。あるとすればどれほどか。それは他者から、私の力に応じて問われる。事態を予見できたか、回避できたかが責任の有無を確定する。現代では、どの職業につくにも、専門化した高度の能力を要求されるとともに、能力を発揮するのは組織の一員としてのことが多いだけに責任を自覚しがたい状況にある。それゆえ、組織には、無過失責任によって害悪を回避するいっそう重い責任を課することが必要であり、また、組織の内部の個人に対しては、組織内部の論理ではなくてつねに組織の外部の他者から責任を問われる事態を意識した行動が求められる。

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  • 書評:大庭健・安彦一恵・永井均編『なぜ悪いことをしてはいけないのか』ナカニシヤ書店

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人、週刊読書人  2000年11月 

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  • 書評:ハンス・ヨナス『責任という原理』加藤尚武監訳、東信堂

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人、週刊読書人  2000年8月 

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  • 生命と倫理 生命倫理学と倫理学の生命

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    ナカニシヤ出版、エチカとは何か 現代倫理学入門  1999年11月 

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    20世紀後半に医療において提起された倫理的問題は倫理学の任務に注意をふたたび呼び起こした。メタエシックスの隆盛が廃れるとき、新たな医療倫理に規範倫理学の復権を期待したひともいた。しかし、われわれは倫理学者は他のひとよりも道徳上の専門的知識をもっているわけではないという主張を否定できない。そこで、倫理学は何ができるのか、どのように倫理学をすべきかという問いは依然として重要である。私はこの論文のなかで、生命倫理学における原理にもとづくアプローチとそれへの批判を紹介しつつその点の説明を試みた。

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  • 科学技術と環境

    市川浩, 小島基, 佐藤高晴, 品川哲彦(共編者)( 担当: 共編者(共編著者))

    培風館  1999年2月 

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    人文科学・社会科学・自然科学にわたる23名の著者が、第1章自然と人間のかかわり、第2章科学技術の発展--光と影、第3章地球規模で考えるのなかでさまざまなトピックを展開している。私は、市川浩、小島基、佐藤高晴とともに共同編集した。そのうち、第1章には「環境にたいする人間の態度」(5-12頁)を執筆。人間を超越した存在にもとづく環境倫理(ホワイトの指摘したユダヤ-キリスト教と生態学的危機の問題、南方熊楠の神社合祀令反対運動)、対等の関係にもとづく環境倫理(未来世代の権利、動物解放論、レオポルドの土地倫理)を論じた。また、第2章には「いのちはだれのものか」(99-105頁)を掲載。インフォームド・コンセントの成立した背景とその倫理的根拠を論じた。第3章には「環境を守るのは人間のためか--学生との対話から」(261-266頁)を掲載。生命中心主義、人間中心主義の論争を紹介し、ヨナスの責任という原理に言及した。

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  • 方法序説

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    メディアファクトリー、学問の鉄人が贈る 14歳と17歳のBookガイド  1999年1月 

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    さまざまな分野の研究者が中高生および大学生にむけてお勧め本(専門分野にかかわるもの1冊とそれ以外を1冊)をあげた特集本。私は、哲学の精神を端的に示しているものとしてデカルト『方法序説』と、児童文学ながら哲学的問いを展開している一例としてT・ヤンソン『ムーミンパパの思い出』をあげた。

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  • 「脳死はひとの死か」再考

    品川 哲彦( 担当: 単著)

    読書人、週間読書人  1999年 

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    出版月日:1105,12,19

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  • 生命はどのような場合にも尊重されるべきか

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    ナカニシヤ出版、モラル・アポリア  1998年2月 

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    「生命はどのような場合にも尊重されるべきである」、それとも「生命はどのような場合にも尊重されるべきだとは必ずしも言えない」。二つの見解はアンティノミーをなしている。しかし、前者が絶対的な生命の神聖を強調するなら矛盾に陥る。人間は他の生物を犠牲にしないと生きられないからだ。この批判は菜食主義にもあてはまる。そこで、後者が勝ちそうにみえる。その結果、私たちはただ生きるに価するもののみ守るべきだということになろう。そこで、ときには、正当な理由があれば、中絶や救命中止や安楽死がゆるされる。後者の見解は正義を本質とする。しかし、前者の意見が無意味なわけではない。それは他の生き物への共感を唱道している。そこで、たとえ、私たちが他の生き物を殺さざるをえないとしても、私たちはたがいに殺しあうことで生きるほかない相手と自分たちを悲しんで相手を尊重することもありうる。だとすれば、二つの意見はアンティノミーをなしているのではない。前者は生命に対する態度に焦点をあて、後者は正義に焦点をあてているのである。

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  • 哲学や倫理学の研究者は生命倫理学において何をなすべきか

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    世界思想社、生命倫理学を学ぶ人のために  1998年1月 

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    生命倫理学とは、ひとの生命にたいする医学、生物学による人為的介入および不介入をめぐって価値と規範を含んで発せられる問いについて、論点を明確にし、それに答えようとする営みである。しかし、ただひとつの倫理が確立しているわけではない以上、問いにたいする答えは多様にならざるをえない。哲学や倫理学の研究者も唯一の倫理を提供できる地位にあるわけではない。それでは、哲学や倫理学の研究者は生命倫理学において何ができ、何をすべきか。その任務はさまざまな意見を明確化し、分類し、調整して議論を深めることにある。

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  • 生命と倫理

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    世界思想社、倫理学を学ぶ人のために  1994年9月 

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    脳死臓器移植、安楽死、妊娠中絶など賛否両論ある問題に一定の解答を示すものとして、尊重されるべき人間存在を自己意識、さらには、自己意識を可能にする脳の器質的・機能的状態にもとづけて画定する議論、パーソン論がある。しかし、自律概念はもともとカントに由来するが、バイオエシックスにおけるそれは欲望を肯定する点でカントではなく、むしろJ・S・ミルのいう自己決定であり、しかも、ミルにおけるような大衆社会批判をあわせもっていない。ここにいうパーソン概念は近代の効率的な社会観・人間観と表裏一体のものである。そのために、自己決定が自己疎外に通じる危険を孕んでいる。

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  • 日常のコンテクスト

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    岩波書店、テクストと解釈  1994年3月 

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    すべての出来事がそこで生起する日常世界は慣れ親しまれているあらためて気づくこともない。このなれ親しさを強調して故郷世界という語を用いる。その反対は異郷世界である。未知のものになれしたしむのは、その世界を貫いている物語の受容をとおしてである。私たちは物語のなかに入りこみ、アラスデア・マキンタイアの指摘するように、そこで共同作者として人生を展開していくにすぎない。しかし、われわれは複数の特殊世界に生きているのだから、ある特殊世界への埋没と物語への依拠は、そのひとを変形してしまうかもしれない。物語のもつ目的論的な抑圧はある特殊世界を日常一般ととりちがえることからくる。

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  • 或るものについての意識、空虚な志向、作用、思念する、対象X、ヒュレー/ モルフェー 査読

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    弘文堂、現象学事典  1994年3月 

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    現象学事典のなかの、主としてフッサール哲学に関連深い、上記6項目を担当した。

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  • 自己と他者 -さまざまな自己との出会いー

    池上哲司, 永井均, 斎藤慶典, 品川哲彦(共編者)( 担当: 共編者(共編著者))

    昭和堂  1994年2月 

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    哲学・倫理学・心理学・霊長類学・文化人類学などの諸分野から自己と他者という共通テーマにアプローチした。私は池上哲司、永井均、斎藤慶典とともに全巻を共同編集し、そのうち第4章「生命倫理における自己と他者」(199-264頁)を担当。そのなかに論文「二分法の陥穽 日常/非日常、正常/異常、健康/病」(202-223頁)を掲載した。さしあたりは健康で正常な存在として自己を把握している日常の我々にとって、病・障害・死といった非日常は他者である。健康・正常という自己把握は実は堅固な根底をもっていないが、あたかも、堅固な根底をもっているかのように日常的にも把握され、また、それに応じた科学技術の開発と受容の結果、いっそう強められている。しかし、実はそのような自己把握は、生活のなかで避けられない非日常的な状況を排除することで健康・正常な人間を抑圧している点を指摘している。

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  • 拝啓

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    昭和堂、マイクロエシックス  1993年9月 

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    この本は各執筆者が見開き4頁を使って、身近な話を取り上げて、そこに倫理学の論じる問題を見出すしかたで、購読する読者(とくに大学生を念頭においている)の関心を呼び覚まそうと試みた本である。筆者は「拝啓」などの紋切り型のあいさつを取り上げて、それが人間関係のなかでもっている意義を示した。

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  • デヴィッド・カー『フッサール 批判的・比較的研究』

    磯江景孜, 品川哲彦, 松田毅, 松尾宣昭( 担当: 共著)

    晃洋書房  1993年2月 

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    デヴィッド・カーの著書Interpreting Husserl : Critical and Comparative Studiesを磯江景孜、松田毅、松尾宣昭とともに訳し、私はそのうち第6章「生活世界について -フッサールと最近の解釈者たち」、第7章「われわれは思考する、ゆえに、われわれは存在する -一人称複数の志向性」を担当した。

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  • 先端医療と哲学

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    弘文堂、哲学と医療  1992年2月 

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    近年、さまざまな医療技術が発達するにつれて、多くの倫理的問題が生じている。現代医療の進歩に対する是非は、現代医療がそのもとで進展してきた価値と規範とに対する賛否である。この論文では、インフォームド・コンセント、生殖技術、安楽死などをとりあげて、それらが普及することで、どのような規範が強化され、また、除去されていくかを説明した。職業、価値観、道徳上の見解、宗教を異にするさまざまなひとびとが先端医療についての討議に加わるべきである。

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  • 隠れたしかたで働いている規範

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    慶應通信、規範の基礎  1990年10月 

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    行為に没頭しているとき、われわれは自分が拠って立っている基盤を意識することができない。「なぜ、そうしたのか。君には責任がある」。この問いによって、私たちがその行為を意図したり、みずからするのを許したりしていた道徳規範が明らかになる。責任を問う問いは道徳規範を顕在化する。日常生活のなかで、道徳規範は隠れたしかたで働いているのである。というのも、道徳規範は言語・文化共同体の伝統をつうじて鋭く意識されないまま受け継がれているからである。

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  • リチャード・J・バーンスタイン『科学・解釈学・実践 客観主義と相対主義を超えて』

    丸山高司, 木岡伸夫, 水谷雅彦, 品川哲彦( 担当: 共著)

    岩波書店  1990年8月 

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    リチャード・J・バーンスタインの著書Beyond Objectivism and Relativism: Science, Hermeneutics, and Praxisを丸山高司、木岡伸夫、水谷雅彦と分担して訳した。私は第3章「解釈学から実践へ」を担当した。

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  • 新しい生殖技術と社会

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    世界思想社、生命倫理の現在  1989年2月 

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    人工授精、体外受精、精子提供、卵提供、貸し腹、代理母、男女産み分けなど新たに開発された生殖技術は数多い。ウォーノック報告は、生殖技術の利用に指針を示している。その指針の根拠は、利用者が搾取されないことと協力者に害が及ばないことである。ヘアはこの報告を批判した。ヘアによれば、報告は生殖技術の導入によってどのような悪い結果がひきおこされるかを示す裏づけなしに、道徳的直観に依存している。しかし、ヘアのような功利主義社は、明確に予想される結果だけを重視して、新たな技術を評価する決定権を未来世代にまかす傾向にある。功利主義者は生殖技術の普及によって生じるかもしれない道徳規範の除去に対してあまりに楽観的にすぎる。われわれは、これらの技術の進歩によって賭けられている価値や規範を忘れてはならない。

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  • 対話における言葉について

    品川 哲彦( 担当: 分担執筆)

    世界思想社、現象学の現在  1987年2月 

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    対話をつうじて、私たちは(話し手と聴き手という)二つの役割をたがいに演じながら、相手のことをしだいに理解していく。私たちは共通の世界をもっているのである。そのあいだに、世界観の相違もきわだってくる。そのことは私たちの理解を修正するのに役に立つ。対話の構造を分析することで、人間がもっている基本的な間主観性の構造を再認識できる。

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  • ヘルマン・シュミッツ『身体と感情の現象学』

    品川 哲彦, 魚住洋一( 担当: 共著)

    産業図書  1986年9月 

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    ドイツの現象学者へルマン・シュミッツの論文集。その第4章「時間経験の身体的源泉とアウグスティヌスの問題」を魚住洋一と共訳した。

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MISC

  • 医療・看護・介護とケアの倫理 招待

    品川哲彦

    作業療法ジャーナル   57 ( 9 )   1162 - 1165   2023年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

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  • ケアの倫理とは、どういう思想か 招待

    品川哲彦

    三輪書店・作業療法ジャーナル   57 ( 9 )   1063 - 1067   2023年8月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

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  • 書評 小川公代『ケアする惑星』 招待

    品川哲彦

    公明新聞   2023年5月

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    記述言語:日本語  

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  • 拙著『倫理学入門』への書評に答えて

    品川哲彦

    関西倫理学会・倫理学研究   52号、193-194頁   2022年6月

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  • いかに倫理的に考え、行動するか

    品川哲彦

    ダイヤモンド社・ダイヤモンドクォータリー   春季号 2021, 4-15頁   2021年3月

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  • 教育面での高大接続への一展望~大学初年次教育を参考に~

    品川哲彦

    第一学習社・公民最新資料   32号、2-5頁   2019年5月

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  • 「現象学的倫理学に何ができるか――応用倫理学への挑戦」コメント

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 4, no. 2, 34-43頁   2017年12月

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  • ケアの倫理からみたアドボカシー

    品川哲彦

    日本看護倫理学会・日本看護倫理学会誌   vol. 9, no. 1, pp.79-81   2017年3月

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  • 日本看護倫理学会講演原稿 アドボカシーとしての看護――ケアの倫理からの解釈

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 3, no. 1, 16-66頁   2016年12月

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  • 日本哲学会シンポジウム発表原稿 存在の政治と絶対無の政治

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 3, no. 1, 1-15頁   2016年12月

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  • 京都生命倫理研究会設立30周年に寄せて――応用倫理学へのずれと自己同一性の模索

    品川哲彦

    関西大学倫理学研究会・倫理学論究   vol. 3, no. 1、67-75頁   2016年12月

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  • 『倫理学の話』にたいする奥田太郎氏、永守伸年氏、岡本慎平氏からのコメントに応えて

    品川哲彦

    社会と倫理・南山大学社会倫理研究所   31号・244-249頁 ( 31 )   244 - 249   2016年11月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:南山大学社会倫理研究所  

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  • 〈ケアと正義の反転図形〉と〈ふくらみのある正義〉――川本・伊佐のコメントへのリプライ

    品川哲彦

    成文堂・法の理論   33号、167-174頁   2015年3月

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  • 倫理とはどういうものか

    品川哲彦

    全国要約筆記問題研究会・要約問題研究   25号、3-9頁   2014年3月

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  • ウィリアム・ラフルーア教授の「哲学者・生命倫理学者としてのハンス・ヨナス アメリカでの周縁的位置」への質問

    品川 哲彦

    2009年2月

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  • ヘルガ・クーゼ『生命の神聖性説批判』

    品川 哲彦, 水野俊誠, 坂井昭宏, 加藤尚武 ほか

    富山大学・続生命倫理資料集I)「生命の尊厳をめぐるアメリカ対ヨーロッパの対立状況と対立克服のための方法論的研究」   23-85   2008年3月

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    科学研究費助成金・基盤研究(B)(一般)「生命の尊厳をめぐるアメリカ対ヨーロッパの対立状況と対立克服のための方法論的研究」によるシンポジウムにおいてシンポジストとしてクーゼの著書の書評をし、討論に参加した。

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  • クネップラー教授の講演会質疑応答

    品川 哲彦, Nikolaus Knoepffler, 山本達, 西野基継 ほか

    富山大学・続生命倫理資料集II人間の尊厳をめぐるアメリカ対ヨーロッパの対立状況と対立克服のための方法論的研究」   225-252   2008年3月

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    科学研究費補助金・基盤研究(B)(一般)「人間の尊厳をめぐるアメリカ対ヨーロッパの対立状況と対立克服のための方法論的研究」によるニコラウス・クネップラー教授(イエナ大学)の講演「人間の尊厳という原理と治療目的でのクローニング」に対する特定質問。

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  • 現象学的方法でカント倫理学は発見できるか――工藤和男氏への質問

    品川 哲彦

    関西哲学会・アルケー   15号42-45頁 ( 15 )   42 - 46   2007年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西哲学会  

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  • パオロ・ベッキ教授講演会質疑応答録および付録

    品川 哲彦

    帝京平成大学飯田亘之研究室、生命科学における倫理的法的社会的諸問題III   144-146,150-153   2006年2月

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    ジェノバ大学の法哲学者Paolo Becchi教授講演会における質疑応答の記録。また、Becchi教授と品川との間の書簡による意見交換を翻訳した。

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  • 倫理学「者」の役割

    品川 哲彦

    2004年8月

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    科研費基盤研究

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  • 倫理学「者」の役割

    品川 哲彦

    北海道大学、応用倫理学各分野の基本的諸概念に関する規範倫理学的及びメタ倫理学的研究   13-18,45-46,34,52   2004年8月

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    科研費特定領域研究

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  • 産業保健にかかわる個人情報

    品川 哲彦

    大阪大学大学院文学研究科広域文化形態論講座文化基礎学専門分野・科学と社会   27-34頁   2004年2月

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    サンユー会第9回産業医・実務分担者合同セミナー、シンポジウムにおける講演内容の筆記

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  • 正義と、正義と境を接するもの

    品川 哲彦

    2003年4月

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    ケアの倫理、責任の原理、正義の関係を論じた。

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  • 教養教育カリキュラム改革の動向 critical thinkingが授業として期待され、意味をもつ一要因

    品川 哲彦

    京都大学文学部哲学研究室・PROSPECTUS   5号、1-11頁   1 - 11   2002年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:京都大学  

    クリティカル・シンキングについての特集号に、クリティカル・シンキングのような推論、修辞を分析し、洞察する技能の修得をめざす授業が待望されている背景に言及したもの。

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  • 渡部菊郎氏との遅すぎた対話の試み 査読

    品川 哲彦

    関西大学哲学会、哲学   21号   2002年3月

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    トマスの研究者で同窓の先輩、関西大学では同僚であった渡部菊郎教授を追悼し、その思い出を記し、渡部氏の中世哲学の研究と生命倫理学をはじめとする近代以降の倫理学についての私自身の研究とが共有しうる論点を模索した。

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  • 渡部菊郎氏との遅すぎた対話の試み (渡部菊郎先生追悼論集)

    品川 哲彦

    関西大学哲学   21   35 - 56   2002年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:関西大学  

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  • 深みのある日常 尾崎一雄試論

    品川 哲彦

    広島大学文学の会、文学空間   2号、35-45頁   1999年4月

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    尾崎一雄の小説に現われた「私」をとりあげ、私小説に対する批判のいうように実在する作者自身の連想に依存するものではなく、むしろ作品世界を展開する視点にまで「私」をそぎ落とすことで作品が成り立っている点を論じた。言及した作品は「八幡坂のあたり」「痩せた雄鶏」「花ぐもり」「日の沈む場所」「暢気眼鏡」「美しい墓地からの眺め」など。

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講演・口頭発表等

  • 環境問題における正義の概念と倫理学的思考

    品川哲彦

    2022年度「Sustainabilityと人文知」シンポジウム  2023年3月 

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  • ケアの倫理からみたアドボカシー

    品川哲彦

    日本看護倫理学会第9回年次大会  2016年5月 

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    開催地:京都テルサ  

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  • 存在の政治と絶対無の政治

    品川哲彦

    2016年5月 

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    開催地:京都大学  

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  • ケア関係、可塑的な自己、ケアと生

    品川哲彦

    2016年3月 

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    開催地:麗澤大学道徳科学研究所  

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  • ひとりの男性の研究者からみたケアの倫理の位置づけ

    品川哲彦

    2015年4月 

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    開催地:東北大学  

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  • ハンス・ヨナスという問い

    品川哲彦

    2014年6月 

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  • 技術、責任、人間

    品川哲彦

    第7回、ハイデガー・フォーラム  2012年9月 

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    開催地:東北大学  

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  • What is the satatus of the human being?: manipulating subject, manipulated object, and human dignity

    Tetsuhiko Shinagawa

    Uehiro Carnegie Oxford Conference 2012  2012年5月 

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    開催地:国際文化会館  

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  • ケアと正義

    品川哲彦

    Handai Metaphysica  2012年2月 

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    開催地:大阪大学  

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  • ハンス・ヨナスのアウシュヴィッツ以後の神概念

    品川哲彦

    実存思想協会・ドイツ観念論研究会  2010年10月 

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    開催地:同志社大学  

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  • 価値多元社会における倫理、形而上学、宗教

    品川哲彦

    宗教倫理学会  2010年10月 

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    開催地:キャンパスプラザ京都  

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  • Hans Jonasとの対話――グノーシス、生命、未来倫理、アウシュヴィッツ以後の神

    品川哲彦

    名古屋哲学会  2010年1月 

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    開催地:南山大学  

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  • ハンス・ヨーナスの哲学を考える

    品川哲彦

    生命の哲学研究会  2009年7月 

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    開催地:大阪府立大学  

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  • アウシュヴィッツのあとに、神を考えうるか 哲学者ハンス・ヨナスの思索

    品川哲彦

    大谷大学西洋哲学・倫理学会  2009年6月 

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    開催地:大谷大学  

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  • ケアの倫理の問題提起

    品川 哲彦

    南山大学地域研究センター共同研究『EU統合の理念と現実』2008年度第3回研究会  2008年12月 

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    南山大学地域研究センター共同研究

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  • 「仕事・職業・労働」をとりまく状況の倫理学的考察

    品川 哲彦

    日本倫理学会  2008年10月 

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    第59回日本倫理学会共通課題(シンポジウム)「仕事・職業・労働」の企画実行委員としてパネリストを務めた。

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  • 大学は小論文入試に何を求めているか

    品川 哲彦

    第一学習社、小論文研修会  2008年7月 

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  • ケア・責任・正義の相補的連関に関する倫理学的研究

    品川 哲彦

    国会図書館、関西大学図書館に寄贈  2007年3月 

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    2004-2007年度科学研究費基盤研究による研究成果の報告書

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  • 学校インターンシップ 学生・学校・大学にとってのメリット

    品川 哲彦

    日本学生支援機構大阪支部・大学コンソーシアム大阪共催シンポジウム「学校インターンシップの意義ともたらす効果」  2006年11月 

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  • ケアの倫理について

    品川 哲彦

    楽学舎  2005年11月 

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  • 倫理とリスク・コミュニケーション

    品川 哲彦

    公開ワークショップ「原子力リスクコミュニケーション活動の新たな成果を発信する」(原子力安全基盤調査研究「原子力の社会的リスク情報コミュニケーションシステム」プロジェクト)  2005年10月 

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    原子力安全基盤機構安全基盤調査研究

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  • 人間性とキャリア形成を促す学校Internship 小中高大連携が支える学外型実践教育の大規模展開

    品川 哲彦

    平成17年度特色ある大学教育支援プログラムフォーラム  2005年10月 

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  • 特色GP「人間性とキャリア形成を促す学校Internship 小中高大連携が支える学外型実践教育の大規模展開」

    品川 哲彦

    毎日新聞大学教育改革フォーラム  2005年10月 

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  • 倫理、倫理学、倫理的なるもの

    品川 哲彦

    日本倫理学会  2005年10月 

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    日本倫理学会第56回大会共通課題(シンポジウム)「倫理学の現実(リアリティ)」にパネリスト6名(桑子敏雄、品川哲彦、清水哲郎、児玉聡、中岡成文、根本直美)のひとりとして報告したもの。

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  • ケアの倫理の問題提起とその位置づけ

    品川 哲彦

    日本法社会学会、2005年度学術大会全体シンポジウム「法主体のゆくえ」  2005年5月 

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    科研費基盤研究

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  • 環境倫理学の観点からのコメント

    品川 哲彦

    経済産業省原子力安全・保安院安全基盤調査研究「原子力の社会的リスクコミュニケーションシステム」プロジェクトワークショップ  2004年12月 

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  • 学校インターンシップ 大学コンソーシアム大阪の新たな試み

    品川 哲彦

    第1回全国大学コンソーシアム研究交流フォーラム  2004年11月 

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  • ベルク教授との対話 倫理学(環境倫理学を含む)の観点から

    品川 哲彦

    国際シンポジウム 風土と技術の近代  2004年10月 

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    科研費基盤研究

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  • 人間はなぜ存続すべきか

    品川 哲彦

    関西哲学会、第57回、シンポジウム「人間は特異な存在者か}  2004年10月 

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    科研費基盤研究 20040401-

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  • 大学からみた高大連携の理念と目的

    品川 哲彦

    大学コンソーシアム大阪第9回大学・高校交流専門部会と府内高校の校長会等との懇談会  2004年10月 

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  • 高大連携について

    品川 哲彦

    民主教育協会近畿支部学生生活セミナー  2004年8月 

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    大学・高校間の連携について、関西大学が行っている事業の報告と、大学にとっての意義を説明。内容は『IDEセミナー報告書 大学教育再考 学生生活2004』(民主教育協会、2005年3月20日、p.41-p.49)に収録。

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  • 研究総括――現代の倫理的諸課題に対処しうる規範学の再構築

    品川 哲彦

    関西大学、現代の倫理的諸課題に対処しうる規範学の再構築  2004年3月 

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    平成15年度関西大学重点領域研究「現代の倫理的諸課題に対処しうる規範学の再構築」研究成果報告書に、研究代表者として、研究を総括して報告したもの

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  • 産業保健にかかわる個人情報

    品川 哲彦

    サンユー会、産業医・実務担当者セミナー  2003年10月 

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  • 看護の本質がケアにあること

    品川 哲彦

    佐賀医科大学附属病院看護職員研修  2002年12月 

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  • 応用倫理学の意義と情報倫理学の位置

    品川 哲彦

    FINE(情報倫理の構築)、千葉フォーラム、第29回  2002年11月 

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    no.50をみよ。

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  • 応用倫理学に関わる理由

    品川 哲彦

    哲学若手研究者フォーラム  2002年7月 

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    200204-200403

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  • 教養教育カリキュラム改革をどのような視点から解釈するか

    品川 哲彦

    第1回21世紀の”新”教養教育の構築  2001年3月 

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    倶進会研究助成金 2000-2003

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  • 全体討議のための報告補遺

    品川 哲彦

    日本倫理学会、倫理学年報  2000年3月 

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    日本倫理学会第50回大会シンポジウム「20世紀 倫理学への問い」の全体討議への補遺。大会で報告したさいにいただいたご質問への応答を記している。534をみよ。

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  • 脳死はひとの死か? この問いのあいまいさ

    品川 哲彦

    在日朝鮮人医学協議会、第22回学術報告会  1999年11月 

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    在日朝鮮人医学協議会の第22回学術報告会で講演したもの。526をみよ。

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  • 倫理学の応答能力 生命倫理学を手がかりに

    品川 哲彦

    日本倫理学会、日本倫理学会第50会大会シンポジウム「20世紀 倫理学への問い」  1999年10月 

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    日本倫理学会第50回大会シンポジウム「20世紀 倫理学への問い」の全体討議の報告者(加藤尚武氏と私)のひとりとして報告したもの。標題のシンポジウムでは、戦争と革命、国家はなぜ必要か、日本的なるもの、科学技術と倫理学、ジェンダーとセクシュアリティ、情報社会の六つのテーマがとりあげられた。これらのテーマは、社会生活に根ざした、したがって、だれにもふりかかりうる実践的問題である。実践的問題にとりくむなかで、倫理学および倫理学者の果たす役割は、20世紀の倫理学が提示した主張をまともにうけとめたときに、何でありえ、何であるべきか。34をみよ。

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  • 自然・環境・人間

    品川 哲彦

    関西哲学会、第51回大会シンポジウム「環境としての自然」  1998年10月 

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    関西大学第51回大会シンポジウム「環境としての自然」にパネリストとして発表した。33をみよ。

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  • 隠れたしかたで働いている規範

    品川 哲彦

    日本倫理学会、第40回大会  1989年10月 

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    日本倫理学会第40回大会シンポジウム(共通課題「規範の基礎」1989年10月21日)にパネリストとして発表したもの。12をみよ。

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  • フッサールにおける習性の問題

    品川 哲彦

    関西哲学会第39回大会  1986年10月 

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    関西哲学会第39回大会(名古屋大学、1986年10月10日)で口頭発表。504をみよ。

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Works(作品等)

  • 関西倫理学会2018年度大会シンポジウム 「超越」と倫理学

    品川哲彦, 森田美芽

    2019年6月

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  • 可能性としての中世

    品川哲彦

    2014年10月

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    発表場所:一橋大学  

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  • ワークショップ『生命の哲学』の可能性を考える

    森岡 正博, 品川 哲彦

    2009年4月

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    発表場所:京都大学  

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  • 制度としての福祉

    品川 哲彦, 水谷雅彦

    2005年4月

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    関西倫理学会2004年度大会シンポジウム「制度としての福祉」のディスカッションを司会として要録したもの

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 科学研究費補助金、基盤研究(S)、尊厳概念のグローバルスタンダードの構築に向けた理論的・概念史的・比較文化論研究

    2018年 - 2022年

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    資金種別:競争的資金

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  • 科学研究費補助金、基盤研究(B)、先端医療分野における欧米の生命倫理政策に関する原理・法・文献の批判的研究

    2018年 - 2020年

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    資金種別:競争的資金

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  • 科学研究費補助金、基盤研究(B)、世界における『患者の権利』に関する原理・法・文献の批判的研究とわが国における指針作成、研究代表者小出泰士

    2014年 - 2017年

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    資金種別:競争的資金

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  • 科学研究費補助金、基盤研究(A)、尊厳概念のアクチュアリティ――多元主義的社会に適切な概念構築に向けて、研究代表者加藤泰史

    2013年 - 2017年

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    資金種別:競争的資金

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  • 科学研究費補助金、基盤研究(B),世界における終末期の意思決定に関する原理・法・文献の批判的研究とガイドライン作成、研究代表者盛永審一郎

    2011年 - 2013年

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    資金種別:競争的資金

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  • 大阪府立大学21世紀科学研究機構、環境哲学・人間学研究所、客員研究員

    2009年 - 2024年

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  • 大阪府立大学21世紀科学研究機構、現代生命哲学研究所、客員研究員

    2009年 - 2012年

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    資金種別:競争的資金

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  • 科学研究費補助金、基盤研究(B)、生命・環境倫理における「尊厳」・「価値」・「権利」に関する思想史的・規範的研究、研究代表者盛永審一郎

    2008年 - 2010年

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    資金種別:競争的資金

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  • 日本文化研究センター共同研究、日本の近代化における技術と身体の思想、研究代表者木岡伸夫

    2004年

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    資金種別:競争的資金

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  • 関西大学重点領域研究助成、現代の倫理的諸課題に対処しうる規範学の再構築、研究代表者品川哲彦

    2003年

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    資金種別:競争的資金

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  • 倶進会研究助成、21世紀の大学における”新”教養教育の構築 ―教養教育の目標の明確化および継続的改善のための具体的方策の確立、研究代表者札野順

    2001年 - 2003年

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    資金種別:競争的資金

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  • 科学研究費補助金、総合研究(A)、応用倫理学の新たな展開 -倫理学におけるミクロ的視点とマクロ的視点の総合をめざして-、研究代表者佐藤康邦

    1994年 - 1995年

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    資金種別:競争的資金

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  • 科学研究費補助金、一般研究(B)、表現におけるアイコニシティと意味作用、研究代表者金田晋

    1993年 - 1995年

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    資金種別:競争的資金

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社会貢献活動

  • 関西医科大学再生医療等倫理審査小委員会委員

    2017年4月 - 2022年3月

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  • 日本学術振興会国際事業委員会書面審査委員

    2016年8月 - 2018年7月

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  • 日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員

    2016年8月 - 2018年7月

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  • 大阪大学大学院文学研究科外部評価委員

    2011年10月 - 2012年3月

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  • 日本学術振興会国際事業委員会書面審査委員

    2011年8月 - 2013年7月

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  • 日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員

    2011年8月 - 2013年7月

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  • 日本学術振興会国際事業委員会書面審査委員

    2005年 - 2007年

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  • 日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員

    2005年 - 2007年

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  • 日本学生支援機構平成17年度大学等の地域的な連携を促すための事業 学校インターンシップ導入マニュアル編集委員会委員長

    2005年

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  • 関西医科大学ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査小委員会委員

    2004年 - 2017年

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  • 関西医科大学疫学研究倫理小委員会委員

    2004年 - 2017年

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  • 八尾市職員倫理委員会委員

    2002年 - 2006年

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  • 日本学術振興会科学研究費委員会専門委員

    2002年 - 2004年

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教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

  • 授業の種類に応じて、Webによる予習小テスト、復習小テスト、レポートの受領と添削しての返却をおこなっている。講義科目の成績評価については、その講義の前年度の成績分布を最初の授業で紹介し、適切な授業の受け方(毎週の小テストの受験など)をガイダンスしている。オフィスアワーを週1回もうけて、質問と相談にあてている。

作成した教科書、教材、参考書

  • 『倫理学の話』、品川哲彦著、ナカニシヤ出版、2015年10月27日、1-276頁。
    『アウシュヴィッツ以後の神』、ハンス・ヨナス著、品川哲彦訳・解説、法政大学出版局、2009年9月20日、1-224頁。
    『正義と境を接するもの 責任という原理とケアの倫理』、品川哲彦著、ナカニシヤ出版、2007年10月25日、1-325頁。

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

  •  特になし

その他教育活動上特記すべき事項

  • 関西大学の高大連携事業の一環として、高校での出張講義を毎年1-3回行っている。